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保育園と子育てをするということ

月が替わり、年度も変わりましたね。今年度、娘は4年生に上がります。
もうすぐ10歳。
4年生に上がると塾を検討したり、部活が始まるので習い事について調整したりと色々考えることが増えます。
娘の将来については私なりにいろいろ考え、準備もそれなりにしてきたつもりですがここ数か月が一番、実務的に深く考えてる気がします。

思えばこの10年、あっという間でした。

振り返ってみると、子育てや主婦業が全く向いてない私は娘と二人きりの専業主婦時代が辛くて辛くてしょうがなかった。
元々陰キャなのでママ友もほとんどおらず、地元を離れて嫁いできたので近くに知り合いもいない。
友達は就職したばかりで子どもがいる子なんて一人もいなかったし、仕事で忙しそう。
児童館も行ってみたけど、あんまり向いてなかったし…。
働きたいから娘を保育園に入れたいと思っても、待機児童が多いと聞くから専業主婦の私は保育園に入れることなんてできない…と悶々としながら日々を過ごしてました。

転機は娘が1歳の時。たまたま公立保育園の連盟が主催したイベントがあって、重い腰を上げて遊びに行ってみました。
そこでは公立保育園の保育士さんが遊んでくれて、娘もとても楽しそう。

何より、一つ一つの「できた」をすごくすごく褒めてくれる。

私と二人きりでいると、私は娘の「できた」よりも「できないこと」や「困ること」に目が行きがちで、全然うまく褒めたり共感してあげることができず可哀想。
それなら保育園に入って、たくさんの人とかかわって、たくさん褒めてもらう方が娘にとっていいんじゃないか?と心から思いました。

その場にいた保育士さんに「仕事をしてないから入れるのが難しいかも…」と話すと、求職中でも申し込みはできるからとりあえず申し込んでみたらいい。と教えてくれたので、週明けに役所に申し込みに行きました。

申し込みはとりあえず手当たり次第に近くの保育園を第6希望まで書いて、そこから急いで保育園見学。時期的に見学を断られる園もあったけど、一時保育で利用したことのある園も含めて希望順位を決めなおし、変更手続きをしました。

結果的に第一希望は落ちたものの、諸事情でその年の希望者が激減していた第二希望の園に受かり入園できることになりました。

1歳半ほどで保育園に入った娘はあっという間に保育園に慣れ、お友達もたくさんできました。
怪我やケンカのトラブルもそれなりにはあったけど、今でも「保育園楽しかった。また行きたい。」というほど5年間の楽しい園生活を送ることができたようです。

通っていた保育園は1学年1クラスの園だったので、上下の学年との繋がりも深く、5年間でたくさんのお友達と遊び、たくさんの先生に関わってもらいました。

正直、親の性格によっては児童館や子育てセンターに積極的に赴いて、社交的に人とかかわるのが苦手なケースもあると思います。
子どもを産んで母親になったからって言って、誰もが社交的になれるわけでもないし。

その典型例である私は、「保育園」という存在にとても助けられました。

たまたま名古屋市がやっていた「リフレッシュ一時保育」というサービスの存在を知って利用し、月に2~3回ですが娘を保育園に預けてひとり時間を過ごして心に余裕を持てるようになりました。
保育園に入ってからは、いろんな先生たちから私が知らない娘の良いところを聞いて、娘の素敵な一面を知ることができました。
ずっと一緒にいると、可愛い娘のはずなのに一緒にいるのが辛くなる時もあったけど、保育園と職場という離れたところにいると愛しく愛しく感じて早く会いたくなったり。

保育園に預けてたくさんの人が娘のことを見てくれたからこそ、良かったことがたくさんあります。

現在、親が働いていなくても子どもを保育園に入れることができるようになる案が検討されてるそうです。

その制度によって私のような人が一人でも救われて、心穏やかにお子さんと良い関係が築けると良いなぁと思います。

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