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#022 | 白井市立南山保育園 | 保育士 T.Mさん

こんにちは。えんみっけ!事務局です。
保育士インタビュー第22回は、千葉県白井市 白井市立南山保育園 入社1年目 保育士 T.Mさんにお話を伺いました。




ー担当業務、役割を教えてください。

2歳児クラスの担当として、日々子どもとの関わりや、書類作成等の業務を担当しております。
2歳児クラスは園児数24名を正規職員3名と補助職員2名の計5名で担当しています。
 
(職員の中に同期の方はいますか?)
南山保育園にはいませんが、白井市には公立保育園が3園有りまして、各園に1名ずつ配置されています。
同期とは研修などで顔を合わせる機会も有り、出身校や年齢も異なるのですが、定期的にご飯会を行い、情報共有や、自分の仕事の悩みを相談したり、仲良くしております。
 

―公立保育園で働きたいと思い始めたのはいつ頃から?

学生時代に自分の保育観として、日常生活を大切にして、自然や様々な遊びの中から子どもが学べるような保育環境が私には合っているなと考えていました。
公立園は教育指針などが国の方針に基づいた保育を行っているので、特別なカリキュラムが入ることもなく、私の目指しているものが出来ると思い、志しました。
 
大学1年生の時は座学を通して保育を学ぶことに精一杯で、そこまで将来のビジョンは明確ではなかったのですが、二年生の終わりから三年生にかけて行った実習や、日々の授業を通して、こういうものが理想だなとビジョンが明確になっていった感じですね。
 
(どういう保育をしたいか自分のことを棚卸するのに自己分析ツールなどは使いましたか?)
自己分析も大事だと思いますが、私は『自分は他者にどう見えているのか』ということを重要視していました。それで、大学の先生や同期、また、大学とは別な環境での評価も知りたかったので、アルバイト先で一緒に働いていた方々にも「私ってどんな人に見えていますか?」とお尋ねして、〝周りから見られている自分″と"自分が考えている自分″の違いをノートにまとめて分析をし、面接対策でも活用しました。


 
(“周りから見られている自分”で一番意外に感じたことは?)
『真面目』と言われることが多くて、自分ではひょうきんなタイプかなと思っていたので(笑)ああ、そんな印象があるのだなと思いました。
『周りからは真面目という評価をいただいてる』と面接で伝えました。

―公立保育園の保育士を目指して努力したことは?

保育士資格の他に、自治体実施の保育士公務員採用試験では一般教養・専門知識の筆記試験もありますので、大学三年生の夏ぐらいから教材を購入して、同じように公務員保育士を目指してる大学の友人と一緒に勉強をして苦手な部分を潰していきました。
また面接対策もかなり行いました。
具体的には、就職課に通って、10回ほど面接練習をしていただきました。

―白井市立南山保育園の自慢は?

お休みが取りやすい環境が良いところだと思います。
私が体調を崩した時、先輩方に「大丈夫だから病院に行って、休んだ方がいい」と言っていただいたり、夏休みはクラスで調整し、お休みは取りやすい方だと思います。
 
幅広い年齢層の職員と一緒に働くことで、保育という正解のないことに対して多様なアプローチを勉強でき、自分にとってプラスになっていると思います。
様々な子ども達と接することで、個性豊かな保育が勉強できると思います。

白井市立南山保育園

―園で働くために学生時代に力を入れていたことは?

就職活動の話にもなってしまうのですが、出身は茨城県なので白井市の地域性を知るということも含めて、電車で複数回白井市を訪問しました。
公立園のどこに配属されるのか受かってみないと分からなかったので、市内公立園すべてを廻り、周囲の環境を知ることに力を入れました。

ー就職活動時園見学は?

大学が千葉県なので千葉県内を中心に就職活動をしました。
自分で園周辺を見るということは複数園行いましたが、実際に園見学に行ったのは流山市の私立園1園です。

―働いて一番悩んだことは?またそれをどう解決してる?

実際に保育をしてみて、一日の生活の流れを組み立てるところが難しいことです。
「何時に何をする」と決まっている予定が少なく、私がリーダーの週は活動内容を決めて生活の流れを作らなくてはいけないので、子どもたちをいかに楽しませながら日常生活を送ってもらうかが難しく、中々上手く進みませんでした。そこで、一緒にクラス担任している他の先生に足りないところを教えて貰ったり、紙に一日のスケジュールを細かく書き出すことで解決していきました。
子どもたちに好きな絵本や手遊びを楽しんでもらうために、○○があったら○△をする、△○があれば△△をする、そのためには○△○△をするなど、臨機対応の方法なども書き出したことで頭の中が整理され、ちょっとした時間に確認ができ、悩みがクリアになっていきました。
 
(現在保育士1年目で、組み立てられてきたなって、感じだしたのは働き出して何ヶ月経ってから?)
ごく最近です!正直、12月ぐらい。

(担当している係は?)
他に係はありませんが、クラス担当5名のうち正規職員は先輩2名と私の3名なので、保護者対応はかなり経験させていただいています。
最初の頃は私がぎこちなかったので、保護者の方も同様な雰囲気になってしまい、他の先生とは和やかに話している保護者の方も、私と話すと「あっ・・・」と固まってしまうことも多かったです。笑
そこで、なるべく子どもの良かったこととか、こんな発言がとても面白かった、こんなことできましたよと、小さなことでも日々お伝えしていくことで、保護者の方とコミュニケーションを取り、信頼関係を作っていくようにしました。
マイナスなことをお伝えする場面でも、日々のコミュニケーションにより伝えやすかったということはあります。

ー園で働く理想と現実のギャップはありますか?また対応方法や改善案は?

働く前は楽しく良い姿しかイメージできていなかったので、実際の大変な部分にギャップを感じています。
保育の難しい部分を全くイメージできていませんでした。
書いた事のない書類が多く、それこそ連絡帳の書き方、表現やコミュニケーションの取り方が難しいなと感じでいますが、繰り返し、少しずつ経験を積みあげていこうと思っています。
連絡帳も「こんなことできました」など、成長を感じられるようなことをたくさん書くようにしています。
ご家庭でのお食事の時間などに「連絡帳にこんなこと書いてあったよ」など話題にしてもらえたらいいなと思いながら書いております。
(最初にお話しいただいた日常生活を大切にした保育ですね!)

ー最後にこれから保育士を目指す学生さん、求職者に向けて一言!

子どもの成長を近くで実感できる職業です。ぜひ挑戦してみてください。


ご自身が働きたいと思う園を明確にし、それに向かって取り組んだことなど
就活生の方には参考になるお話しだったのではないでしょうか。
私たちもお話しを聞いていて真面目な方だなという印象でしたが、とても話しやすく
明るい笑顔も印象的でした。
T.Mさん、ありがとうございました。

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取材日:2024年2月6日
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今回お話をお伺いした白井市立南山保育園の情報はえんみっけ!サイトにてご確認いただけます。


インタビュー掲載期間:2026年3月31日迄


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*直接聞きにくい事もえんみっけ!が間に入ってお聞きします。
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