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コロナをきっかけに考える「リスク思考法」②

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家族と会社の世代交代を
アシストします、
弁護士の盛田哲矢です^ ^

本日のお話は、

コロナをきっかけに考える「リスク思考法」②

です。

1 前回のお話

前回のお話はこちらです!

一言で言えば、
「リスク」が行動の「判断基準」になるという内容でした。

今回は、
どうしてリスクが判断基準となるのか?
です。

2 どうしてリスクが判断基準になるのか?

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 ⑴ 判断基準とは

その前に、判断基準とは何でしょうか?

特に難しいことはありません。

「判断基準」とは、
複数の選択肢がある場合に、どれを選ぶかの基準です。

複数の選択肢からどれか1つを選択する決断の手助けをしてくれるもの、
とも言えますね^ ^

 ⑵ リスクを前にとる行動は2種類しかない

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リスクが判断基準になるということは、
リスクを考えることで、複数の選択肢から1つを選択する決断ができる
ということです。

どうしてかというと、実は、

リスクを前にしたときの行動は2種類のみ

だからです。

その2種類がこちらです。
①回避するか
②背負うか

複数の選択肢があっても、
それぞれの選択肢のリスクを検討してみて、
①回避するか
②背負うか
を検討すればよいのです。

この区別をすれば、リスクを判断基準として使うことができます^ ^


3 リスクを「回避する」

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これはわかりやすいでしょう。

「 リスク = 危険 」です。

危険な状態はできれば避けたいですよね?

ですので、選択肢のリスクを検討して、
これは危険だ、危ない、と思ったものは、
回避するための行動を選びます。

例えば、
外出して、手洗い・うがいをせずに、手掴みで食べ物とを口にすると、
感染症にかかってしまうリスク
があります。

感染症にかかりたくはないので、
そのリスクを回避するために、
外出先から帰宅したら、手洗い・うがいをします。

これが、リスクを回避するということですね。


4 リスクを「背負う」

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「 リスク = 危険 」なので、
リスクはとにかく避けなければならないと思うかもしれません。

しかし、実は、
リスクを「背負う」ことも必要
なのです。

 ⑴ 「避けきれない」から「背負う」

例えば、
感染症にかかりたくないとしても、全く外出しないことは事実上不可能です。

外出して、何にも触れずに過ごすことも、事実上不可能です。

このような場合は、
リスクを背負って、外出したり、物に触れたりせざるを得ません。

言い方を換えれば、
外出して得るべき利益、達成すべき目的(仕事をする、買い物をするなど)のために、外出したり、物に手を触れたりするリスクを背負う
ということです。

利益を得たり、目的・目標を達成するために、
リスクを「背負わなければならない」場面
はあるのです。

以上は、どちらかというと、避けきれないリスクを背負うというニュアンスです。

 ⑵ 「より大きな成果のため」にリスクを「背負う」

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他方で、より大きな成果を得るためにリスクを背負う場面もあり得ます。

例えば、
未知の感染症に効く薬を開発しようとするときに、
作った薬が効かないかもしれないし、
投下した開発費用を回収できないかもしれないけれど、
人々の役に立つ必要とされるものであり、
うまくいけば投下資本の回収もできるはずだから、
チャレンジしてみる!!

というときなどです。

人々の役に立ち必要とする商品・サービスを提供するために、
投下した金銭を回収できないリスクを「あえて背負う」、
ということですね。


5 回避?? or 背負う??

このように、
とある選択肢のリスクを考えたときには、
①回避するか
②背負うか
の2つしかなく

どちらにするかを判断できれば、行動に移ることができるわけです。

では、どうやって、①回避するか、②背負うかを判断したらよいのでしょうか??

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その答えは・・・

長くなるので次回にしたいと思います!^ ^


以上、
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弁護士の盛田哲矢でした!^ ^


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