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ホームアンドアウェイの功罪

 サッカー日本代表、北朝鮮戦が中止になったという。

 サッカーの試合の多くは、ホームアンドアウェイ方式で行われている。そうでないと公平性が保たれないからだ。

ホームアンドアウェイ方式は、サッカーを含む多くのスポーツで採用されています。この方式の主な理由は、公平性を保つためです。ホームチームは自分たちのスタジアムでプレーすることで、慣れ親しんだ環境と地元ファンの声援を受けることができ、これがパフォーマンスにプラスの影響を与えると考えられています。一方で、アウェイチームは普段と異なる環境でプレーすることになり、これが不利に働くことがあります。したがって、各チームがホームとアウェイで1試合ずつ対戦することで、それぞれのチームが有利な条件下でプレーする機会を均等にすることができます。

また、ホームアンドアウェイ方式は、リーグ戦を通じて試合数を増やし、興行収入を増加させるという経済的な利点もあります。さらに、各チームが自分たちのホームタウンで試合を開催することにより、観客動員の均等化にも寄与します。

ただし、この方式には欠点もあります。例えば、ホームゲームの開催順序や時期によっては、一方のチームに有利不利が生じる可能性があります。また、移動距離や日程が増加するため、金銭的、体力的な負担が大きくなることも指摘されています。

Microsoft Copilotの回答

 北朝鮮のホーム戦が開催できない場合、北朝鮮に不利になるのだが、日本の感染症の動向が影響を与えているという。

北朝鮮は日本国内で問題となっている「連鎖球菌毒性ショック症候群(STSS)」に対する防疫上の措置として、試合開催を放棄したと伝えられる。

https://nordot.app/1144385077255553624?c=768367547562557440

 これが本当かウソかは分からないが、ホーム戦が取りやめられた試合をどう取り扱うのかが大きな問題となっている。

 ホームアンドアウェイで印象深いのが、イランの首都テヘランで開催された日本代表戦だ。

日本のサッカー関係者およびファンにとって、2005年3月25日のワールドカップ(W杯)アジア最終予選、アウェーのイラン戦(1−2)は、会場の雰囲気の異様さにおいて、今や伝説となった感がある。何しろ10万人収容のスタンドが、男性のみで埋め尽くされていたのだから当然であろう(イランでは法律により、女性のスポーツ観戦が禁じられている)。これまで私も、世界中のさまざまなスタジアムで取材してきたが、10万人もの男たちが一斉に歓声と怒号を発する光景を目の当たりにしたのは、後にも先にもこの試合のみである。

https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201510140004-spnavi

 これがアウェイの洗礼か…。日本国内の試合では、アウェイとはいえ行儀がよく、そこまで有利不利を感じないことも多いが、これが本当のアウェイなのだ、と痛感した。

 さて、なんでサッカーの話題を取り上げたかというと、このホームとアウェイが、スポーツだけでなく、私たちに様々な影響を与えていると思うからだ。

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