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ロシア語履修者と世界情勢

 なかなか面白い記事を見つけた。

 記事によれば、神戸大などでロシア語履修者が減り、そのかわりウクライナ語の講義に人気が出ているという。

2022年度、第2外国語のロシア語履修者は117人で、例年からほぼ半減した。23年度もさらに減り109人。700人弱が履修する仏語や独語、約千人の中国語には元々及ばないとはいえ、少なさがさらに際立った。

 そこでロシア語の担当教員らで話し合い、同じスラブ語系のウクライナ語講義を開くことに。ちょうど神戸大でロシア語を教える岡野准教授が「ウクライナ語も守備範囲」だった。社会で関心が高い分野を素早く開講したいとの狙いもあったという。

上記記事

 記事中にもあったが、ロシア語は国際情勢で履修者が増減するという。

 スプートニクショック、ペレストロイカ、ソ連崩壊、アイススケート人気。

 91年のソ連崩壊は、実は私が大学1年でロシア語を学んでいる最中に起きたのではっきり覚えている。

 東大理科2類のロシア語クラスは、91年入学は18人いたのだが、92年入学は9人と半減した。まさに国際情勢の直撃を受けたのだ。

 今日はその記憶を振り返る。

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