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10歩目 反応

骨折の報告をした時の反応は、ハッキリ2つに別れていた。
えー!大丈夫ー!? ホントにー!?(明るめ感情的)
うわー、どうしたの? いやー、引くわー(暗めで冷静)
そんな中でも、転倒する前に一緒に遊んでた職場の子(以後、シュガーボーイ)の反応は、心に刻まれた。

えっ、
やば
パニックです
衝撃的過ぎて言葉がありません

罪悪感で吐きそうっス

シュガーボーイLINEメッセージ

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?って、
そのレスに自分がビックリした。最初は信じてもらえず、ニーブレスしている足の写真を撮って送り、やっと受け入れてもらえた。
「自分で転んだんだし、気にしないで!!!!」
ってレスを返しても、自分よりはるかに深刻に落ち込んでいて、焦った。もしや、自分が楽観すぎてる!?単独事故だし、責任を感じる事ないのに。本当に、びっくりさせてしまったようだった。
シュガーボーイも3年前に骨折し、手術をした経験があって、何か感じたんだのかな。そんなやりとりしていた1時間後、シュガーボーイが荷物を届けてくれた。

・スマホの充電器
・ヘッドフォン
・タンブラー
・買い物袋
・インスタントコーヒー
・缶コーヒー
・割り箸
・使い捨てのフォーク、スプーン
・ふりかけ、海苔
・おかず缶詰
・醤油
・お菓子

シュガーボーイ差し入れリスト

入院セットでは不足していて、痒い所に手が届くモノたち。コーヒーが好きなのをわかってくれてるセレクトもあって喜び。入院生活を送っていただけあって、流石。真っ先に駆けつけるとは、こうゆう事なのかと実感した。
「実家が病院の側なので、呼んでくれたらすぐ行きます!」
って、住んでるのは実家じゃないのに、ありがたい言葉。
その後も、4、5日に一度くらいのペースで適当な差し入れを持ってきてくれて、毎度嬉しくて泣きそうになっていた。
後日談で他の職場の子が、
「えんどぅさん入院した時、シュガーボーイの顔が青冷めて覇気なかったんですよー」
と教えてくれた。
心配してくれたんだなぁ。心配させてしまったんだなぁ。
身体を張った人生のネタ、と思ってた自分は反省をしました。
ごめんなさい。

その時は入院したてで、あまり感じていなかったのだけれど、日が経つに連れ、己との対面があり、不安と孤独に襲われる。面会ができないコロナ禍の個室ではポツネンと自分がいて、寂しいと少し違う感情。切羽詰まった気持ちに近い。感情失禁で泣いたりはしなかったけれど、泣いちゃう人もいるんだろうなぁ。間違いなく、一度は落ちるメンタル崩壊。
繰り返し唱えるのは、生きてて良かった、頭を打ってなくて良かった。
骨は、治る!
とまぁ、思っても実際痛いし、どうなるかなんて、わからないわけで。
それが、骨折というやつなわけで。

自分自身が受け入れたのは、入院3、4日目くらいになってからだろうか。あれ?あれあれ?って。やっぱ、現実だわって。それまでは、諸々の連絡や手続きとかで、頭がいっぱいなわけでした。

テンション足りなかったんだな。

渚にまつわるエトセトラ(cover) / グループ魂

曲の前半は、コールアンドレスポンスです。
聴く際は、テンションにご注意。
ホント、怪我だけには気をつけるようにね
っていう台詞が沁みる。
サンキューでぇーす。
このコンピレーションアルバム、TheBirthday目当てだったのに、阿部サダちゃんで、全部持って逝かれた思い出の一枚。
TheFirstというオーディション番組を拝見していた時期で、「世界獲るぞー!!」とか、めっちゃ頑張ってるボーイ達をみていて。いやぁ、ゆるく天下獲っちゃってたPuffyって凄くね?と比較対象にしてました。
ボーイ達よ、ごめん。比べちゃダメだ。それはそれ、これはこれ。
でも勇気はもらったよ。
サンキューでぇーす。
さ、テンション上げてこー!

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