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THE NEWS PAPER PART99を見て

600人越えの大ホールにて

 昨日、思い立って急遽、THE NEWS PAPERの公演を観に行くことにした。
というのも、理由がある。出演者一人が私の大学時代の演劇部「劇団・河原乞食」(この名前もどうかと思うが、私のせいではない。)の後輩にあたる石坂タケシくんが出るからだ。最近、彼が私の存在を知り、Twitterを通じてやりとりはしていた。がしかし、公演があるとはつゆ知らず、たまたま知り、仕事の合間を縫っていくことにした。

 で、場所を見ると有楽町の朝日ホール、行ったことないがキャバを見ると600人越えの大ホールである。(通常は博品館で開催中とのこと。と言われてもやはり、、、)すごい。THE NEWS PAPER、恐るべし集客力だ。元々、テレビでの松下アキラさんの小泉純一郎元首相のモノマネなど、団体の存在はもちろん、知っていたがメインとなる公演を見るのは初体験である。しかも料金を見れば当日7500円、前売り7000円と中々の高額。それだけに観る側のハードルも上がるというものだ。

 で、チラシを見ると。。。

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 特段にタイトルも付いていない。恐らくオムニバス形式のコントが数珠つなぎで披露されるのであろう、だからこそ、あえてタイトルがないのではないか?と勝手に睨む。いざ、会場へ。

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 想像はしていたが、やはりデカい箱だ。このレベルの公演が打てるのは一流の証だろう。さて、幕開けの最初のネタは三味線を演奏風に口上でまくしたてながら、操り人形風に役者が演じていく。さらには、次のネタでは大谷翔平が巨大な竹馬?というのかな、1m以上はあるであろう棒の上に乗りながら、近況を報告するパロディー芸。

 最初の5分を見れば、十分過ぎるほどの芸達者が揃っていることがよく分かる。そもそも17時開演という、およそサラリーマンの客なんか相手にしていない強気な姿勢がどうにも理解しがたいものがあったのだが。。。蓋を開けてみれば、社会風刺ネタを得意とするだけあって、一般常識に長けてなければ、何をパロディしているのか、何を揶揄しているのかも分からないであろう。それゆえの年配者向け、あるいはセレブ風?の客層が多いのだ。とはいえ、決してインテリぶっているわけではない。テレビで言えばワイドショーネタやゴールデンでも通用するような知名度を持つ方々をことごとくいじっている。いや、いじり倒している。

 これは確かに面白い。これは大人を唸らせるわけだ。紅白歌合戦は、多様性の観点からもうやるべきではない!という流れからの勝ち組負け組歌合戦においては、替え歌のチョイス、ダンスのセンスといい、こんなエンターテイナー集団が日本にいたのか?ちょっと驚いた。ネタの選び方も実に王道というべきか、誰もが知る人物を上手く持ってきている。レイザーラモンRGとか、よく時事ネタをすかさず取り入れているが、THE NEWS PAPERも全く負けてはいない。むしろ団体芸が出来る強みも持ち合わせていると感じる。

モンティパイソンのように・・・

 これは、どこまで書くかではあるが皇室のパロディコーナーもびっくりした。こんなモンティパイソンが王室をいじるがごとく、日本ではタブーかと思われるネタはびっくりした。多分、YouTubeでも流せないようなネタかもしれない。これについては恐れ入った。ちょっとだけ、書くと秋篠宮殿下の「夫の人」というあえて小室さんと決して苗字では呼ばないやりとりなど、爆笑した。

 また、松下アキラさんの小泉純一郎さんのモノマネは本当に上手い。なんだろうか、どうでもいいことしゃっべっているけど、引き込まれてしまう話術がある。ずっと、聞いていたくなるなあ。こちらにYouTubeを貼り付けておくので、とくとご覧いただきたい。自分のしゃべりに自分で笑うところは本当に上手いのだ。

 先日のアサヤンでは、劇団ひとり監督を招いての浅草キッドのイベントを開催。その際に、これまた後輩の古澤裕介が出演していることを記した。

 後輩達が若い頃ならともかく40代を超えてなお、エンタメの業界にいることは実に素晴らしい。役者の世界は一番難しいと思うだけに尚更だ。

 最後に、閉幕後に挨拶。後輩といっしょに、、、いいおっさんだな。お互いwww。さて、俺もがんばるべ。

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 私も後輩に負けじと世界を相手にYouTubeをやっております。世界の主婦3人と柴犬による食にまつわるトークショーです。あまりにも画期的すぎて驚きます。ぜひ、チャンネル登録お願いします。

執筆者:島津秀泰(放送作家)
     Twitter:@shimazujaoriya
     Instagram:hideyasushimazu
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