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創造力は究極の不自由に育てられる

前回の「まじで?おれオムニボアだけど」のつづき。

さて私自身は元ハーバボアの現オムニボアですが、人間のベジタリアンのことを一般的には Herbivore 【草食動物】ハーバボアとは呼びません。

通常は菜食主義者(Vegetarian/Vegan)とか呼びますね。

今日は、ベジタリアンはベジタリアンでも
世界にはいろんな食べ方があることなどを
ちょっとご紹介したいとおもいます。

わたしは主に長らくベジタリアン・ヴィーガンの店で働いていたので、

そこに出入りする客をまじまじ観察しながら

菜食主義者のコミュニティのようなものを徘徊して、

「へー!そんな奇妙なカテゴリがあるのか!」
と非常に興味深い食習慣を、人々のなかで垣間見ておりました。

日本にも、同じようにベジタリアンのコミュニティというのは確かにあって、

ヨガを真剣にやっている人々とかヒッピーとか、その他もろもろ
そのような文化を広めようと尽力している人々は大勢いるかと思いますが

ただ世界に出ると、もうそれは人種の数だけ、宗教の数だけ、
人間の数だけルールがありますから
規模というか、複雑さの次元が半端なく違う。

なんとなく学生時代の社会で習ったような、

イスラム教はブタが禁止でナントカ教は牛が禁止、
みたいな

「お肉を食べない」=菜食主義

くらいシンプルだと思ったら大間違いで、やれ赤身の肉はたべないけど白身は食べるとか、(ていうかそもそも肉の赤身白身って何?から始まる)
やれ甲殻類の中でも髭が生えてるやつはだめだけど足が何本あるやつはいい、
やれ普通のたまごは食べていいけど特定の育て方をされたもの以外はダメ
みたいな

本当に、日本人の、ある意味独特の「食に対しての意識」からすると
冗談かと思うような厳密なスタイルを、ひとびとは個々真剣に貫いています。

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