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障害者雇用 転職先のお仕事スタート

前職の最終日。

バウムクーヘン、おしゃれなスープの素、有名パティシエのクッキー、薫り高そうなコーヒー、そして手紙やメールで個人的に送られてくるメッセージ。

色々といただいた。

帰りの電車の中で、泣きそうになった。

ありがたいことだ。

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そして3月1日は、転職先に初出勤した日。

自己紹介をしてくださいねと前もって言われていて、うんうん頭をひねったのだが特に何も出てこなかったので、迷いあぐねた結果、「最初は色々と聞くかと思いますが、早く慣れるよう努力してまいります、よろしくお願いいたします」となんとも平凡にまとめることにした。

どちらかというと堅い雰囲気の会社なので、この平凡極まりない自己紹介が終わると、おかげさまで温かい拍手で迎えていただくことができた。

よかった、よかった。

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初日は人事部の研修を受けた。

そこでは会社のイロハを叩き込まれたほか、パソコン使うときにセキュリティをしっかり守ってね、SNSに内部事情を公表しないようにね、という熱いメッセージを受け、最後には会社独自の体操(ラジオ体操みたいなの)をわいわい楽しく踊って終わった。

途中のお昼休みには、人事部の皆さんと一緒に外にご飯を食べに行った。

事前に「この日はお昼ご飯持参しなくていいですからね」と言われていたので期待していたら、魚料理のお店に連れて行ってくださった。

全国展開されていないお店で、ちゃんと靴を脱いで個室に4人座り、マグロ丼をいただいた。会社の経費で落ちるのだという。こんな体験は初めてである。

マグロ丼は相当美味しいと思う。思うのだが、会話にとにかく一生懸命だったので、味は全く覚えていない。残念だ・・

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人事部の研修が終わった後、いよいよ所属部署にドキドキしながら向かうと、部署のみなさんが優しく迎え入れてくださった。

私の指導を担当してくださる方がいらっしゃって、若いお兄ちゃんなのだけど、根が本当に真面目で、頭の回転が早くて、でもちょっとお人好しだからたぶん言い争いとか絶対に負けるタイプである。

・・密かに心配なのである。


私の業務も会社の動きも業界の専門用語も必死に覚えながら、ときに隣の席の若いお兄ちゃんが上司に怒られないかとお節介にもヒヤヒヤしながら、転職先の仕事がスタートした。

将来私が活躍したい!とかいう大望は全然なくて、とにかく大きな問題を起こすことなく、平和に働き続けていきたい、とつくづく思う今日この頃である。

うまくいくといいなあ。

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