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たくさんの人と出会う中で身に付けた、他人の捉え方

今回は、人と出会う機会の多い私たちが、出会いの場数をこなす中で身に付けた、『他人の捉え方4つ』をお話ししようと思います。


2人で起業する前も、起業してからも、私たちは本当にたくさんの人に会っています。
ゆりちゃんも私も、経営者の集まる大人数の会、少人数の飲み会、合コン…様々な会に足を運んできました。


そこには新しく出会う人もいますし、学生時代の友達といった既存の知り合いも混ざっています。


当たり前なのですが、会う人みんな、職業も価値観も考え方も、それぞれ違いますよね。
他人の捉え方とは、言い換えれば、”他人を受け入れる力”みたいなものなのかもしれません。


人との違いを受け入れられず、モヤモヤしてしまうことって誰しもあると思うのですが、
そんな人間関係に悩みを感じている方にとっても、「こう考えるのありかもな~」って思って参考にしてもらえたら嬉しいです。


4つを順番にご紹介します。



1.自分の当たり前は他人の当たり前じゃないことを忘れない

まず大前提、

  • 生きてきた過程

  • 育った環境

  • 今置かれている状況

  • 現在関わっている人

自分と他人では何もかもが違うので、当たり前も”当たり前”に違ってきます。


でもこれって意外と忘れがちで、ある時ふと気付いたりするんですよね。
自分の当たり前を押し付けるのもよくないし、他人の当たり前を無視するのもよくないことです。


だから結局は、違和感があった時点で細かくすり合わせする必要があります。
もはや”自分の当たり前”を持たない方が楽なのかも、と思うくらいです。


それくらい、自分の当たり前の強要はしたくないですし、他人が当たり前だと思っていることの事実にも気付いて、受け入れていく姿勢でいたいなと日々思います。

2.否定しない

相手を否定しないということは、人と関わるうえで今でも私たちが一番気を付けていることです。
いっぽうで、簡単にはできないと思っていることでもあります。


これには体験談があります。
過去私たちは、直接相手には言わないものの否定的である時期がありました。
一番わかりやすいのは”会社員の否定”です。


会社をつくりたてくらいの去年は、とにかくやることが多くて、目の前のタスクが山積みでした。
自分たちの手だけでは回らないので、手伝ってくれる人を見つけて動かしたりして、土日も全く休まず稼働していました。


そんな日々を送っていたので、土日にしっかり休んでいる会社員の気持ちが段々と分からなくなっていったのです。
日に日に”会社員の感覚”を忘れていきます。


飲み会で会社員の人が来ても、「話が合わないからつまんないな」と思ってしまったり、「付き合うなら自分で仕事してる人じゃないと無理だな」と決めつけてしまったり。。。


そしてそのうち、会社員の人を”価値観の合わない人”として認識し始めました。


無意識のうちに”会社員は自分とは交われない人”として一線を引き、2人で共感しあっている時期があったのです。


会社員の話にとどまらず、ちょっと違う環境に身を置いていて、価値観も異なる人に出会うと、もちろん毎回ではないのですが
「こういう人は無理だよね。」
と自分たちの枠の外の人として否定することがありました。


しかし会社を始めて1年、自分たちと異なる人に対して否定的ではなくなりました。


おそらく、人を抱える中で、違うタイプの人とのコミュニケーションや理解が必須になったからだと思います。


『クリエイターと仕事するのが難しかった』でも詳しく書いていますが、違いを受け入れざるを得ない、という状況を多々経験しました。


だから今は、自分たちとは全く違う環境で仕事をして、お金の使い方も、休日の過ごし方も違う人に会っても、
「それはそれでいいよね。」
と思っています。(心の底から)


すんなりと受け入れられ、否定的でなくなりました。
自分の生き方に良い悪いを決めるのは、自分自身だけで良いのだと思います。


3.ふんわり分類する

『人を分類する』というワードだけ聞くと、全然良いことだとは思えないのですが、私は人をカテゴリー分けしたほうが、結局は他人との関わりが楽になると思っています。


2022年にレコード大賞をとったSEKAI NO OWARIの『Habit』という曲を知っていますか?


歌詞の最初が
「君たちったら何でもかんでも
分類、区別、ジャンル分けしたがる」
なのですが、私はまさにこれで良いと思っている派です。
※この曲は友人に”なつみちゃんの曲”として認識されてます。


私の場合、カテゴリー分けの判断基準は性格、仕事の仕方、過去の経験です。


例えば、この人は
「安定志向なのでリスクを冒すのが怖いだろうから、人から見えないところでも考えてコツコツ努力して、今の大手の会社で実績を残し、しかるべきタイミングでちゃんと結婚とかもするタイプ」

「仲間を意識せずとも一人で着実に頑張れるから、情で仕事をするんじゃなくて条件ベースで案件を見極めてくるタイプ」

「過去〇〇での挫折経験からコンプレックスがあって、営業で新規開拓をしていくのは苦手だけど、気持ちに敏感な分、成約した後の相手と関係性を深く築いていくのは上手なタイプ」

といった具合です。
(これはあくまで一例です)


自分の中で、この人はこういうカテゴリーに当てはまる人だな、と位置づけができると、その人と関わるのがめちゃくちゃ楽になります。


もちろん、自分のフィルターを色濃くかけすぎるのは良くないですが、ある程度割り切って接することができるので、『Hbit』おすすめです。(笑)


4.良いところを見つけて、その人がどんな場面で活躍できるかを想像する

もちろん、出会った人と一緒に仕事や何かをする未来が全く存在しなくてももいいんです。


上記のような分類をした後で、ただただ、この人はどんな場面で輝ける人なのかな、と想像します。
想像すると、目の前の人がなんだか愛おしく思えてくるんです(笑)


自分と価値観や考え方の異なる人に出会うと、どうしても悪い部分ばかりが見えてきてしまうことがよくありますよね。


でも、目の前の人にも、絶対に良いところやその人にしかできないような得意なことがあるはずです。
だからこそ、別に一緒に何かをするとか、ずっと一緒にいるというわけではなくても、活躍できそうな場面を想像します。


そして想像するためには、その人の得意なことや好きなこと、性格の特徴を捉える必要があります。
すると相手への質問が自然とたくさん生まれて、会話が弾むのでおすすめです(笑)


ちなみに私たちの仕事の方針は、
”一緒にできる仲間をたくさん集めてみんなで仕事をする”ことなのですが、
その際に大事にしているのが『その人の得意なことを活かす』ということです。


苦手なことを続けていても効率が良くないし、精神的に苦痛なので。
その人の得意を伸ばせる環境をつくるのが自分たちの仕事だと思っています。


この最後の1つは、そんな会社をする2人のモットーみたいなことに通ずるのかもしれません。


おわりに

以上が、『たくさんの人と会い続ける中で身に付けた、他人の捉え方』でした。


これらは決して、私たちが最初から持っていた感覚ではありません。
起業前から現在に至るまでの約2年くらい、2人で出会う人出会う人の話を、
お互いアウトプットする中で身に付けたものです。


はじめは他人との些細な違いを受け入れるのも困難だったように思います。
学生時代って、自分と属性や価値観の似た人としか付き合わないからです。

社会人になってから本当にいろんな人がいるなぁと実感させられました。
と同時に、人との出会いを通して発見のある日々や、学生の頃に出会ってたら絶対に仲良くならなかっただろうなと思うような人とも仲良くできている今を、とても幸せに思います。


これからも、新しい出会い、出会ってから私たちと関わり続けてくれている人たちを大切にして過ごしていきたいです。

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