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テクノ新譜試聴メモ:2018-10

この前Beatportのハロウィンセールで突発50%オフのセールをやっていて、まんまとたくさん買ってしまいました。10月の新譜チェックです。

Regal - Still Raving [Involve 22]

これはかっこいいよ! 普段以上にパワーのある135bpmのアシッド・レイヴチューンを4曲集めたEPのタイトルトラック。オールドスクールな前のめり感でぐいぐい引っ張ってくれる。控えめなフーヴァーが小気味よいB1の"Babel"も使いやすそう。ジャケも頭悪くて最高。

Stanislav Tolkachev - Hello Stupid [Alderic]

けっこう前から本人がDJで使っていて気になっていた曲がベルリンのよく分からないレーベルから出た。いやー気持ち悪い音ですね(誉め言葉)! 昔のSubheadみたいな生々しいキワモノ感。これ以外の曲はもろにDownwards系なので、あっちが好きな方は絶対チェックしてね。A1とか完全にTresor初期のSurgeonだよ。

joeFarr - Dedicate (Emmanuel Remix) [Arts Collective 26]

UKのアーティストらしいけど初めて。おなじみArtsのサブレーベルから、Emmanuelのリミックス。歪んだブレイクビーツで始まり、徐々に縦ノリの4つ打ちになる。ラフさを残しながらも、アトモスフェリックな広がりのあるパッドを使って叙情的にまとめている。

Truncate - Dial (Heiko Laux Remix) [Truncate RMX4]

2012年のアンセム"Dial"のリミックスがHeiko Lauxの手で。オリジナルの不穏なサウンドはそのままに、キックがイーブンの4つ打ちになって使いやすく。それでもブレイクはちゃんと美味しい感じに崩していてさすがですね。そういえばFREEDOMMUNEでNobuさんがこの曲かけてたけど、次のDJがHeiko Lauxだったなあ…というのを思い出した。間違いないやつです。

Neil Landstrumm - Blam The Target [Peacefrog44]

先月のSnorkからの再発に続き、またしてもNeil Landstrummの旧作…しかもPeacefrogの初期の名作EP 3作品が一挙デジタルリリース。この中だと特に44番のこの曲は大好きでよく使った。独特の粗さとファンクネス、クレイジーなリフ、キャッチーな声ネタが分かりやすい。いつもA面のカエルちゃんのイラストを目印にしていた。かわいいんだよね。

これこれ

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「テクノ新譜試聴メモ」は、R-9が習慣的に行っている新譜チェックのなかから、気になったトラックについて個人的な覚え書きを残しておくものです。原則としてBeatport上で当月内にEPないしアルバムとして新規にリリースされたものが対象。通常は楽曲単位での紹介、まれにEPやアルバム単位で紹介することもあります。

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