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【秋田ノーザンハピネッツ】天皇杯の振り返り

どうも、いこーるです。
ハピネッツな皆様、今回は天皇杯の復習です。
ここ数年とは違ってBリーグの開幕前に行われた天皇杯2次ラウンドでのスタッツを振り返っていきます。


前提として…

 ここは100%意見が割れるところなので読み飛ばして大丈夫です。



 先に筆者である自分の天皇杯へのモチベというか観戦スタンスを表明しておきます。

今回の天皇杯はプレシーズンゲームの一環くらいの位置づけ、2勝して横浜と試合ができればOK。
もし勝てたらW杯(河村)効果を利用して盛り上がれるから美味しいよね。

 これくらいの熱量です。
 何もハピネッツの勝ちに期待してないとか、そういうわけではないです。もちろん河村のいる横浜BCにも勝てたら会場の新規バスケファンをもっと取り込めたでしょうからそこは残念ですが。
 それでなぜこのくらいの気持ちだったかというと…

①今季の目玉補強である赤穂&熊谷がいない。
②Bリーグのレギュラーシーズン及びその先のチャンピオンシップの方が大事だから。

 以上の理由からです。

 ①について、彼らは9/26からのアジアカップのためにチームから離れています。赤穂についてはこれからの成長によってチーム内での位置付けが変わるでしょうけど、熊谷はエースPGとして加入してきた人材です。
 彼らを欠く状態の天皇杯でやるべきことは既存選手と新外国籍選手との連携などの確認と実践での通用具合を測ることだと思います。それで勝てたらもちろん最高です。でも一回考えてみてほしいんですけど…

それで横浜にも勝てるんなら昨季の秋田は優勝候補の一角になってるよね?

ってなりません?
 悔しいけど秋田はまだそこまでには至っていません。今季の終盤にそのレベルにたどり着くように応援しましょう。
 あとおそらくですけど、横浜はW杯直後のバキバキに仕上がった河村に合わせて皆仕上げていってると思うので他より仕上がるのが早いんじゃないかなあと推測します。ある種の河村効果ですね。

 コメントにもあるように前田HCは天皇杯で起用なり、戦術なりを色々試してます。これは以前からですね。 

 良い例が一昨季の天皇杯。シーズンの合間の開催でしたが、ここでハセノボのPG起用が試され、結果的にハセノボはその後の試合はCSの琉球戦Game2を除いて全てスターター起用されブレイクしました。
 シーズン開幕前なら尚更試したかったはずです。

 
 ②については言わずもがなですけど、Bリーグに所属するチームである以上一番大事なものは「シーズンで勝てるか、CSに出て優勝できるか」です。
 もし今回の2次ラウンドで勝てた場合、待っているのは過密日程です。次の3次ラウンドが行われるのはBリーグのシーズン中の12/13(水)。(その後は1/10、2/14、決勝戦が3/16と水曜日のゲームが続く)
 ↓の試合日程を見ればわかるように特に12月の過密日程具合が大変なことになってしまいます。2月後半の中断期間までまともな休息は取れませんのでチームのマネジメントもかなり苦労することになるでしょう。
 そういうわけで自分は今回の天皇杯は勝ち抜けなくてもいいのかなと思っていました。ケガするのが一番怖いですし。

そもそも9連戦なのに水曜日に+1試合とか控え目に言って地獄 



3日間のスタッツ

ということで本題のスタッツです。天皇杯のホームページに結果とスタッツが掲載されています。
リンクは↓↓↓

岩手戦
https://jba-cs.japanbasketball.jp/jba-sitedata/zennihon/2023/official/177.pdf

滋賀戦
https://jba-cs.japanbasketball.jp/jba-sitedata/zennihon/2023/official/179.pdf

横浜戦
https://jba-cs.japanbasketball.jp/jba-sitedata/zennihon/2023/official/180.pdf

また昨季のスタッツはこちらから↓

 試合数が多いのでポイントを絞ってみていきます。

ポイント①:2Pの確率、ペイント内得点(PitP)

・天皇杯
2FG%:48.6% 17/35
PinP:30点
→平均17本の2Pのうち15本がペイント内

・昨季()内はリーグ内順位
2FG%:48.4%(24位) 19.7/40.8
PinP:32.7点
→平均19.7本の2Pのうち約16.4本がペイント内 

 今季の目標である「ペイント内のフィニッシュ力の向上」ですが、2FG%は横浜戦以外は昨季の確率を超えていました。3試合の合計でも昨季をわずかに上回っています。※ペイント内のみの確率はわからないので注意。
 勝ち試合に関してはそれぞれ57.6%、53.3%ですのでディフェンスの堅い強豪相手でも上げられるといいですね。(ちなみに昨季の2FG%の12位三河が53.1%、11位北海道が53.2%です。)
 ただペイントの意識が高まっても2Pの数が増えたわけではないです。


 であれば3Pが増えていると単純に考えられます。
 3試合平均で3Pは32.3本撃っていて昨季は26.8本なので4.5本の増です。
ただターンオーバーも3試合平均12.3と多い(昨季は12.5で一応微減)のでここを減らしてとシュート本数も増やしたいですね。
 今回は熊谷、藤永がおらずPG陣が薄かったので3~4人でタイムシェアすれば疲労も分散できて判断の向上につながると思いますので。完全体の秋田に期待。

ポイント②:ディフェンス
 前田HC不在ながら昨季もリーグ上位のディフェンスを作ったハピネッツですが、この大会ではどうだったでしょうか。
 平均失点、ディフェンスリバウンド獲得率、スティールを見ます。

・天皇杯
平均失点:69.3
DR獲得率:71.8%
スティール:9
相手の3FG%:21.1%

・昨季:()内はリーグ内順位
平均失点:77.7(8位)
DR獲得率:70.4%(8位)
スティール:7.3(4位)
相手の3FG%:31.4%(3位)

 本当はディフェンシブレーティングとか計算したらいいんでしょうけど諦めました。(計算方法を覚えておきます。)
 3試合分とはいえ昨季の数字並みかそれ以上の成績を出しています。
 リバウンドが取れているのは特に良いですね(横浜戦では致命的なミスもありましたが…)。前からガンガン当たるディフェンスをするとディフェンスリバウンドは取りにくくなるはずですが、そこもカバーできているのは外国籍選手たちはもちろん中山の頑張りも大きいです。
 スティールも多く記録していますし、これらの数字をやはり継続選手たちはディフェンスのレベルが既に一定以上に到達しているのでしょう。頼もしい限りです。


個人的に良かったと思うところ

スタッツ以外で良かったと思うところも挙げてみます。
・中山がリバウンドでめちゃくちゃ頑張っていた。
・田口が20得点以上取る試合ができた。
・ベイカーとクロケットが主に点数を取る試合があった。
・ザックと古川以外の合わせも見られた。
・保岡のプレーにそこまで迷いが見えなかった(気がする)(あとはもっとガンガン攻めてほしい!)
・藤永がずっと声を出し続けていた。
・逆転勝利というパターンができた。

こんなとこでしょうか。多分挙げればもっと出てくると思います。
個人的にはまだまだこれからだと思うし、期待しかないです。
アジアカップで熊谷と赤穂も頑張っていますし、アジアカップの強度に慣れた彼らが加わればもっと素晴らしいチームになれるはずです。
(多分、今そんなにワクワクしてない人は新規日本陣選手のプレーが見れなくて物足りないだけなんじゃないかなあ、なんて思います。きっとすぐにハッピーとワクワクはやってきますよ。

まとめ

 開幕までの2週間の成長・仕上がりに期待!



筆者X(旧Twitter):@equal_5240





なんか旧Twitterとか書くのめんどくさくなってきた()

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