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【秋田ノーザンハピネッツ】東北カップ振り返り

 いやー東北カップ2023は仙台に優勝を持ってかれてしましましたねー、残念。
 ただ前田HCが復帰して秋田のバスケはこれだっていうのが久々に見れたんじゃないでしょうか?
 今回は自分の思う各選手への所感を書いていきます。戦術云々は素人なのであまり話せないためご了承ください。


スタッツ・ハイライト

東北カップの公式サイトにデータが上がっています。
ハピネッツの公式もハイライトを上げてくれていますね。


青森戦

https://firebonds.jp/files/user/20230917_GAME5_BOXSCORE.pdf


仙台戦

https://firebonds.jp/files/user/20230918_GAME7_BOXSCORE.pdf


各選手の印象

#00 スティーブ・ザック
めっちゃ頑張ってた。
初戦25分出場で12得点8リバウンド8アシストのほぼトリプルダブル
2戦目23分出場し9得点9リバウンドとほぼダブルダブル(加えて3アシスト1ブロック)でした。
FTだけは2戦合計で2/7と精度を欠いていたので開幕までに仕上げてほしいところです。
昨季から変わらず「バックドアカットへのパス供給」が強力なオフェンスの手札なので、昨季の連携からの積み上げを期待したいところ。大会中にもありましたが古川以外との合わせも高確率で決まるようになってほしいですね。
あと昨季も見ているブースターはわかってるでしょうけど3Pは基本的に”ない”ので勘違いしないでください(戒め)。

#1 王
初戦は13分出場2得点2リバウンドでファウルアウトしてしまいましたが、2戦目は7分出場で5得点1リバウンド1アシストと効率よかったです。
インサイドで体を張って青森のアウダのアタックを失敗させたこともありました。
この2試合でオフェンファウルを犯さなかったのも高評価。昨年まではこのくらい出場してれば1試合に1つはムービングピック(スクリーンのミス)を取られていました。
リバウンドへの効果的な参加やフィニッシュの精度は変わらず良さそう。
そして何よりオンザコート3を前田HCが使い始めたことが大きいです。クロケットとベイカーが仕上がって良いオプションになればこれまでと違う秋田が見られるはず。
信頼を勝ち得て10~15分出られるようになってほしいですね。今季は激しく守るスタイルに戻ることに加えてザック以外の外国籍は軽いので彼と赤穂の頑張りが超重要です

#5 田口
復帰戦のためプレータイムが制限され、初戦は10分3得点、2戦目が13分2得点と流石に本領発揮とはいかなかった今大会。
ですが、ディフェンスではガツガツ当たって相手のミスを誘っていました
彼が昨年の前半20試合のような動きができるようになるのがいつになるのかはわかりませんが、完全復活となれば秋田の協力な武器であるのに変わりはありません。ブースターも焦らず待ちましょう。

#8 ロバート・ベイカーⅡ
初戦20分8得点6リバウンド2アシスト5スティール(!?)1ブロック0ファウル
2戦目23分6得点6リバウンド1アシスト1スティール3ファウル

得点は控え目ですが、忘れてはいけないのは今季の外国籍ユニットはガチガチのエースを獲得していないこと。ここはシーズンが始まっても忘れずに覚えておきたいところです。
(ただショットクロックに余裕がある場面で自分の1on1で攻めていくシーンが何度かあったのでそういう強気な姿勢は大事だなぁと思います。チームルールの範囲内)
しかしディフェンスでは青森戦で高い位置でのダブルチーム→苦し紛れのパスの先にはベイカー(絶望)という戦術があり、この段階でもかなり刺さったので更に精度が上がれば嬉しいです。
個人的に思ったのがベイカーかクロケットがコートに立つ時は赤穂か王も一緒に置いとかなきゃいけないのかも?ということ。現段階ではインサイドの攻防で苦労してましたので。
ただ今はまだプレシーズン、彼らだってこの後も調整するはずですので更なる仕上がりに期待です。

#17 中山
今季も元気に大魔神です本当にありがとうございました()
初戦19分8得点6リバウンド5アシスト
2戦目26分11得点3リバウンド5アシスト2スティール
と大活躍。
リバウンドへの飛び込みは変わらず相手への脅威になることを確認。彼のリバウンドを警戒すれば外国籍陣がリバウンドを取りやすくなるため重要です。
また昨季確率の上がった3Pは33%(2/6)と試投数そのものも多くなかったですが彼ならまだまだいけるはずです。期待してます。
田口が本領発揮するまでは火力面で不安があるので平均8-9点くらい取ってほしいなぁと勝手に思ってます。以前から無得点の試合後に急に点を取ったりするのでどの試合も同じくらい得点してほしいです。(相手のエースや外国籍へのディフェンスに注力するのも重々承知のうえで願ってます…!)

#20 小栗
小栗、お前やれるんか…!
プレシーズンとはいえ初戦24分出場5得点1リバウンド1アシスト2ターンオーバー3ファウルとしっかりプレータイムを得ていました。スタッツに出てきませんが試合開始直後に相手ターンオーバーを誘うバチバチのディフェンスを見せたのは好印象。
先発起用の理由を「PGがいないからです!(笑)」とケンゾーさんは茶化してましたが、続けて「戦力になると考えています」とまじめに答えていました。藤永不在は痛いですが小栗が穴を埋めてくれそうです。
しかし、2戦目はB1でもディフェンス上位の仙台に苦しめられ、1リバウンド3アシスト、シュートは2本しか撃てずターンオーバー3つにファウルアウトとB1の強度にやられたので、これを乗り越えてステップアップし、熊谷、藤永を脅かすPGに成長してほしいです。期待はかなり大きい。

#21 長谷川
初戦24分出場11得点(3P3/5)2リバウンド5アシスト2スティール1ターンオーバー4ファウル
2戦目26分出場14得点(3P2/5 FT4/4)2リバウンド5アシスト2スティールターンオーバーなし2ファウル

秋田が獲得した点の取れるガードってハセノボのことだったんだ~!()

ケンゾーさんのバスケの中で生き生きしまくってて笑う。
特に仙台戦、小栗が3Qでファウルアウトした状況でコントロールだけでなくFTでゲームをつないでくれてチームとしては本当に助かったのではないでしょうか。
筆者は同い年の選手として秋田を見始めた当初から応援していますが、昨季はやはり前田HCが不在で自分の持ち味を出し切れなかったのでしょう。ここまでやれるなら心配いらなさそうですね。
ディフェンス力にスコアリング能力を上乗せしてプレーで引っ張る存在になってほしいです。本当にかっこよかった。

#24 保岡
初戦20分出場5得点1リバウンド2アシスト4ファウル
2戦目19分出場3得点4リバウンド2アシスト1ファウル

絶対にもっともっともっともっと活躍できるはず。
スコアリング能力に関しては古川>田口=保岡>熊谷くらいだと思ってます。
3x3で見せつけている得点力をハピネッツでも発揮してほしい。現に数シーズン前にはシーズン通してできていたのがスタッツでわかりますし、ここ2,3シーズンでもA東京で大爆発することがありました。
田口ほどクイックで高確率の3Pがなくとも、古川ほど熟した技術がなくとも、その突破力でディフェンスを破壊し、ディープスリーで会場を沸かす力があるのが保岡です。
ハピネッツを応援するみんなが保岡に期待してます。だから彼の輝きが足りないと悔しくて落胆するんだと思います。

どうかコーチ陣には保岡が輝く役割を、メンタリティーを与えてあげてほしです。
秋田の昇り龍はただのディフェンダーで終わる男ではない
はずです。

#30ジェフリー・クロケット
正直自分の中で彼の活躍がそこまで強い印象を持っていなかったんですが…
初戦22分出場10得点7リバウンド4アシスト1スティール4ファウル
2戦目24分出場8得点2リバウンド1アシスト1スティール1ブロック2ファウル

そつがないというべきか、しっかりと印象を書くためにこれはもう一度試合を見直さないといけないなと感じています。
ただ仙台戦ではタイムアウト後に彼のシュートを作るセットプレーが行われてそれを2度ともキッチリ決めたのは印象に残っています。
あとはハイライトにもありますが、青森戦でコーナーでパスを受けてエクストラパスから長谷川の3Pをアシストしたシーンがあったようにアンセルフィッシュな選手であることは前々から公式の動画等で言われていた通りだなと思いました。

#51 古川
はいはいゴッドゴッド()
あの…相変わらずうますぎてドン引きしてるんですけど…
昨季は終盤に怪我があったし、確かに最後の北海道戦は元気だったけどもう35歳だからなぁ…」とか思ってた自分の考えは打ち砕かれました。
順調に仕上がっております、この神。

初戦20分出場20得点4リバウンド2アシスト、また3Pは1/3で33%、2Pは8/11で73%。
2戦目19分出場18得点3リバウンド1アシスト1スティール、シュート確率は3Pが2/2、2Pが5/7で71%でした。相手のファウルも4回もらっており、初戦で1/3だったFTも2/2としています。

今大会も主力として活躍した中山、長谷川が20分以上のプレータイムだったことを考えるとシーズンに入れば古川も同等かそれ以上出場すると思います。年齢を感じさせないプレーを開幕後も期待しましょう。


チームの印象

過去のデータはB.League Analyticsさんを参考にしています。

2試合の3Pの確立が33%、38%とプレシーズンの段階でよい確率で入っていたので開幕までにもっと精度が上がることに期待したいです。

今季の目標である「2P(=ペイントエリア)の決定率向上」ですが、青森戦が61%(25/41)、仙台戦が55.3%(21/38)でした。
仙台戦ではPoint in the Paint(ペイントエリア内の得点)が38点なので21本のうち19本はペイント内で決まったということですね。
最終スコアが76点なので総得点の半分はペイント内での得点だったということです。昨季はこの割合が42.1%だったので昨季よりペイント内での得点比重が増しています。
また、Point from Turnover(相手のミスからの得点)は15点、総得点に対して19.7%でした。こちらは昨季も19.1%を占めていましたが、今期はディフェンススタイルが激しくなったので更に増えるかも?

レーティングなどの細かいデータは公開されていないため、わかるのはこれくらいでしょうか。
いずれにしてもプレシーズンなので気にしすぎても仕方ないかもしれません。


まとめ

 各選手確実に伸びしろがあります。大会とはいえプレシーズンなので負けてはしまいましたが期待を持って開幕を待ちましょう。自分は毎年「今年の秋田は勝てる」とポジティブシンキングしまくりなので皆さんも前向きにチームを応援してほしいです。
  
 今週末には天皇杯もあります。横浜BCの河村くん目当てでも構わないのでたくさんの人に見に来てもらいたいですね。
 筆者も家族と一緒に日曜日に見に行く予定なので秋田には勝ち上がってもらいたいです!

 では今回はここまで、読んでいただきありがとうございました。
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 天皇杯のプレビュー書けるかなあ…(無限に時間が足りない。)


筆者X(Twitter):@equal_5240


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