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いまのじぶんを作り出した昔の話

私は自己主張することが苦手で、他人の目を気にしてしまう癖がある。
直そうにも直らないし、長年そうやって生きてきたから、自分が何を望んでいるのか何がしたいのかが分からない。

なんでこんなことになったのだろう。
かならずきっかけがあるはずと思い、あまり過去を振り返るのは好きではないけれど、思い出してみた。

私が通っていた小学校、中学校はやんちゃな子が多く、荒れた学校として有名だった。
私にはそれなりに友達もでき、普通に学校生活を送っていた。

しかし、今思えば毎日なにかに怯えていた気がする。
それはいつか自分がいじめられるのではないかという恐怖だ。

実際いじめにあったことは一度もない。
ただ、いじめられている子たちを目の当たりにしてきたので、自分はこのような思いを絶対したくないという気持ちがすごく強かった。

目立ってしまってはいじめられる。
個性を出したらいじめられる。
と思っていた当時は、周りに溶け込むのみ必死だった。
周りと一緒でなければいじめられると思っていた。
だから、周りに合わせることを覚えた。
そうすれば自分は安全だ。
自分を出さなければいい話だ。

当時はそうするしか自分を守る方法がないと思っていた。

他人の意見を優先し、自分は同意する。
反対意見があっても我慢する。
そうすれば穏便に収まる。

本当の自分ではないけれど、私は穏やかで優しい人というレッテルが貼られることとなった。

他人に合わせるのが上手になった。
我慢が得意になった。(本当は我慢なんてしちゃいけない。)

他人の目を気にするのはその頃から。


結果、代償として、自分のことが分からなくなった。
何が欲しいのか、何がつらいのか、何が楽しいのか、何を望んでいるのか。

自分を一番大事にしなきゃいけない。
自分に嘘はついてはいけない。

何年もかかってしまったけれど、やっと気が付いた。


いじめっ子はもうここにはいないのだから、
自分を大事にしてあげようとおもう。


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