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コミュニケーションの質は質問で決まる!齋藤孝著『質問力』〜中編〜

前編に引き続き、質問力を読んでの学びや気づきを綴りたいと思います!
読者の方にとって、何かしら役に立てたら幸いです。

本稿では、本書の中でコミュニケーションの秘訣とされている「沿いつつずらす」のうち、「沿う」ことについて着目しています。ここでいう「沿う」とは、こちら側が相手との心理的な距離感を縮めることかなと思います。

1.身体的な寄り沿い


コミュニケーションをとるにあたって、まずやるべきことは、うなずきやあいづちです。著者にとっては、身体的な次元で寄り沿うのが基本という考え方が記されています。

確かにうなずきやあいづちは最低限のコミュニケーションというか、それすらもなかったら、自分の話を聞く気があるのだろうか?と話す気力もなくなってしまいますよね。

うなずきやあいづちをすることは前提として、相手の話を自分の言葉で言い換えることによって、相手の話を理解してますよという意思表示にもなり、相手にとって満足度の高いコミュニケーションに発展させることができます!

2.共感による寄り沿い

相手との共通の地盤を固めるという意味では、オウム返しが有効です。

オウム返しは、知識が豊富な人と話す場合に役立ちます。自分に知識がなかっとしても、相手と話を続けることができます。馴染みのない言葉でも、繰り返し口に出すことによって自分自身にも慣れさせることになります。

オウム返しによって相手の言葉に自分の言葉を重ね合わせていくことで、相手との同調や共感を生んでいくことができます。

また、共感という意味では、相手との共通点を見つけることは非常に大切になってきます。互いの共通点を知ることで、親密なコミュニケーションが成立し、会話も生き生きとしたものになります。

3.専門的な知識を伴う寄り沿い


こちらは何かに特化した専門家(映画監督、学者など)と話す時に有効になる、高度なスキルになります。

専門家と話す時は前提として、相手が特化してしてる分野への勉強(予備知識をもっている)済であることによって、より1つの事象について深掘りできるような、本質的な質問ができるというものです。逆に、その分野についての知識が全くなければ、中身のある質問はできないとも言えます。知見があることによって、聞き手の予想を上回るような深い話を話してから聞き出すことも可能になるのです!

また、専門性を極めていく中での変化について語らせると、その回答は熱が入ったものになり豊かな回答になることが多くなります。例えば、名の知れたプロ野球選手の輝かしい結果秘訣や結果を出すまでのプロセスは誰しも聞きたい話なのではないでしょうか。
そのうえで、具体的な話にもっていくと、生産的な話にすることもできます。
相手の人間性を引き出すには、変化してきた過程に触れる質問も重要と言えるでしょう。

最後に


最後まで読んで頂きありがとうございました!
まずはこちらから相手に近づいていくアクション大事だということと具体的に意識すべきことが学べました。読むだけで終わらせず、実践して自分の実にしていきたいと思います!
後編もお楽しみに♪


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