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場に臨むまえも、臨んだあとにも/#1.ヨンデカタル

本を読んで感じたこと、考えたことをたまに書きます。

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「対話のことば」
著 者:井庭崇、長井雅史
出版社:丸善出版

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サブタイトルにもある通り、オープンダイアローグ関連の本です。
オープンダイアローグとは、精神医療の現場で採用されている「対話」による治療法のことです。

この本のいいところは、とっても読みやすいところです。
イラストがかわいくて、絵本のように読み進めることができます。
医療者とかカウンセラーなどの専門職以外の人たちにも届けたいなぁ、という著者と編集の方々の思いがあるような気がします。

会話と対話って、ちょっと違うイメージです。
会話はラフな感じ。
対話は相手と向き合う感じ。

対話をするときに、大事なことってあるんです。
相手と向き合うときに、大事にしたほうがいい気持ちや姿勢のことです。
ここ、テクニックとは違います。

「これからあなたと対話をしますけれど、今日の私はあなたの信頼に足る人で在りますでしょうか?」
みたいな感じです。
相手がひとりでも、大勢でも一緒です。

相手に聴いてもいいんですけれど、答えにくいですしね。
せめて、対話の前に自分で点検していきましょうよ。
対話が終わって帰ってきたら、点検しなおしましょうよ。
みたいなときに手に取る本です。

対話って、職場や家庭、学校、地域などいろいろな場にあります。
対話って大事な人とするんですけど、私は、

対話できる関係だからこそ、お互いに大事な人同士になれるんじゃないか

って思っています。

私の本はおおよそ本棚に置いてあるんですけれど、この本は部屋のPCの脇に置いてあって、ふとしたときにページをめくれるようになっているんです。

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