海外でも大絶賛!『葬送のフリーレン』初回のレビュー in USA
2021年のマンガ大賞や手塚治文化賞を受賞している漫画『葬送のフリーレン』
アニメ版は日本では初回2時間スペシャルとして放送されましたが、アメリカでは4話に分かれて配信されました。
海外でも原作から人気のあった作品ですが、やはりアニメ版もすでに高評価を得ています。
ストーリーについての言及は避けますが、ここでは海外(主にアメリカ)でのレビューと少しばかりの個人的視点について少しご紹介します。
IMDbなどの評価サイトの点数に関しては満点も多く見受けられ、現時点では9点を切るくらいになっています。
コメントの一部を訳して紹介します。
■ 今年のベストファンタジーアニメだ
■ 何かを知りたいという燃えるような欲求に火をつけるには、時には何か、誰かを失うことが必要だという真実を突きつけられる。だがこの作品には、それがあるからこそ、胸を打つ美しさがあると思う
■ エレガントなサウンドトラックの一音一音がフリーレンの魂の喜びや悲しみに聞こえる
■ この先がどうなるのかワクワクしないわけがない
■ 2時間も釘付けになるなんて思ってもいなかった
■ 『チェンソーマン』や『呪術廻戦』のような動きが激しくなくても、背景の作画素晴らしく綺麗で感動レベル
老舗マッドハウス制作の上、実力派の声優陣の素晴らしい演技。そしてこのタイプの劇伴をかかせたらピカイチではないかと個人的には思うEvan Call(『わたしの幸せな結婚』終了後にすぐに本作も!)の音楽が、見事にこの世界を美しく、儚く築いています。
ちなみに、英語でのタイトルは、『Frieren : Beyond Journey's End』となっており、『葬送』の部分は完全に消されています。ネタバレになるといえばなりますが、そもそも簡単に訳すのは難しいだろうなと思いました。
英語タイトルは、「フリーレン:旅のその先へ」というような感じでしょうか。旅を終えた後の話ですからね。
ちなみに、最初の方のあるシーンで、1つだけ異常に考えさせられたセリフがありました。ネタバレにならないようにしたいですが…。
フリーレンとあるキャラクターが、もうこれで生きてる間に会うのは最後になるだろうから、という会話をして別れるところ。
そのキャラクターが馬車に乗り、出発する際「それではお先に」というのですが、もちろんこれは「お先にどうぞ」ではなく「お先に失礼します」の意味の方だということはわかります。
ですが、馬車で出発の意味での「お先に失礼します」「先に行きます」でもあるようで、「お先に(あの世に)逝きますね」の意味もあるかなと思いその瞬間異常にそのセリフの重さを考えました。
もちろん私の思い込みの可能性大ですが、勝手にグッときました。
東地さんの演技のせいかもしれません(笑)
ここでの英訳は「If you'll excuse me」と、ちゃんと去る時の言い回しになっています。
また、ドイツ人の視聴者には、キャラクターの名前の意味にすぐに気がついた人も多かったようで、ネタバレになる!?と騒いでいるのも見ました(笑)
私も、ドイツ語だなーと少し思いましたが(特にヒンメルとかもうまさに・・・!)実際ネーミングは意図されてるのかどうなのか…。
今度のフリーレンの旅路は、世界共通で誰もが見守りたくなるようなものになるでしょうね。
私も毎週楽しみです!
(でも、盛り上がる系劇伴かかる時映画館並みの爆音でちょっと驚くのは私だけでしょうか…)
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