チョコレート、舐めて食べるか?噛んで食べるか?
◎夫婦二人暮らしの日常を書いています。
大体のことが正反対の夫とわたし。
チョコアイスかミントアイスか、ミルフィーユかティラミスか、豚肉か牛肉か。スピーディに歩くか、ゆっくり歩くか。あまり一致するものがない。
チョコレートの食べ方も違っている。
舐めるわたしと、噛む夫。
花丸恵さんのエッセイを読んで、うちとは真逆でおもしろいと思った。
わたしにとってお手軽に食べられるチョコレートといえば板チョコで、そこから金額が上がるにつれて高級チョコレート扱いになっていく。
今季買ったチョコレートはスーパーで買えるものの、値段からすると普段はあまり買わない個包装チョコだった。買うときも多少躊躇してしまった代物だ。生キャラメルとクリーム等が混ざったソースが中に入っていて、チョコレートが溶けた部分からソースが口の中に流れてくる寸法だ。
想像だけでもう美味しそうで、堪らず買ってしまった。
季節限定のチョコなんて、なんて贅沢!!
食べるのが楽しみだった。
食後、個包装のチョコをひとつずつ目の前に置く。
わたしは口に入れて、ゆっくりと舐めた。
夫はガリゴリと噛み砕いた。
…………。
なにしてんだ、ワレ。
わたしは「舐めて食べてよ〜!」と詰め寄った。
なんで!?なんで噛んじゃうの?舐めて味わってよ!!いつもより高いチョコなんだよ!?
「え〜、好きに食べさせてよ」
そりゃそうだけど。それはそうなんだけれど。
噛み砕かれて、口の中からすぐに消えてなくなっただろうチョコレートを思うと、味わって食べてくれたの?という疑問が残り、ついつい口出ししてしまった。
夫は噛んだときのチョコの食感が好きらしい。
なるほど。
わたしは、噛んで食べてしまうとチョコがすぐに無くなるし、歪な歯形にチョコがこびりついて虫歯になる気がして、基本舐めて食べている。
考え方が人それぞれなら、食べ方も人それぞれってわけだ。好きに食べるのが一番美味しい。
今日の食後は、無印良品のカカオトリュフ塩キャラメルを食べた。毎年、食べるたびにめちゃくちゃ美味しくて感動する。
ガリガリガリ ゴリゴリゴリ
わたし、このチョコレートは噛んで食べているな。
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