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喪失感新婚旅行 [14-2] 下諏訪 宿選びの難しさとステキな湖


この日宿泊したゲストハウスは最悪だったと言ってしまうと、そこで働いている人に申し訳ない気持ちにもなるのだが、改めて宿泊業の難しさなどを考えさせられた。
ネガティブなことを綴ることにあまり気が向かないのだが、一応さらっと振り返ろうと思う。
このゲストハウスの何が最悪だったかというと、騒音がとにかく最悪だった。ゲストハウスというのは、ホテルや旅館と違って、ゲストたちの距離感が少し近めであるため、お互いに空気を読むことも大事なのかなと思いつつあったところだった。この日の夜はちょっぴり自由なご家族連れのおかげで、十分に眠れず、おかげで寝不足になってしまった。
音の問題に関しては耳栓を持参していたし、ゲストハウス自体も耳栓を売っていたので対策はしていたのだけど、今回の騒音は、耳栓の効果が得られないほどの音だった。
楽しみにしていたゲストハウスだったから、イマイチな思い出になってしまったことはとても残念だった。ここにはもう来ることは無いだろうとも思う。たまたま、ガチャガチャでハズレを引いたようなものかもしれないが、ゆっくり過ごしたいのであれば、ゲストハウスではなく違ったスタイルの宿を選ぼう。と、新たに学んだ。

気を取り直して、チェックアウトして近所にある湖に散歩に出かけた。
この日の天気はとっても良くて、寝不足のぼんやりした目に強烈な日差しが容赦なく差し込んだ。
キラキラと光る湖の水面を眺めるだけで、昨日のモヤモヤな気持ちがどこかへ流れる気がした。空気も気持ちが良い。
毎日この湖を眺められるのなら、ここに暮らす人が羨ましく思う。
犬の散歩に来ている人もいれば、子供を連れて遊んでいる人もいる。お弁当を持参して、ピクニックをするのも良いな。
すっかり湖の景色でデトックス出来た私と夫は、次の街へと車を走らせた。

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