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英語コーチに100万円払って分かった。効率的な英語学習の仕方【第二言語習得論】

小さい頃から親の影響で「海外、英語」に憧れを持っていた私ですが、20年が経ち大人になった今は、アメリカ中西部の田舎町でアメリカ人と国際結婚をして、毎日ネイティブの英語に触れる生活をしています。

そんな私は、10年前の新卒の頃は、「英語ができるようになりたい」「ペラペラと英会話ができるようなかっこいい女性になりたい」と毎日思っていました。しかし、当時は駅前の大手の英会話スクールに通うことが英語学習の唯一の方法であり、経済的な理由、時間的な成約もあり納得のいく英語学習方法を見つけることはできませんでした。

何より周りに同じ志を持つ「英語学習仲間」がおらず、国際的な機関と繋がりがある大学に入ったものの、大学在学中は東南アジアでのボランティア活動に夢中だったため、欧米の大学に留学をする、と言う夢は叶えることができませんでした。

仕方なく小規模の新宿の英会話スクールに通いつつも、ネイティブ講師の言っていることがまったく理解できず、英語が話せるようになっている実感を得られないことに悶々としながら、英会話スクールを辞め、できる限り都内のミートアップに参加する日々を過ごしていました。

その頃から「格安で、オンラインで、日本人からちゃんとした英語を学びたい」と思い、思いついたキーワードでググっていたところ、私にピッタリな英語メンター制度を見つけました。

当時は3ヶ月5万円。その英語メンターもその制度を提供し始めたばかりでモニター価格だったのですね。ブログの内容を見て人柄にも惚れ、英会話レッスンを受講することにしました。1週間に1回、60分間のレッスンです。

結果的に5年もの間、英会話レッスンを受講し続け英語の基礎をみっちりと教え込まれ、自走する大切さを学びました。

5年間で払ったレッスン料金は100万円です。
しかし、その英語メンターでは英語の知識も人生観についても大きな変化を与えてくれたものなので高くは感じません。
むしろ、自分の人生の方向性を変えてくれるようなものはプライスレスです。

そんな私が、失敗に失敗を重ね見つけてきた効率的な英語学習方法を、第二言語習得論の観点から、noteしていきたいと思います。ひとりで、今からでも始められる内容です。英語学習に行き詰まっている方に少しでも参考になるとよいと思います。


1、「自己紹介」「今日したこと」を英語で表現してみる

英語で「1分自己紹介」

ひとつめは、「自己紹介、今日自分がしたことを英語で表現してみる」です。英語学習中のみなさんは、私からいきなり「あなたの自己紹介をしてください」と言われたらできますか?また、今まで海外の大学や語学学校、国際的な集まりで簡単な自己紹介をしたことがある方々の中で何を言えばいいか分からなかったからとりあえず、自分の性別、年齢、好きな食べ物などを無難に言ったことがあるという方はいらっしゃいますか?もしいらっしゃれば、10年前の私と同じということになります…。

日本人の私自身でも、アメリカで生活をしネイティブと会話をしていると、「日本人は自分のことを話すのが苦手である」ことを痛感します。

例えば、10年前の私は、英語コーチに「まず、あなたのことを1分間で私に英語で説明してください」と言われた時は何も言えませんでした。むしろ、「あなたは私の何を知りたいのですか?」という質問が頭の中に浮かんできたくらいです。これは、コミュニケーション能力がないというか、雑談というものを赤の他人とすることもない私にとっては、日本語でも何を言っていいか分からなかったのですから、英語でももちろん言えません。

今思えば、まず英語コーチに「あなたの自己紹介をしてください」と言われているのだから、「英語に関する」ことに触れながら自己紹介をすればよかったんですよね。その英語コーチは英語の知識だけではなく、生き方にも言及してくれる方だったので、英語を勉強することになったきっかけ、国際的なイベントに関連した学生時代の過ごし方、今までの自分の職業で英語をなんとなく使ってきたので基礎から英語を学び直したいと思っていること、将来の夢、などを上辺だけでもさらっと言うことができたら立派な自己紹介になるよなあ、と一瞬で考えることができます。

「あなたの自己紹介をしてください」ともし、夫の友人から言われた、夫との馴れ初め、日本での職業、今までアメリカで体験してきたこと、など夫の友人が私のひととなりを理解できるようなテーマに絞って自己紹介をすればよいのですね。英語コーチが知りたいような、英語を勉強するきっかけや基礎から英語を学び直したいと思っていることは、アメリカ人である夫の友人にとってはどうでもいいことですし、何より反応しにくいです。

日本人は世界の中でも気遣いが上手である、という認識を持っている方が多いと思いますが、コミュニケーションにおいての気遣いの上手さには疑問を持たざるを得ません。もちろん、国際的な場に出ることが多く、万人受けする気遣いスキルを持ち合わせている方も多くいますが、私のようになんとなく大学を卒業して、内向的な性格な日本人は、一般的なコミュニケーション自体が苦手であり、さらに英語でするとなると頭が真っ白になって何も言えなくなってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そうなると余計に英語学習に尻込みしてしまい、どこから英語の勉強を始めたら分からなくなり、「迷子」になってしまいます。

今日からできる「3行日記」



そんな方にとって、第二言語習得論の観点からおすすめの勉強方法があります。ひとりでひっそりと、お金をかけずに始めることができて、継続することができれば語彙力が勝手に上がっていく方法です。

それは「英語3行日記を書き始める」ことです。

こちらは、5年前ほどからだんだんと一般的になってきている英語学習方法で、さまざまな英語コーチがカリキュラムに取り込んでいます。

10年前の私は、当時の英語コーチから毎日の課題として英語で3行日記をお気に入りのノートに書き、写真で撮影し、毎日コーチに送ることを課題とされていました。

第三者から「これが課題です」と言われると案外簡単に始められるものです。提出しないと「提出してください」と催促されるわけですから、毎日毎日「英語日記提出しなきゃ、今日はどんなことを書こうかな」と英語日記のことで頭がいっぱいになるわけです。通勤前も通勤後も自分が今日したことを振り返ったり、使えそうな単語をググってみたり、勝手に身体が英語学習を始めていました。

「今日は仕事をした」
「今日はお昼にカツカレーを食べた」
「今日は残業をした」
などとノートに書いてみるわけです。

英語初心者の私は、どのように書いていいかわかりません。
こんなことも英語で書けないのか….と早速悔しい思いをするわけです。
オンラインの無料の英日辞書で調べて、「あ、そうだった。この単語を使うよね」と中学の基礎単語の使われ方をみながら私はこう思います。

概して、平日は同じルーティーンで生活していますから、大体同じことを書くようになるのですね。そうすると、「あ、これはこの前調べて書けるようになったやつだ」と以前は分からなかった単語がわかるようになったり、「仕事に行く= go to work」と慣用的に使われている表現はすぐに出てくるわけです。

ある時に「車で仕事に行く、私は車通勤です」を英語で表現する機会があったときは、「= go to work by a car 」なのかな?と考えられるようになります。そこで「車で仕事に行く、私は車通勤です 英語」とググってみると、「 = drive to work 」という表現に出会うわけです。これで使える表現が確実に広がっていきます。

このプロセスを実践するには、ひとまず英語日記の始め方をググって実践することができれば、人の手を借りずに、オンライン英会話で他人と会話をせずとも、無料で始めることができます。

現在は、 HiNativeのように無料でネイティブに英文を自然な表現に直すように頼める無料サービスも多くあります。自分がしっくりくるような方法が見つけることも英語学習に必要なもののひとつです。

また、長く英語日記を続けていると、ひとりで自分の行動を英語で表現し続けることに飽きてくるかもしれません。その飽きる感情はとても大切で、次のステップに進むまで自分のメンタル面が成長してきた証かと思います。英語で会話をするアウトプットをする時です。

インプットアウトプットする

第二言語習得論では「コミュニティカティブ・アプローチ」と呼ばれる手法になります。以下引用です。

明示的知識を持っているだけではだめで、実際に使える知識を増やす必要があります。
それで、実際に使える知識を増やす上で、「コミュニテカティブ・アプローチ (communicative approach )」が重要になるわけです。

英語教師のための第二言語習得論入門
 白井恭弘 p55

明示的知識とは、机上の勉強で学ぶようなものです。参考書に記載のあるような文法のルール(複数形にはsをつけるなど)です。文法ルールや単語は知っているだけでは意味がなく、使いこなせないと意味がないということです。明示的知識を学ぶにはかなりのインプットが必要とされているので、もちろん明示的知識を持っていることは悪いことではありませんが、知っているだけで実際に使えないと、意味がないということです。

そこで、今日からでも気軽に実際に使える知識を増やせる手段として、「格安オンライン英会話」があります。


現在は多くの格安オンライン英会話がサービスを提供しています。月額7,000円〜で毎日オンライン英会話ができるほどです。自分の未来への投資だと思えば、7,000円ほどは払えそうです。

多くの格安オンライン英会話サービスは、無料体験期間を設けていたり、友人紹介によりレッスン時に使えるようなポイント・コインをもらえたりと節約方法はいくらでもあります。

ググるか、SNSでオンライン英会話について呟いている人のツイートを参考にしながら、自分に合いそうなものを選びます。講師はフィリピン人が多く、みんな気さくでポジティブな雰囲気の講師が多いです。英語が話せなくても気にしないので(何千回も日本人とレッスンをしている講師です。あなたが英語ができなくても気にしません)、気軽に自分の英語力を試せる機会かと思います。

オンライン英会話レッスンでは、自己紹介が必須となってきます。英語で自己紹介をしてみます。

まず、オンライン英会話講師相手の自己紹介なので、どれくらい英語を勉強してきたか、将来の目標を伝え、だから英会話を始めました、など無難な内容から、自分の趣味、今まで言った海外旅行先・国内旅行先、職業などをまずは日本語で、それから英語に自分なりに訳してあらかじめカンペを片手に自己紹介するのもありです。

英語日記で何も書くものがない日は、自己紹介文を書いてもいいかもしれませんね。

講師に自己紹介をすれば、いくつか追加の質問が飛んでくると思いますので、それに回答ができるか力試しをしていきます。この時点でやっと、英会話の練習がスタートします。英会話はそもそもコミュニケーションなので、聞かれた質問の内容を理解し、回答できるところまでできるようになりたいものです。

私の場合は、英語コーチの英会話レッスンのみを5年受講していたので、オンライン英会話レッスンという広い海に自分を放り投げたのはつい3年前です。英語コーチに慣れすぎて緊張感がないレッスンになっており、これ以上はインプットは不可能という域まで行きました。オンライン英会話の3年の経験は、日本人英語コーチ5年で得た経験より、圧倒的にアウトプットの練習の場となり、語彙・慣用表現の幅がぶわあっと広がりました。

また、3行日記で得た単語やフレーズを口に出して、独学で発音を練習することもできます。

3行日記を利用したひとり発音練習

ひとりで発音練習ができるの?と思われる方もいらっしゃると思いますがiPhoneを持っていれば簡単です。Siriの音声認識を利用する勉強方法です。
また、Google翻訳でも音声認識機能があれば実践できます。

方法としては3たったの3ステップです。

  1. 3行日記を書く

  2. 書いた内容をiPhoneのメモアプリ上で音声認識機能を利用して英語で発話する

  3. iPhoneが自分の言いたいことを正しく英語で聞き取れているか確認する。聞き取れていない場合は、オンラインの英英辞典で発音記号を確認し練習をする。うまく発音できない場合は発音記号の基礎を理解していない可能性があるので、何かしらの方法で練習をする。(オンライン英会話、スピークバディなど)

自分では「言えている」と思い込んでいる単語でも、いざ他人が聞くともごもごしていてかなり聞きづらいことがあります。また、日本語英語から間違った読み方が癖づいており、何を伝えたいかわからない日本人英語話者をときどき見かけます。

自己流で発音をするのではなく、第三者(人間でも機械でも)に英語の発音が聞きやすいのか判断してもらい、間違っているところを見つけ修正していくことを心がけます。


2、英会話をしてみてたくさん悔しい思いをしてみる


勉強していても英語が口から出てこない

「単語帳や参考書を使って英語を勉強しているが、英語が上達している気がしない」という場合、何となく知識は頭の中を漂っているけど英語で何かが言いたいときにそれらを引き出すことができず、結局口からは何も出てこない状態になっているかもしれません。

あんなに勉強したのに努力が実を結んでいない、自分はできないやつだ、と落ち込んだことは、どの英語学習者も経験したことがあるのではないでしょうか。

英語学習にはそれぞれステージがありますので、英語ができるようになっている気がする時はモチベーションが上がりますし、英語ができるようになっている気がしない時はモチベーションが下がりますし、英語学習はそんなものではないでしょうか。

そのような状態から抜け出したい、せっかくここまで英語学習に労力と時間を費やしてきたのだから次の一歩まで行きたい、と言う方は「アウトプット」に注力し始めてもよいかもしれません。

アウトプットに最適な方法

私自身も、駅前の英会話スクールでいちど失敗しているので、「英会話スクールに入り、レッスンをする」ことに何となく苦手意識を持っていました。

しかし、近頃の英会話はオンラインで完結するものが一般的になっており、月額10,000円以下がほとんどです。

例えば、私が3年ほど続けている格安オンライン英会話ネイティブキャンプは月額6,480円で24時間365日レッスンが受講し放題です。このような「受講し放題」のサービスを提供しているオンライン英会話は他にありませんので、無料体験で自分に合うか試してみるのをおすすめします。

教材が多くあるので、自分に合ったものを見つけるために日本人スタッフに相談することができます。学習方法や英語の悩みをすることも可能です。

今まで、大量のインプットのみをし続けてきた英語初心者の方々にとって、オンライン英会話を始めることはとても大きな一歩かと思います。
上手に話せるのか、自分の言いたいことを伝えられるのか…。

英語初心者の方々にネイティブキャンプをおすすめしたい理由として、まずはレッスンが受講し放題なので失敗してもまた次のレッスンができることです。言語学習の流れとして、まず英語で言いたかったことがあったけど言えなかった、どのように表現すればいいんだろうとグーグル検索をして「あ、そうだこの表現を言えばいいんだ」と学びます。そしてそれらをメモに書いておいて、次のレッスンで同じ教材を受講しても良いので、以前のレッスンでは言えなかったその表現を使います。今まで、言えなかったけど調べてこう言えばいいんだと理解した表現を次のレッスン、また次のレッスンで使っていくことでどんどん語彙やフレーズが定着していきます。

地味ですが、言語学習はこの繰り返しです。

例えば、ネイティブキャンプの英検教材では絵の描写を練習します。
よく出てくるのが、ある会議で男性または女性が売上が右肩下がりの表を見て悩んでいる様子です。

この状況を英語でなんと説明すればよいのでしょうか。

失業率の増加を英語で言うと..?


男性が表を見せながら説明しています。


上記の2種類の写真を見ても、英語で何と表現していいか分からなくても大丈夫です。おそらく、日本語でこのような状況を説明することもそうそうないと思いますので、これは英検用の練習・または語彙強化のための練習です。どんなものが回答なのかなあ、くらいで大丈夫です。

表現の方法としては、以下の語彙を使うと描写しやすくなるのではないでしょうか。

show a graph
unemployment rate
increase

文章の始め方としては、

One day, a woman / man was talking with a co-worker over a computer in the office where she / he worked. 

のように、 " One day… "と始めるのが定番です。

私は2023年3月現在、ネイティブキャンプの英検準1級教材のLESSON22まで進めていますから、22レッスン以上を受講しただけで、使える語彙が増えたと実感しています。なぜなら、いつも同じような状況を英語で描写しているからです。

上記2つの写真に戻りますが、上記の示唆された語彙を使用して

One day, a woman / man was talking with a co-worker over a computer in the office where she / he worked. 
She / He was showing  a graph that said the number of unemployment rate had been steadily increased. 

(日本語訳)ある日、ある女性/男性が働いているオフィスで、コンピューター越しに同僚と話をしていた。彼女/彼は、失業率の数が着実に増えていることを示すグラフを見せていた。

上記のような表現を40回以上は練習して言う機会がありました。最初は言えなかったものが1ヶ月ちょっと1日25分練習し続けただけで、絵描写ができるようになってきた感覚があります。

最初は、解答例を見ながら回答してみたり、解答例を読み上げたり、以前のレッスンの解答例の表現を真似して使ってみたりととにかくよく使われている表現・語彙=重要表現・語彙として自分の口から出てくるまで練習をするようにしています。

おそらくこの練習はひとりでは真面目にできません。
ある程度、決まった時間、相手ありきで25分間集中してレッスン中に練習することで効率的に新しい知識を習得できます。

現在、英語が口から出てこないと悩んでいる方もぜひ、オンライン英会話の無料体験で試しに英会話レッスンを受講されてみてはいかがでしょうか。

3、答え合わせが必要な勉強をやめてみる

知識を正しく積み上げる方法

日本人の英語学習者が語学の勉強を始めると決めた時、いちばん最初にすることは有名な英語学習者向けのYoutube動画を観る、参考書を買うなどかと思います。

参考書を買った際には、最初のページからひたすら学習を進め、演習問題を解いていくことが一般的です。

しかし、特に文法の参考書を一周して満足するだけで実際に学んだ知識を書いたり、スピーキングで使ってみたりと一歩先まで自力でできる英語学習者(特に初心者、初中級者)は少ないのでしょうか。

文法の参考書の演習問題は、学んだばかりの文法ルールを定着させるものです。得たばかりの新しい知識を頭の中で整理して、紙上でその知識を使えるようになることはとても大事です。

と、同時にその知識を使ってその日に起こったことや自分が表現したい文章を作ったり、英会話中でその知識を使った文章を言うことも練習したいところです。

例えば Present Perfect (現在完了)の文法を学んでいるとします。
参考書には以下の例文と説明があります。

Have you travelled a lot?
Yes, I've been to lots of places.
※ been = visited の意味です。

「過去のある地点から今で続く期間」について話すときは、現在完了形を用います。

English Grammar in Use Book with Answers: A Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Learners of English 5th Edition
by Raymond Murphy,Unit 8

現在完了形の概念は、日本語では習ったことがない文法ルールですので、日本人英語学習者には理解し、使えるようになるのに時間がかかる重要文法事項のひとつになります。ちなみに上記の文法説明は「明示的知識」になります。今、皆さんは明示的知識を学びました。インプットをしています。

上記のように現在完了形の使い方を学んだ後に、右にある演習問題を解くとします。新しい知識を学んだ後、初めてアウトプットをしていきます。

English Grammar in Use Book with Answers: A Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Learners of English 5th Editionby Raymond Murphy, Unit8, Page17

回答は、
1、Have you ever been to California?
2、Have you ever run a marathon?
3、Have you ever spoken to a famous person?
4、What's the most beautiful place you've ever visited? / … you have ever visited?
となります。

上記の演習問題を解いたあと、果たして英会話で使えるようになるのでしょうか?

頭のいい人や覚えが早い人は使えるかもしれませんが、2週後に「あなたはカリフォルニアに行ったことがありますか?」と言う場面にいきなり遭遇したら、2週間前に習った Have you ever been to California? の表現が自然と出てくるのでしょうか?

学んだばかりの「明示的知識」が頭の中にストックはされているのですが、いざと言うときにその引き出しから形として出てくるように練習していくのが「自動化理論」です。

明示的知識を身に付け、それを練習することによって、徐々に徐々に自動的に使えるようにする、という考え方です。

英語教師のための第二言語習得論入門 白井恭弘 p44

カリフォルニアだけではなくて、例えば海外出張で中国に行ったことがあるとか、新婚旅行でハワイに行ったことがあるとか、会話の内容ごとに文脈が変わってくることもあります。

I've been to Hawaii for our honeymoon.
新婚旅行でハワイに行ったことがあります。

と、文脈に沿って「新婚旅行で」などと付け加える必要がありますよね。そのような場合に、「英語でなんと言うんだろう」と調べて、練習を重ねて、自動的に口から出るようにしていく。そのようにして、自動的に実際に使える知識を増やしていくことが、言語学習では大事だとされています。

また、「新婚旅行で」の部分がわからない場合は、それが「気づき」となります。「わ、私『新婚旅行』の単語がわからない。調べよう。あ、honeymoonというのか。日本語でもハネムーンといったなあ」と、「気づき」を得ながら練習していき、その「気づき」が「自動的に実際に口から出てくる」まで練習します。

上記を繰り返すのは、英語学習です。
今日からでもできることもありますので、ぜひ始めてみてください。

英語学習の習慣化ができていますか?

英会話の習慣 = アウトプットができていないということです。
英語を始め何かを学習するためには、インプットしてアウトプットをすることがとても大切とされています。インプットしたものをアウトプットすることで頭に学んだ内容を定着させることができるからです。

日本にいると、英語で話す機会も少ないことや、会社で給料アップのための資格取得の中にTOEICがあるから受講せざるを得ない環境にいる方々が多いのか、ライティングやスピーキングのスキルはあまり重視されていない傾向にあります。

ライティングやスピーキングは、自分のことを話したり、自分の意見を言ったり、相手の意見を受け取ったりと実用的なスキルが必要となりますが、日本人はその分野が苦手な人が多い印象があります。

そのため、アジア・欧米諸国の人々と英会話をする際に何も話すこともなく、英語スキルも乏しいため、「自分は英語ができない」と落ち込む方も多いのではないでしょうか。

そのために、普段から英語で話すことは大事とされます。
英会話を習慣化させるためには、週に3〜4回英会話をすることをおすすめしています。1週間のうち3回以上することを習慣化することによって、そこで学ぶスキルの定着率があがるからです。

気軽に始められるものとして、格安オンライン英会話があります。
現在は、さまざまなタイプのオンライン英会話が展開されております。ご自身のライフスタイルや学びたい内容、講師の国籍などをベースにご自身に合うものを選ぶことをおすすめします。

私の場合は、コロナ渦からネイティブキャンプを始めました。
予約無料で、時間があるときに気軽にオンライン英会話レッスンができるのはネイティブキャンプのみになります。

また、毎月のようにキャンペーンが展開され、コインが無料でもらえることもあるため、楽しみながら英会話を習慣化することもできます。

オンライン英会話が続かない…でもなんとか英語学習を習慣化させたい。という方には英語メンターをつけることをおすすめしたいと思います。私自身も、25歳から30歳の間で英語学習メンターを利用していました。英語が上手になりたいと思いながら、都内の英会話サークルなどを歩き渡っていたあの頃は英語学習の基礎さえも理解していませんでした。移動代、カフェ代ばかりにお金を注ぎ込むも、英語はまったく話せるようにはなりませんでした。その時に見つけたのが、オンライン英語メンターです。どこでもいつでも英語のプロから英語の基礎を教えてもらうサービスを購入しました。月5万円、英語の基礎を学び、自分の価値観、人生観が変わり、人生が変わっていきました。

英語を身につけるために、英会話カフェや英会話サークルに通い交通費や食事代を無駄にすることをやめて、オンラインでどこでもいつでも英語を学べる環境に身を置いてみませんか?

現在、下記のサービスを提供しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

英語学習でお悩みの方へ

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