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自己肯定感が低い人は、まず100万円を貯めてみる

「私・俺なんて……」「他人が羨ましい」という自己肯定感の低い方はけっこういます。そういう口癖なのか、自己肯定感を低くする言動で自分を守っているのかは分かりません。しかし、周囲を見るだけでも、けっこうな人数がいるなと思っています。


インドへ旅行しても、あなたは変わらない

そういう自己肯定感が低い方は、100万円を貯金してみると人生が変わります。「人生が変わる」は大げさですが、インドに行って「人生観が変わったわ」というよりも現実的な方法です。

なぜ、100万円を貯めると人生が変わるのか。理由は2つあります。一つは小さな成功体験が生まれること。もう一つは現金100万円を持つことで安心感が生まれることです。

100万円を貯めると、あなたが変わる理由

100万円を貯めるためには、毎月節約をしなければなりません。ボーナスで100万円以上もらっている人でもないかぎり、すぐに貯めることはできないでしょう。毎月節約するためには、仕組みを作って実行する必要があります。

たとえば、毎月1万円を節約すると年間12万円なので、100万円を貯めるには8~9年くらいかかります。それだけの期間、節約を続けられることは、立派な成功体験です。自分は100万円を貯めるために、8~9年間頑張ったんだ、といえるでしょう。その成功体験と自信が大切です。

節約とは固定費を見直すこと

では、具体的にどうすれば、月1万円貯められるのか。ポイントは固定費の見直しです。

節約というと、食費や交通費、遊興費などを削減することだ!1円でも安いスーパーに行って、日々の買い物を節約!電車やバスに乗らず、徒歩で目的地に行くことだ!という、修行僧よろしく苦行をイメージする人がいますが、節約=苦行ではありません。

住居費、通信費、保険といった毎月、一定の金額がかかる固定費を見直すことが節約です。一番始めやすいのは通信費=ケータイ代でしょう。キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天)から格安ケータイ(ahamo、povo、LINEMO、UQmobileなど)に変えるだけで、3,000円前後は安くなります。

保険についても、1人暮らしであれば、ほとんど必要ありません。ある試算では20代の保険費用の平均は年21.5万円(月1.79万円)だそうです。

全部が必要ではないとはいいませんが、半分くらいで十分でしょう。つまり、月9,000円くらいは節約できます。この時点で月1.2万円節約可能です。さらに、可能な方は少し不便な場所へ引っ越すだけで、月5,000円ほど節約できます。

このように、節約レシピやポイ活にいそしまなくても、固定費を見直すだけで月1万円以上の節約が可能です。最初の1カ月で見直して、浮いた分を余計な出費に使わなければ8~9年で100万円を貯められます。

ボーナスをもらっている人なら、(仮に月給20万円、年2カ月のボーナスの人なら)ボーナスをまるまる貯金することで、年52万円の貯金ができます。2年あれば100万円の貯金が可能でしょう。10年続ければ500万円も夢ではありません。

お金を持つと、気持ちが変わる

人生お金がすべてとはいいませんが、お金で解決できることは多くあります。100万円あれば海外旅行、高級ブランド品など、世の中の贅沢の多くができます。自分の周囲にいる人と比べても、羨ましいと思う部分の多くが解消されるはずです。残るのは学歴、所属(有名企業に勤めているなど)、外見くらいです。

外見は整形という手段がありますし、学歴も30歳を超えれば社会では「すごいねー」の一言で片付けられる肩書です。他人を羨まう要素のほとんどがなくなります。

そして、100万円を貯められる人であれば、500万円、1,000万円を貯めるのも難しくありません。500~1,000万円あれば、住宅や高級外車の頭金に十分なので、年収1,000万円クラスの人が持てるものは、ほとんど買えます。

唯一異なるのは生活水準ですが、ここまでコツコツ節約してきた人からすると、年収1,000万円クラスの暮らしがしたいとは思わないはずです。

まとめ

以上のように、自己肯定感が低い方は、まず100万円を貯めてみてはいかがでしょうか。それだけで、あなたの自己肯定感は嘘のように高まります。高まるというか、卑屈の種がなくなる、というほうが正しいでしょう。他人に対する妬み、そねみ、僻みがなくなります。

お金がすべてではありませんが、お金であなたの「心の平穏」が買える可能性があります。「私・俺なんて……」「他人が羨ましい」と感じている方は、ぜひ実践してください。

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