最近の記事

目的別に分けてやっていく

日本のスポーツ教育というのは長い間〝根性論〟が先行してきた。 私もその中で育ってきた1人であり、またそれ自体に疑問を抱きスポーツ科学と出会った。 技術練とスタミナ練と根性論を一緒にしてはならない。目的を分けて練習に臨むのが正解だ。 そこを一緒くたにしてしまうとそれは修行であり、時に思考停止を招くのだ。 しっかり考えながらやっていると、自ずと時間の使い方や向き合い方が180°変わってくる。 もちろん無駄の中から見つかる事だってある。遠回りしながら模索する事も大切な事だ

    • 人生はMMA

      人生はつくづく総合格闘技だと思う。 得意を伸ばし、苦手を克服する しかし、平均を目指す必要はない。 日本の学校教育では平均を作ろうとする傾向が強いが、これはアマチュアの世界だからだと私は思う。 プロ(社会人)になると何かが突き抜けている人が勝つ(大きな成功を収める) そして弱い部分を突かれないように底上げと対策を行い、強い部分を更に生かす。 しかし学校ではその突き抜けた杭は打たれる。 一生懸命頑張っていると、思うように結果がついてこない時は必ずある。 それも挑戦

      • プロ意識について

        自分に対しての、頭の整理のような意味合いも込めて書いている。 プロ意識とは何だろう? 責任感、勤勉さ、熱意、誠実さ などなど思い付くところはいくつかある。 プロとアマの違いは、商談やプレゼン、試合や減量、我々で言うと法要などの決まった期日に向けて 仕上げなくてはならない というのが大きい。 その為に日常においてあらゆる意味での思考と管理(とくにアスリート)と学習が求められる。 私の場合 プロ格闘家として プロの僧侶として これからプロの鍼灸師をめざす立場

        • 残された時間と考動力

          プロ昇格に伴い新しく体組成計と、ラントレの為のアップルウォッチを取り入れた。 減量と5分3ラウンド戦う体力に課題を感じたからだ。 高校球児の頃や大学の体育会時代には気合いと根性でとにかくガムシャラに取り組んできた。 若い頃のそういう時期は必ず必要だと思うし、とっても大切な時期だと思う。 けれど今は年齢を重ねて来たからこそ経験により分かる事や環境によって出来る事がある一方、物理的に残された時間や体力(ついて行けるけど疲れが抜けない)などの問題もある。 これに関しては〝

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          感謝の気持ちを忘れてはいけない

          この度、皆様のおかげでプロ修斗昇格の認定をいただく事が出来ました。 昨年の4月、32歳でMMAを始めて早一年半が経ち現在33歳。 今年の5月にMMAデビュー戦の北信越選手権で3位、東北選手権優勝、全日本選手権ベスト8(とは言っても2回戦負け) 7戦 5勝(1不戦勝) 2敗 おおよそ5ヶ月間の大会期間において『日常の限られた時間の中でどうすれば結果を出せるか?』を考え、選手権と向き合えた事が自分の人生においても大きな経験となりました。 そしてここからが本当の勝負。

          感謝の気持ちを忘れてはいけない

          全日本アマチュア修斗選手権大会

          『ここで2回勝てばプロ』 まずはプロシューターになる事を目標にしていた自分はそう思いながらこの大会の為に5月の北信越選手権からここまでやってきた。 結果は2回戦負け。自分では大きな力の差は感じていなかった物の、自分の弱い部分を突かれ、全く見せ場を作れずに判定負け。 結果としてはその対戦相手が優勝。あの時あーしていればこーしていればと言う『たられば』の後悔はいくらでも出てくるが、勝負の世界はこの小さな差が大きいのだろうし、この差の間に何人もの選手がいるのだろう。 まるで

          全日本アマチュア修斗選手権大会

          最近の練習

          7月、8月は繁忙期で思うように練習が出来ず。忙しさも相まってか精神的にも肉体的にもきつい日々を送っていた。 やっと少し落ち着いて練習環境を取り戻すと、心身ともに改善が見られた。 怪我もありお盆の時期は思い切って休んで見たけれど、これによって見えてきた事もある。 「格闘技は好き楽しい」各2、3時間程度ではあるが週7日の練習がルーティン化してしまい、慣れてはいるけど楽しむことを忘れ、時には億劫になる事もあった。 「休む事も練習」 サボる言い訳にしてはならないけれど、この

          最近の練習

          東北選手権優勝

          東北選手権優勝する事が出来ました🥇 2回目の大荒行堂を終えて人生を振り返った時に、自分が今まで頑張った事、諦めた事。人にしてきた事、されてきた事。良かった事や後悔する事。一つ一つ考えてみたら、結局人生って何なんだろう?これで良かったのかな?と思う事がありました。やはり人生、後悔する事の方が多いものです。 感謝の気持ちを沢山伝えたい人や、心から謝りたい人もいます。 けど、もしかするともう一回人生やり直せるんじゃないかな?と思って沢山悩んで決心してまた格闘技を始めて、最初は本

          東北選手権優勝

          練習で楽をして来た結果と意識改革

          練習では誰かが自分を追い込んでくれるかもしれないけれど、試合の辛いところで勝負出来るかは自分次第。 前回の試合では、体力の60%を残した40%で戦い、何となく試合が終わって気付いたら負けていた。悔いしかない。 練習で力を温存し、楽をしていたところがそのまま出た。 日々の練習への向き合い方から変えなくては行けないと痛感した。 この負けをプラスに生かしてみせる。

          練習で楽をして来た結果と意識改革

          闘う理由

          闘う事は僕にとって自分の人生(生き方)とよく似ている。 それなりにやって来たから後は大人しくしていれば、まぁそれなりの人生は送れそうな状況でもわざわざリスクを背負って攻めていく。 それによって全てを失うかもしれないし、本来手にし得る事の無かったはずの何かを掴めるかもしれない。 けれど 「おだやかな人生なんてあるわけがない」by.スナフキン と僕は思うし、穏やかな人生にまだ興味がない。 「大切なのは、自分のしたいことを自分で知っていることだよ」by.スナフキン と

          「たられば」の回収と人生の答え合わせ

          人生とは常に選択を迫られる。 あの時あっちの道を選んでいればどうなっていただろうか。なんて事だって時には考えてしまいます。 とりあえずそれなりにやっては行けているので、大間違いではなかったのだろうと確認したりもしますが、それでも色々と自分なりに頑張っていると「なんでこんな事をしているのだろうか?」なんて思う事もあったりします。 行き着くところ大層な理由などなく 只々 「〜たら、〜れば」の回収中 なのです。 自分はこんなもんじゃない!と思っている自分と、現実におい

          「たられば」の回収と人生の答え合わせ

          内的動機付けと外的動機付け

          ある格闘家は言った 「本当に格闘技が好きだと稼いでからわかった」 彼はそれまでの間、格闘技は稼ぐ為にやっていると言っていた。しかし彼が10億稼いだ末に選んだのは、あらゆるリスクを背負っても格闘技をやるという道だった。 物事を行う理由として、内的動機付けと外的動機づけがある。 稼ぎたい、有名になりたい=外的動機付け 格闘技が好き、相手と向き合っている時の緊張感がたまらなく好きだ=内的動機付け 彼は外的動機付けから内的動機付けに変わったのだろう。 この話を聞くまで私

          内的動機付けと外的動機付け

          どこへ行きたい?

          時間というのは過ぎて見れば物凄く早い。(時は金なり) 10代の頃はとにかく野球。大学では武道。卒業後20代はわりとガムシャラに寺で修行をしていて、気づけば今月で33歳を迎える。 今の自分の姿を大学生の頃は想像すらしていなかった。これで良かったのか悪かったのか、、、想像以上の部分もあるから当時の自分に「10年後にはこうなれるからがんばれ!」と言いたい反面、「10年の間に色々背負って生きてます」と言うのも現実だ。 きっと又10年後の自分も想像を超えているのだろう(良い意味で

          どこへ行きたい?

          モチベーションの保ち方

          中火と強火を行き来しながら時に弱火にもなり、そんな時は消えないように一旦離れてみると見えてくる物がある。それは単純に見失っていた物だったりもする。 強火になった時は吸収しやすい時だから、ここぞとばかりに吸収すれば良い。 この一年は実に怪我が多く、モチベーションを保つのに必死だった。しかしそんな時だからこそ大切な物や気付かなかった感謝に気付く事がある。 熱しやすく冷めやすい。という言葉を耳にする事があるが、続ける事も才能の一つだと私は思う。 地道にコツコツと続けられる事

          モチベーションの保ち方

          1週間の練習メニュー

          流動的ではあるが基本的な1週間の練習メニューを書いて行きたい。 月曜日 この日はキックボクシングのマススパーリングとMMAのクラスがある。特にMMAのクラスは代表がみっちり教えてくださるので貴重な時間だ。 練習時間としては長くはないので朝起きて朝食後に自宅でサンドバッグを叩いてから、現在社会人学生をしている鍼灸学校へ行く。 火曜日 この日は午後に学校が2コマあるので練習時間は短め(しかし強度は高め) お世話になっている大学のレスリング部にて出稽古をさせていただいている。

          1週間の練習メニュー

          棚から牡丹餅

          私は中学校が高知県 明徳義塾の野球部であり(高校は地元神戸へ戻った)当時、中学野球部の監督は現 明石商業高校野球部監督の狭間先生だった。狭間先生が明徳を退職され明石へ戻られる最後の3年生だ。 私にとって人生の師である狭間先生が、高校野球部監督である馬淵先生が仰った〝棚から牡丹餅〟理論の話をよくされていた事が印象深い。 「棚からの牡丹餅を手に入れられるのは幸運の持ち主ではなく、棚の一番近くで手を挙げ続ける努力をした者」 はじめて聞いた時は面白い事を言うなぁ。と思った覚えが

          棚から牡丹餅