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海でおしっこ、皆してるよ。大丈夫だよ、みんなしてるから

夏ですね(タイトルと出だしから醸し出される最悪な雰囲気)

夏といえば海。
海といえばおしっこですね。
先日、後輩とこんな話をしました。

ぼく「風呂でおしっこしないならどこでするの?」
後輩「トイレだろ頭湧いてるんか」
ぼく「でも海ではするじゃん」
後輩「海ではする」

平和です。こんなに平和な会話は無いです。
ちなみにぼくの「風呂ではする」は公衆浴場じゃないですからね。
こちとら温泉やサウナが好きな人間です。
そこは流石にしません。
家のお風呂の話です。
家なら何したって良いんです。
何したって良いわけじゃないんですけど(矛盾)

さて、この話を後輩のことを知っている友人にしました。
そしたら「信じらんねえ」という感想をいただきました。
ありがとうございます、その友人の「信じらんねえ」がなかったらエッセイにはなりませんでした。
ネタを提供してくださる友人と後輩にはいつも感謝しか無いです。

友人「なんで海でするの」
ぼく「海水浴場ってトイレが汚いじゃない」
友人「それはわかるけど。にしてもきもすぎる。汚いし」
ぼく「汚いかなあ」
友人「汚いだろ」
ぼく「……ちょっと後輩に連絡していい?」
友人「なんで?」
ぼく「彼には説得力があるから」

酔っ払っていた私は後輩に連絡しました。
普段は人に電話するのに十五分は悩む人間です。
でもお酒は人を大きくします。すっと電話をかけました。すっと。
彼は元システムエンジニアのホストという変わった経歴を持つので仕事中じゃなければ夜中でも電話に出てくれるんです。

ぼく「もしもし、○○知ってるでしょ? 彼は海でおしっこしないんだけど、海でおしっこする派閥として彼を説得してほしい。ソースも頼む」
後輩「なるほど」

察しの良い彼は元エンジニアの経験を活かしキーボードをカタカタターン!とやってくれました。
居酒屋での阿呆みたいにくだらない話でも、彼はカタカタターンです。
エンジニアの経験がなかったらきっとカタカタターンとはいかなかったでしょう。

後輩「URL送ります」
ぼく「サンキュー!」
後輩「それとこの一文を○○さんに伝えて下さい」

こうしてぼくは後輩からの言付けをしっかり受け取り、友人のもとへ戻ったのでした。

友人「おかえり。後輩くんなんて?」
ぼく「970リットルだって」
友人「は?」
ぼく「クジラは1頭で1日970リットルおしっこするって。皆やってんだよ、おしっこ。大丈夫だよ、みんなしてるから。だから君もしなよ」
友人「……」


結論:クジラだって狂った量おしっこしてるんだから、人間がしようがしまいが関係ねえ。おしっこしようぜ。


この日の大衆居酒屋のハイボールは、少しだけ美味しかったです。
後輩くん、ありがとう。





おまけ
この討論(?)をロジックハラスメントで部下を半泣きにさせたことがある私が客観的に見ると、友人は「いくらクジラがやろうが海でおしっこをする人間がきもいって言ったんだよ」と言えば私と後輩は黙っただろうなあと書きながら思いました。

我々は誰と戦っているんだ?


とんでもなく参考になった参考:海でおしっこする? 世界中の人が「せーの!」で一気に海でおしっこしたらどうなるの?
https://www.gizmodo.jp/2013/08/post_13023.html


追記:23/07/27 09:38 
とてもありがたいコメントを頂いたので一読して下さいな。
海でのおしっこの怖さがわかります。

サポートという機能があるのに初めて気づきました。みなさんもそうだと思うのでぜひ私のエッセイで試してよいですよ。お願いします。