見出し画像

冷麺っていうのは「行為」なんだよ(ろくろを回しながら)【焼肉】

焼肉はお好きでしょうか。
私は大好きです。なぜなら美味しいから。
文句は受け付けません。
私の「美味しい」という感想に付け入る隙は誰だろうと無いのです。(どこかの思想に対する強い意思)

さて、焼肉といったら奉行が存在しますよね。
焼く順番や焼く部位の焼き加減、そんなこだわりが各々あると想います。
ない人はもっと人生を生きていてください。
食事は楽しまないと人生損です。

私にももちろん様々なこだわりがありますが、今回は「冷麺」について触れていきたいです。
冷麺、美味しいですよね。
私が冷麺を食べるタイミングはやっぱり焼肉後です。
「焼肉後、アイス前」です。
そこです。そのタイミングです。
焼肉→冷麺→アイス。

常識ですよね?

冷麺の美味しさはやっぱりさっぱりしていることですよね。
あの独特なつるつる麺をぞばっといくのも愉快ですし、付属の酢を狂ったようにかけて食べるのも素敵です。
私は「いやもうデフォのお汁の量くらい酢かけますね!」と後輩に強く突っ込まれるくらい酢をかけます。
あれがんめえんです。
ちなみにりんごは入ってても入って無くてもそれは冷麺なので別に大丈夫です。大丈夫ですって言ってる時点で偉そうだしちょっとあれな感じはしますけどね。
冷麺は焼肉で得た油をすっきり流してくれます。きっとカロリーも全て無くなります。
∴焼肉を食べた後の冷麺は必須ということです。
美味しくてすっきりカロリーゼロ。最高です。

先日(半年前)、中華料理屋さんに行きました。
友人の家の近くの町中華です。
友人が居なければ絶対に入れないタイプのああいうやつです。
夏場だったので冷やし中華でもかますか、という具合でお店に行ったらなんとそこには冷麺があったのです。

私はチャーシュー麺にして(「冷やし中華の話しながら来たのにそういうところあるよね?」と友人に言われつつ)友人は冷麺を頼んでしました。
わくわくとしていると同じタイミングでチャーシュー麺と冷やし中華が届きました。
町中華ってのはこの早さがいいんですよ。
仲の良い友人なので、少しずつシェアする事になり、私は喜々として冷麺をちゅるりとやりました。
それで気づいたんです。

あ、私は冷麺は好きじゃないぞ」と。
夏場の冷麺、美味しいはずです。
でも私は別に冷麺にポジティブな感想が出てこなかったのです。
私は「焼肉の後の冷麺をすするという行為」が大好きなのです。

これには申し訳無さを感じてしまいました。
私は冷麺の中身ではなく、ガワを愛しているということなのです。
薄情な人間なのです。
冷麺を行為としか見ていないのです。
冷麺の中身なんてなんでもよくて、冷たくてつるつるで酢がかかっていれば何でも良い人間なのです。

でもまあ人は全員を愛せないからね。しょうがないね?

皆様もあると思います。
人を想う気持ちというものが。
でもそれはすべての人間に振り分けられないんです。
それをしっかり冷麺で感じた出来事でした。

何かを愛する気持ち、それは有限だということをしみじみと感じました。
皆様も、愛する人をしっかり見極めてくださいね。
それでは。




おまけ
冷やし中華って「食べたいなーと思ってお店に行っても頼まない食べ物ランキング」でトップですよね。
冷やし中華を食べにお店に行ってももうフリかのように違うものを頼みます。
冷やし中華、可哀想な子。



サポートという機能があるのに初めて気づきました。みなさんもそうだと思うのでぜひ私のエッセイで試してよいですよ。お願いします。