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【何故、わたしは創作を始めたのか? ~カードゲーム制作者になった理由~ 】

自作カードゲーム【クロス・ユニバース】の製作者、"えすぺら"です。

自己紹介も兼ねて、今回はわたしがカードゲーム制作を始めたキッカケを簡単に書いていきます。


1.始まり

2016年4月、わたしはある映画を見て衝撃を受けました。

その映画は『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』。

原作『遊☆戯☆王』の続きと聞いて、予てより楽しみにしていた映画でした。

制作決定の発表から2年、待ちに待った上映だっただけに作品に対するハードルは上りに上がっていました。

しかし、その高いハードルは軽々と越えられました。


懐かしい、しかし新鮮な姿になった魅力あふれるキャラクター。

大画面の中を圧倒的躍動感を持って動き回るモンスター。

常に期待に応え、同時に予想を上まわってくる心躍る物語。


そこにあったのは、20年前にわたしの魂を射抜いた『遊☆戯☆王』の姿。

そして、わたしが過ごした幼年期そのものが詰まっていました。

映画を観終わった時、映画館で座るわたしは1人の子供になっていました。

ジャンプにかじりついて読んでいた、当時のわたしが戻ってきたのです。

そして思いました。

わたしもこんな作品を作りたい、と。



2.カードゲーム小説を書こう


創作をすると決めたわたしが題材に選んだのは、当然カードゲームです。

そこには何の疑問もありませんでした。

キッカケとなった映画の影響、というだけではありません。

当時放映されていた『アニメ遊戯王シリーズ』に思うことがあり、それを作品のテーマにしようと考えたのも大きかったです。

そして、その発表形式には小説を選びました。

絵の描けないわたしが、個人で心に描いた物語を発表するのに最も適していると思ったからです。


さて、作りたい作品、その表現方法が決まりました。

しかし、ここで1つの問題が浮上しました。

というのも、今回は二次創作ではなく"自分の作品"を作るのです。

つまり、当然ながら作品内で扱うカードゲームとして"遊戯王"を採用してしまっては本末転倒なのです。

ここでようやく気が付きました。

"オリジナルのカードゲーム小説"を書くために、"オリジナルのカードゲーム”が必要だったのです。



3.自作カードゲームを作ろう


というわけで、カードゲーム小説を書くために、まずはカードゲームを作る必要が出てきたのです。

この作業は難航を極め、ルールが固まるまで1年を要することになります。

その間、ゲームとしての面白さと物語上の面白さとのすり合わせなど、様々な試行錯誤がありましたが詳細は別の機会に語ります。

2017年9月、ようやくゲームとして形になった頃、ある致命的なことに気が付きました。

いえ、初めから気がついていたのですが、見て見ぬふりをしていました。

それは、視覚情報のない小説で知らないカードゲームを書かれても読む気が起きない、ということです。

当然のことではありますが、致命的でした。

そして、決意します。


じゃあ、読者が"予め知っている"カードゲームにしてしまえばいいんだ。


既存のカードゲームに変更するという意味ではありません。

自分のオリジナルカードゲームに、姿と形を与えて"視覚情報を付与"してしまおうと考えたのです。

こうして、【クロス・ユニバース】は自作カードゲームとしてこの世に出ることになったのです。




以上が、わたしがカードゲーム制作を始めた簡単な流れになります。

【クロス・ユニバース】という作品群は小説連載を起点に、カード作成、動画投稿ともども継続していく予定です。

今後ともよろしくお願いいたします。



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