見出し画像

2023年に向けて、3大トピック!(2023年1月12日号)

こんにちは。石塚です。

遅ればせながら、今年もどうぞよろしくお願いします。
うさぎ年は「飛躍」「向上」の年だそうですね。
みなさんにとって、より良い一年になりますようにと願いながら、2023年初回のメールをお届けします。

さて、みなさん、2023年はどのような一年にしたいでしょうか?
未来を語るには、まずは振り返りから!ということで、私が考えるソーシャルチームの2022年三大トピックを書いてみました。

対面の場が増え、ハイブリッド形式の開催へ

パンデミック以降、イベント開催やプログラム運営はオンラインがメインでしたが、少しずつ対面での開催を増やしています。実際に会えると、距離感も近くなりますし、相手の言いたいことも早く理解できるように思います。

一方で、地域や場所を問わず参加できるオンラインは、とても便利。
12月の社会起業塾の場は、現役生は会場に集合、OBOGのみなさんは、会場参加とオンラインでの参加が可能なハイブリット形式で開催しました。
オンラインならばと、大阪から30分だけ参加できると連絡を頂いたり、福岡からつないだりと、お久しぶりなメンバーも。
オンラインとオフラインで同時参加できるハイブリット形式での開催は、大きな可能性を感じます。

しかしながら、運営側はまだまだ試行錯誤。。オンラインオフラインのどちらをメインとして進めるかを決める、オンライン専任のスタッフをおく、ただひたすらシミュレーション!と準備を進めているのに、想像と違うことが起こったり、当日ネットがつながらないなど、日々学びをためています。
今年はもっとスムーズにたくさんの方に参加いただける場づくりができたらいいなと考えています。

前に進むために、あえて「立ち止まる」プログラムを開催

ETIC.といえば、社会起業塾をはじめとした成長を後押しする団体というイメージを持たれる方も多いと思います。
社会課題の解決のために事業の成長を後押しすることも必要な一方で、「リーダーは強くあらねば」「疲弊しているけれど休めない」などの葛藤も多く耳にしてきました。

そのような声をもとに、11月新たに「社会変容に立ち向かうリーダーのためのラーニングジャーニー~インナーウェルビーイング編」をブラウンズフィールド(千葉県いすみ市)にて、2泊3日で開催。ファシリテーターとして、ボブ・スティルガー氏、三田愛氏、企画・運営に藤村隆氏をお招きし、約20名のリーダーが参加しました。

五感を感じる非日常の環境で、それぞれが思考や感情に向き合った結果、「自分を取り戻せた時間」「立ち止まり方を教えてもらった」「自分だけが抱えている痛みではなかった」「温泉に入った時のような温かさを感じられた」など、多くの感想が寄せられました。私たち事務局も、ふと思い出しては愛おしくなる大切な時間を共に過ごさせていただいたなと思います。

起業家やスタッフのみなさんと、こうした新たなプログラムでご一緒できることに今後の可能性を感じたと同時に、社会課題に取り組むひとりひとりをまず大切にすることが、よりよいインパクトを持続的に生み出すために不可欠だと心から思いました。

ラーニングジャーニーでの一コマ

カタリバと協同でユースセンター起業塾を本格始動

ここ数年、ETIC.の支援プログラムや何らかのご縁があった方々と、関係性が発展し事業を協働実施するというケースが増えています。
認定NPO法人カタリバとの協働事業「ユースセンター起業塾」もその一つで、10代の子どもたちの意欲と創造性を伸ばす場「ユースセンター」を立ち上げようと日本各地で奮闘する個人や団体を応援するインキュベーション事業です。休眠預金事業を活用し、カタリバが幹事団体として資金的・非資金的支援の提供を行うとともに、ETIC.はコンソーシアムの参加団体として、事業立ち上げの伴走支援で協働しています。
第一期では、全国14団体が休眠預金の枠で採択されました。現在は、カタリバ自主財源を活用した第二期の公募選考も行なっており、日本各地でのユースセンター立ち上げに向けた動きが加速しています。子どもたちの意欲や創造性を育んでいくための「居場所」を増やす機運は今日本全国で高まっており、ETICでも引き続き、未来をつくる担い手支援を通じてこのムーブメントを応援していきたいと考えています。

2023年も、オンライン、オフラインに関わらず、多くの方にお会いし、立ち止まり方も忘れずに、たくさんの方とご一緒できたらと思います。
何か仕掛けたいとき、話を聞いて欲しいとき、とりあえず話したいとき、いつでもお気軽にご連絡を頂けると嬉しいです。

2023年もどうぞよろしくお願いいたします!


- INFORMATION -

オンライン連続セミナー(録画配信あり)
「居場所づくりは地域づくり」〜地域と居場所の新しい関係性を目指して〜【第3回】


公民館での絵画教室を行うのに、「子どもに絵を教えるのが目的」と言えばみんなが納得したが、「子どもの居場所づくりが目的」と言ったら納得されなかった、という事例に出会ったことがあります。子どもに絵を教えるのは「地域づくり(地域コミュニティ活動)」でも、子どもの居場所づくりは「困っている子のための福祉活動」だと受け取られたからかもしれません。

「困っている子のための福祉活動」としての居場所づくりと、「人間関係の希薄化という地域課題解決の処方箋」としての居場所づくりは、同じなのか違うのか。「居場所づくりは地域づくり」と言えるとして、それはどのような視点、スコープ、そして意味においてなのか。

第1回セミナーでは、「地域が持つ課題発見力と、居場所やテーマ型NPOが持つ課題解決力の両輪・連携が鍵。」など、居場所と地域の関係性についてさまざまな視点が交換されました。

さらに第2回セミナーでは、「居場所同士が、独立せず、関係が深まることで地域づくりになる」といった視点も取り上げられました。

第3回セミナーでも、居場所づくり・地域づくりの運営者や実践者を登壇者に、参加者とともに居場所と地域の関係性について一層考えを深めていきます。

さらに気づきや学びを得る機会となることを願って、皆様からのご参加をお待ちしております。

【開催概要】
◎開催日時:
第3回目:1月23日(月)16:00〜18:00@オンライン
 <パネリスト(第3回目)>
 ・公益財団法人 さわやか福祉財団 新地域支援事業担当リーダー 高橋 望 氏
 ・認定NPO法人D×P 理事長 今井 紀明 氏
 ・認定NPO法人こまちぷらす 理事長 森 祐美子氏

◎参加対象
・​​日本全国の地域で、子どもや高齢者などを対象に、「居場所づくり」に関する活動を展開されている方々
・日本全国の地域で、子育てカフェや空き家活用など、「地域づくり」に関する活動を展開されている方々
・上記以外に、本イベント趣旨にご関心のある方々

◎参加費:1,000円(税込)/1回

◎申込方法【締切:1/23(月)12:00(正午)】
こちらのページよりお申し込みください
※3回目からのご参加も歓迎です!

◎主催者
「居場所づくりは地域づくり」実行委員会(NPO法人エティック、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ)


Editor's Note - 編集後記 -

3つ目のトピックでも書きましたが、これまでご縁のあったみなさんとプログラムや企画をご一緒する機会をいくつか頂いています。
「こういうのETIC.と一緒にやれないかな?」「このアイデアはETIC.も一緒に巻き込んで考えられたら面白そう!」など思いつくことありましたら、お気軽にお声がけください。
みなさんとご一緒する未来を考えると、私もとても楽しみです。
ご連絡お待ちしています!(石塚真保)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?