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日記 【広島:原爆ドーム、平和記念公園と資料館】

こんばんは。今回広島は梅雨の中の旅行だったので、どれだけ観光出来るか心配だった。

しかし、蓋を開けてみれば雨が降ったのは2日間、ほんの数時間だけ、おまけに傘が殆ど必要無い小ぶりと幸運に恵まれた。晴れ間にここぞとばかり動き回ったので、殆どしたかった観光を既に終わらせる事が出来た。

広島の観光と言えば、先ずは原爆ドームと平和記念資料館を含む平和公園だろう。私も、これらの場所に訪れる事を1番の目的として広島に来たので、2回に分けてじっくり見た。

話は遡るが、私は、2018年の9月に友人とポーランドに旅行した。その時に、行ってみようと決めていたのはあのアウシュヴィッツだ。ドイツ・ナチス軍が、ユダヤ人達をユダヤ人という理由だけで強制収監して、人体実験をしたりガス室で集団殺戮を行なった世界でもその悪名が知られている場所だ。

アウシュビッツ訪問後、1度で十分で、もう2度と訪れたくない場所だったと母親に話すと、両親ともに広島の原爆ドームと平和記念資料館に行った時に暗い気分になってやはり1度で十分だと思ったと言っていた。

それを聞いても、やはり日本人として一度は見ておきたいなぁと思っていて、現在観光地が空いていてホテルも安い間に遂に訪問する事にした。

小学校や中学校の教科書、そしてテレビでも沢山見た事のある原爆ドームを実際に見れて感動した。それ以外にも、今は平和記念公園となっている場所が原爆投下前は住宅やお店が密集した賑わった場所だったと知って少し動揺し悲しくなった。

平和記念公園では、同じく遠い昔に写真で見た事のある原爆の子の像や原爆死没者慰霊碑、祈りの泉などもどんな物だか肉眼で確かめる事が出来た。

広島平和記念資料館は、アウシュビッツ程恐ろしい場所では無かった。2019年にリニューアルをして、私の両親が見た様なおどろおどろしい展示は無くなって、言い方は変だが無機質でお洒落な展示に変わった様だ。

悲惨な火傷や放射能を浴びた後遺症の犠牲者の写真もあったが、あくまでさらっと展示してあった。被害者の遺物や原爆に関する絵や文なども、アートとして展示してあったように感じた。

資料館の2階の窓から原爆ドームが見えた。

ちなみに、私は2019年リニューアルする前に私の両親が見たであろう、おどろおどろしい展示の事はたまたま気がついた。1階の特別展示場所に昔の資料館の写真が貼ってあったからだ。

実際に崩れ落ちた瓦礫の中を歩いたり、焼け焦げた原爆ドームのレプリカや洋服が燃えて体が溶けた蝋人形を間近で見た方が原爆の恐怖を擬体験出来て良いんじゃ無いかなと思うので、これらが無くなってしまったのはちょっと残念だ。

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