まだ気になる。
彼は島にサーフィンをしに行った。
そして今日帰ってくるはず。

別れてnoteを始めて、
私の中で色んなことがぐるりと巡り歩き出した。

なんでこんなに好きになっちゃんだろう。
もしかしたら、
ずーっと一緒にいたからかもしれないと思った。

その時は夏で
コロナ禍で仕事が本当になかった。
ほとんど彼は半同棲という形でうちにいた。
たった2ヶ月も経っていなかったというのに
信じられない時間を一緒に過ごした。
濃すぎた。彼との時間は心の奥の僅かな消えそうなもろい私の琴線に触れた。

私は今ものすごく繁忙期で、貴重な3日のお休みもなんだかんだやりたいことリストを叶えるべく　猛スピードでやり切りたいと思っている。

もし、こんな時期に出会っていたら、
体がもたない。

私は暇だったのだ。


だからものすごく考えてしまった。

暇だから。
そして夏だった。
夏のせい。
そう。夏だから。

そう思ってみることにした。
たまにはいろんなものや
ことのせいにしてみたくなる。
そうやってみないといい人ぶって結局
ものや人に酔っ払って
当たり散らしたりするかもしれない。


彼とはタイミングが合わなかったら
付き合っていなかった。うん。

『暇&夏のせい』

うん。そうなんだな。
なんだかいい曲のタイトルになりそう。

依存って、暇だとなるのかもな。

ふと思った。

私は今、誰かに依存などしている暇などない。
ふと、思い出してしまうけれど。
甘えてみたいけれど。

今。ここ。自分。

本当に今、これなんだって思ってる。

今をこの今を
この想いを感じられる自分を大切にする。

しんどいことは、一生懸命に無我夢中で汗だくでやってみればいい。

私は今やれることを精一杯やることで
彼がいない暮らしを
彼が消えた見えないこの未来を
描きたいと思うし、もう
描けていることに気がついている。

私は早く彼を脱ぎ捨ててしまいたいけれど、
それでも私はあの時間を素晴らしく
愛おしく思う。

いつかまた
あんな風に純粋に人を好きになれるだろうか。

ただもう感情は無くなってきた。
無関心になってしまうのも寂しいな。

脱ぎ捨てた彼のことを洗うのか捨てるのかまた拾って着るのか。

私はどうするのだろう。
愛した人はまだ私の扉を開けたり閉めたりする。