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強くなりたい

別に鬼滅の刃に影響されたわけではなく、私の体の話。

「ジェンガかよ」と思うほど、ちょっとした事でよく体調が崩れる。天気や気圧やストレスはもちろん、特に何もしていなくても。こうなるともう、定期的にそうなるよう組み込まれているかのようだ。

人間以下

崩れるレベルも、日によって違う。気怠くなるだけの時もあれば、上半身を起こせない時もある。風邪もよくひく。比較的大きなものから小さなものまで、持病もある。

つまり、毎日が微妙に危うい。

対策が不十分なわけでもないし、自分なりにやっている。そもそも、こんな体になりたくてなったわけではないし、好きで苦しんでいるわけでもない。

なのに、子供の頃は特に、体が弱いというだけで

「男のくせに情けない」
「病気がうつる」
「○ねばいいのに」

などと散々な言われようだったし、容姿を含めて悪口を言われたし、ここで詳しく書くのも憚られるほどの事をされ、何年も何年も何年も何年も何年も、いじめられてきた。

そのたびに、自分はまるで人間じゃないかのような気持ちになっていた。飢えていた時期も長くて華奢だった事もあってか、机に骨のイラストを描かれた時には

「ああ自分は人間以下なんだな」

と、本気で思った。

今でこそなんとか食べられる量も少し増えてきて、数年前からいろいろな要素が上手く噛み合い、大幅に体型が変わったものの、それでも人間以下なんだという意識は剥がれずに残っている。

なんという後遺症だ。

羨ましがっている側

これは自慢とかそういうベクトルの話ではない――という大前提でよろしくお願いしたいが。

そんな私でも、たまに「優雅で素敵です」のように言われる事がある。恐らく、Twitterで何かを楽しんでいるツイートや、珈琲を飲んでいる写真や、料理をしている動画などをアップしているからだろう。(主に鍵つきのアカウントで)

綺麗に魅せようとしているわけだから、素敵だと思ってもらえるのは純粋に嬉しいし、むしろ大歓迎だし、それ自体が嫌だとか言いたいわけではない。早とちりや誤解は禁物。

その上で。

実は、Twitterなどで見せている大半は「上手く加工して盛っているもの」「不都合な所をカットしたもの」だけ。タネもシカケも、がっつりばっちりある。

だから、無加工の自分はコンプレックスの塊だし、未熟すぎて歪みすぎて嫌になるし、社会の役に立てていないし、馴染めてもいない。地位も名誉も特にない。

しかも、体も弱い。

本当は、羨ましがられる側の器ではなく「おかしくなりそうなほど周りを羨ましがっている側」だ。がっかりしたかもしれないが――というほど興味すらないかもしれないが、事実そう。

それが、私。

今更、これを大きく覆すほどの大躍進なんてできないのは分かっている。できたとしても、高が知れている。分かっているから、せめて小さく小さく生きていくための

「強い体がほしい」

そう思っているわけだ。メルカリかどっかに売っていないかな。30円くらいで。

まとめ

強くなりたいと書いてはいるが、アドバイスは求めていないから「こうすれば健康になる」や「これがおすすめです」などは、遠慮したい。いろいろ採用できるほど、器用なほうでもないし。申し訳ない。

現状こうで、こうなりたいと願っているんだよという、ただの雑記。加工してばかりではなんだからという、無加工のチラリズム。それだけだ。

あれ。

「ちらっとどころか丸見えやん」

と聞こえた気がするが、まあいいか。

無加工ごと愛せ。

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