見出し画像

本音を言います。この数年色々あった。。

お久しぶりです。OASIZの江藤です。

先日の弊社の資金調達リリースへの多くの反響、ありがとうございます。

今回はシードラウンド調達の時の動くリリースではなく、プレシリーズA 資金調達リリース特設サイトという最近流行りのやつに乗っかってみました(笑)。でもかなり評判いい感じなので、個人的には作ってよかったなと思ってます。

もしまだ見ていない方は是非見てみてください↓
https://oasiz.org/funding23/

※ちなみにこれうちの天才デザイナー レオくんが他の仕事もある中、一ヶ月で作ったらしいです。まじヤバすぎ(笑) 有能すぎやろ。。

さて、今回は資金調達のリリースもあり色々な方がOASIZという会社を知り始めてくれたいい機会なので、改めて僕の言葉で「なぜ起業してOASIZを作ったのか」「この世の中に対して思っていること」「OASIZのこれから」について皆さんに伝えようと思いました。

また個人的には、この数年、とにかく前だけ見て突っ走って、とてもつもない刺激的な出来事ばかりを経験している今の気持ちを忘れないためにも、noteに書きました。


そもそもなぜ起業したか/クリエイターという存在

大学時代に始めたByteDanceでのインターン。そこでの経験は確実に僕の人生の礎になった。

業務としてはクリエイターをスカウトしてTikTok内で投稿してもらうようサポートするというシンプルな仕事。

その中でクリエイターと関わる時間ができたのが、僕がいまクリエイターのためにOASIZという会社をやる理由のキッカケの1つです。そして、その時期からクリエイターに対して、今まで視聴者感覚だったのが、より近い存在のように感じる何か不思議な感覚になりました。 今までサンケイスポーツや、TBSなど、たくさんの素敵な職場でインターンとして経験を積ませてもらったきたが、僕は可能性に満ち溢れたショート動画の世界に、何よりもワクワクしてた。その結果、大学を卒業したら、内定していた会社に就職するものだとてっきり思っていたが、気づいたらその会社を入社2週間前に蹴って、ショート動画の世界に飛び込んでいた。※その時の人事さん本当にごめんなさい。笑

TikTokインターン時代

その結果、就職せずに大学を卒業し、フリーランスとして有名事務所の全体コンサルやアスリートのYouTubeディレクターやTikTok運用を一年間必死にやりました。(その時に死ぬほどAdobe使ってたな。。懐かしい)

そして、ある日 友人から「新宿三丁目に5万で住める所がある」と言われ、ついて行ったのが起業家シェアハウスという所でした。その場所が僕が“OASIZ”という会社を起こすキッカケでした。(起業家シェアハウスの説明は話すと長いんで省きます笑)

OASIZという会社は僕一人で作ったわけではなくて、クリエイターとして、1人の人間として最も尊敬しているRyuTricks (https://www.tiktok.com/@ryutricks)と一緒に始めました。

もともとByteDanceの時から、クリエイター達とコミュニケーションを取る業務についていたこともあって、そういった界隈の交友関係は広がっていました。

けれど、別に彼と同じ大学の同級生でも、共通の友人がいたわけでもない。ただ「ClubHouse」という今や風前の灯火になってしまったアプリを通して知り合っただけの関係。

当時、TikTokのクリエイターを集めた部屋を作って雑談していたら、お互いの考えに共感して、彼とはすぐに意気投合してしまった。

当時のクラブハウス

僕の思いに強く賛同してくれた彼は、共に起業する選択肢をとってくれました。まさか僕が1人のクリエイターと一緒に会社をおこすなんて考えてもみなかった。今思うと本当に奇跡(笑)

またクリエイターと一緒に起業することで見えてきた問題点や可能性が山ほどあったのも事実で、それが今ではこの会社が存在する大きな意味となっています。 この時から僕の中で、クリエイターへのリスペクトがどんどんと大きくなっていきました。そして、彼らと一緒に仕事すればするほど、彼らがどれだけ時間を費やして考えて動画を作っているのか、その考えの深さに驚愕した。

今まで数字ばかり見ていた僕にとって、クリエイターの想いやそういった考えに触れた瞬間、尊敬したのと同時に、彼らの力になりたいと本気で強く思うようになった。

OASIZ創業しての一枚
PSG Japan Tourでの一枚
サッカー系クリエイター界でのバロンドール
「Dubai Globe Soccer Award」での一枚 


今の社会の在り方と、クリエイターの在り方

実は彼らと共に仕事を進める中で、クリエイターが自分たちの気づかないところで搾取されている現状を幾度となく目の当たりにしました。

彼らが生み出す動画やトレンド、言葉一つ一つにはとてつもない魅力とパワーがあるし、僕はそれが大好きでした。

けれど「お金やビジネス」というものが絡んでくると、彼らの力や能力が直接的にお金と結びつかないという状況が無数に蔓延っていた。

クリエイターが1本の動画を作るのにどれだけ考えて、時間を使って、今までの工夫をかき集めて作っているのかを知っているからこそ、世界の見え方がガラリと変わってしまった。

そういったクリエイターの持っているスキルを正しく評価できていない、そしてその能力を十分に使いこなせていない世の中や業界が問題だなと、自分の中で危機感を覚えるようになりました。

彼らに正当な価値を与えられない世の中なんて、僕にとって好きになったものを全否定されるような感覚だった。なにより友人でもあるみんなが搾取されている現状があまりにも悔しかったです。


OASIZの原動力

僕は代理店にいたこともなければ、業界の隅々を知っているわけではないけども、それでも好きなクリエイターが業界構造のせいで、ちょっとだけ損をしているのを目の当たりにした時、やっぱり悲しい気持ちになった。

これは代理店が悪だ、クリエイターは独立し自分でやっていくべき、とかそういう話ではなくて、少しばかり構造における矛盾のせいで、ギャップが生まれてしまっているということ。

本当はこんなこと、見て見ぬふりをして、今まで通りクリエイターや芸能人、スポーツ選手の魅力をもっと世間に見てもらうような仕事を続けることだってできたと思う。常にトレンドの先頭を走り続ける動画を作り続け、多くの人に見てもらう。けれど、それだと他の会社や業界が今までやってきたことと同じことを、僕自身もやってしまっている事になってしまう。。。

やっぱり僕はクリエイター達が搾取されているという問題から目を背けることができなかった。

責任を勝手に感じ、使命を感じてしまった。

だからこそ、やるべき手段の一つとしてOASIZという会社を立ち上げ、クリエイターの社会的価値向上というミッションのもと、僕たちは何かできないかと日々邁進しています。


これから僕たちは

振り返ってみると数えきれないほど色々なことがあった。失ったモノも勿論あった。けれど得たモノはその何十倍もあって、こんな経験をしたからこそ出会えた仲間や関係者が沢山いました。

現時点でさえ、会社に可能性を感じて仲間になってくれる人がいて、そういう人が入ってくるたびに僕は嬉しさと責任とで、より一層身に力が入る。

色々な方から「まだ若いのにすごいね」なんて沢山言われるけれど、「もう若さのお守りは使えないなぁ」なんてぼんやり思っています。そうなると、この資金調達のタイミングでようやく先輩方と同じ土俵に立てた感覚もあり、またゼロからのスタートのような想いで今います。

OASIZはこれからどうしていくのか。

今までは受託として色々な企業のTikTokおよびショート動画のアカウント運用、動画制作を行ってきました。

しかし今後は“より”クリエイターにとってもっと頼られる存在になりたい。彼らが自分自身の可能性をもっともっと広げられるように。

そしてOASIZがあって良かったと言われるような組織でいたい。

そして結果的に、OASIZがやっていることが世の中の当たり前になって欲しい。そのために先頭を走り続けたいと本気で思っています。


二回目の資金調達を実施しました(余談ですが。。)

あんまりこれ言ってないんですけど、口座に振り込まれた桁の違う数字を見た瞬間、25年間普通の生活をしていた僕は正直 圧倒されてしまいました。ここまできたら、いよいよ引き返せないなと。

前回の資金調達はちょうど1年ほど前。金額は約2100万円。

1年後、まさかその約10倍の2億もの金額を調達するとは正直思っていなかったです。今振り返ってみると、それだけ突っ走ってきたなと、自分が経験してきたことを確認できる良いタイミングなのかなとも思いました。

今回出資してくださったSBI Investmentさんとのご縁になった背景は、前回の調達のちょっと変わったプレスリリースを見てくださってからの連絡でした。その段階では、まだ芽が出るか出ないかの会社だったのにも関わらず、興味を持って連絡くださったことがとても僕自身、めっちゃ嬉しかった。 最初は、「どうせ向こうもビジネスだから」とすこし身構えていたけれど、そんな心配は杞憂で、一緒に進んで行きたいと思える担当者の鈴木さんに巡り会えたことで、こうして新たなチャンスを掴むことができました。

最後に、僕はこのショート動画の賞味期限は長くて7年、早くて3-4年だと考えています。現時点でこの業界の中で突き抜けている会社が存在しないからこそ、そこを目指すために、さらにOASIZを加速させていきます。 ここからOASIZは、より一層チャレンジの幅を広げ、見ている人の感情を揺さぶり、動画を生み出すクリエイターにとって拠り所となるような、そういった存在
になれるよう、進んでいきます。

また今回、NewsPicksさんやForbesさんにもインタビューしてもらいましたのでぜひ興味がある方は読んでみてください↓

そして、もちろん僕らの仲間になってくれる人も大歓迎しています。

もし興味があったら僕のTwitterのDMでもいいので連絡してください。一緒にお話しましょう。

これからショート動画をもっと盛り上げていく為に僕らは動きます。

会社HP↓



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?