"大人の女"の条件~SEX AND THE CITY シーズン3~
先日、デパコスカウンターで見た親子を見て、初めてメイクした時の事を思い出したという話を書いた。
書いている時にずっと頭をよぎっていたのが「Hot Child in the City」
真夏の蒸し暑い夜にピッタリのこの曲は、海外ドラマ「SEX AND THE CITY」シーズン3 15話のテーマ曲となっている。
「“大人の女”の条件」というタイトルのこのエピソードは、私的SATCベストエピソードランキングで不動の2位である。
キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)はコミックを売っているお店でウェイドという年下のイケメン(かな?)と出会う。
最初のデートもゲーセンで、キックスケーターに乗ったりキャリーにとってはとても新鮮だった。
彼のアパートに誘われ、高層マンションのベランダで夜風を楽しんでいる時、突如背後から現れたウェイドの母に驚愕する。
そう、そのマンションはウェイドの両親のもので彼は実家暮らしだったのだ。
その話をレストランでサマンサ(キム・キャトラル)とミランダ(シンシア・ニクソン)に話すと「そんな男はいますぐ別れなさい」と言われる。
その時テーブルにシャンパンが届けられ、送り主のジェニー・ブライヤー(13歳)が現れた。
ジェニーとその友達の服装や話している事(恋愛というより男関係という方が近い)が34歳の自分達と同じことに驚愕するキャリー。
自分達が大人になりきれていないのか・・・
富豪の娘であるジェニーのパーティーでPR担当となったサマンサは、パーティーでジェニー達が話しているところに遭遇。
「もっと13歳の今を楽しんだ方がいいんじゃない?」とアドバイスをするも「おばあちゃん、今はそんな時代じゃないの」と一蹴される。
その後姿を見ながらサマンサは思う。
自分が13歳の頃、アイスクリームショップで汗をかきながらアルバイトしていたこと。
自分には少女時代の甘酸っぱい思い出があることを嬉しく思う。
一方キャリーは実家暮らしも悪くないんじゃないかと思い始め、ウェイドの両親のマンションでくつろぎまくっていた。
ウェイドが持っていた高級マリファナを吸っているところへ、両親が帰ってくる。
焦るウェイド。
そして母親がマリファナを見つけると、ウェイドは全てキャリーのせいにした・・・
ショックを受けたキャリーは考えた。
自分は34歳の大人だ。
大人の女性として今やるべきことは?
キャリーは自分が持ち込んだと謝り、高級マリファナを手に立ち去った。
そしてキャリーの家で、ミランダとサマンサと一緒にマリファナを吸い盛り上がりながらこう思った。
自分の力で稼ぎ借りた家がある。
一緒に過ごす友達がいる34歳の自分でいよう。
でもプレッシャーが多い中、たまには13歳に戻ることも必要だと。
キャリーの話より、サマンサの話の方がより共感したのだが、大人としての行動をとるキャリーもすごくかっこよかった。
今回久しぶりに見返して、またグッと来てしまった。
これだからSATCが大好きなんだ。
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