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「大富豪からの手紙」を読んで旅へ出た #4 ▶️第2の手紙 [決断]

第1の手紙【偶然】では、"偶然"の同期との会話、"偶然"重なった"広島"というキーワードに導かれ弾丸広島行きを決意した。なんだかワクワクする。久しぶりにワクワクする気持ちに身を委ね、体が勝手に動き出してしまう感じ。ここ最近の僕は、何をするべきなのか、今やっていることが正しいのかと、頭で考えてばかりで身動きが取れない状況が続いていた。ワクワクするとつい体が動き出してしまう、これが波に乗っている時の感覚なのだろう。この波に乗っている感覚を僕は求めていたのだろうとなんだかとてもしっくりきた。

波に乗り始められた今、大富豪の第2の手紙【決断】も開いてみよう。

(省略)
"この【第2の手紙】を開けているということは、きっと偶然に導かれて、キミが何かを決めようとしているタイミングなのだろう。" (※1)
「成功に必要なことは、なんですか?」と聞かれると、私は「決めることだ」と答えてきた。なぜなら「決断することなしには、何も動かない」からだ。
"「目の前にある選択肢の中から、良さそうなもの(ベター)を選び続ける」かぎり、心からワクワクする人生は送れない。「最高の未来は、いつも、今の意識の外にある」のだから。" (※2)

この手紙で一番伝えたいことは、何も決断しない、行動しないことが、いちばんのリスクであるということだと思う。また、自分が本当にワクワクすることではなく、本当の意味の"行動"を起こさずに選んだリスクのない選択肢からは変化が起きないということ。例えば一般企業に勤めて仕事をしていると、会社という組織の一員となり、組織の中の部署という枠に入る。組織の中に入るとどうしてもその中での枠にとどまってしまい、選択肢を勝手に狭めてしまっていると感じる。決断をする時には自分の状況を俯瞰的に見て、所属や立場を全て切り捨てたフラットな状態で決断をすることが重要だと考える。自分も外を常に見ているようで、意識の外に到達していなかったのではと少し冷静になれた。

では、今の自分が決めなければいけないことは何か?
抽象的であっても決めたことを書き出してみよう。
①最高の未来を手に入れる
②自分のワクワクすることを理解しやり続ける
③今回の旅での発見が必ず人生のリズムを変えると信じる!

広島行きの新幹線に乗っている今、僕は色んなことを考えている。なんで今の僕はこんなにも悩んでいるんだろう。海外を飛び回っていた7年前は、悩むこともたくさんあったけれど、とにかく行動し続けていて立ち止まる暇もなく物事が動き続けていた。周りの目を気にしている暇もなかった。今と7年前で一番違うことは何かと考えると、組織に属しているかどうかの違いだと思う。7年前は学生でも社会人でもなく、所属に縛られることなく常に能動的に行動していた。反対に今は会社という組織に属している。住む場所や働く場所が与えられ、受動的な環境なのだと言える。同じ立場の従業員達と肩を並べ、評価を気にしたり周りの目やルールを気にしたり。僕が意識の外側で決断するには、物凄く重要な要素の1つだと思う。この意識の外へと抜け出した僕はどんな表情をしているのだろうか。

色んなことが頭をめぐる広島行きの新幹線の中だが、やはり旅に出かける時に電車や飛行機に揺られている瞬間は好きだ。ぼーっと窓の景色を眺めているだけでも、日常を忘れることができて頭が物凄くスッキリする。いかに日常で忙しさに飲み込まれて視界が狭くなっているのかがよくわかる。このままずーっと遠くまで自分を運んでほしい、そんな気持ちになる。毎日憂鬱な思いで会社に行くのが当たり前となっているが、明日会社へ行かない!と決めればこうやっていつでも旅に出ることもできるんだよな。結局、いつも選択をしているのは紛れもなく自分自身。

決断をした次に必要なことは何なのだろうか。ポイントは直感!?

続く

(※1) 本田健著, 大富豪からの手紙, ダイヤモンド社, 2018, P44
(※2) 本田健著, 大富豪からの手紙, ダイヤモンド社, 2018, P50



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