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EU協会英語CLUB:Canadaの生活…そして食品ロスについて…

京都・奈良EU協会
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NPO法人京都・奈良EU協会の「ランデヴDEなら」(奈良の出会い)。パーソナリティは高島真貴子です。

1月と2月のEU協会英語クラブの報告をさせていただきます(コロナのため実際いまイベントは開催しにくくなっています)。今回はEU協会のメンバーのおふたりに英語クラブのテーマに沿った文を書いていただきました。

まず1月16日(土)に開催された英語CLUB(ESS Mahoroba)の報告から(中村象副理事長の投稿)。

CORONA感染拡大で、従来の夜間から週末日中開催に切り替えたり、換気等の安全対策再確認等、とにかく祈るような気持ちで臨んだESS Mahorobaです。

今回、お越し頂いたのは上本町 Sheraton Miyako Osakaで総支配人付秘書、スタッフの語学教育(英・仏語)も担当されているMs.Sandra archibald Ikushima Canada モントリオールのご出身、父方がアイルランド系、母方はフランス系という英仏両方の血を引いておられるので文字通りの英・仏バイリンガルです。

今回は「へーそうなんだ!」「それは知らなかった?」の連続、
とても Informativeな(話題が豊富で面白くて参考になる)そんな雰囲気だった思います。

例えば、カナダの雪は乾燥したパウダーSNOWだから屋根に積もらない。カナダでは駐車中の車に鍵をかけない。北極熊に襲われた時、誰でも車に逃げ込めるから「へー!」,,

モントリオールは、「北米のパリ」と言われ、町の交通標識もレストランのメニューも基本仏語です。Montréal が属するケベック州自体がフランス色濃く、独立したいと思っている、

⛪そして、カトリック教会は、大家族主義の下、離婚や中絶を厳格に禁止してきた。ケベックの特に女性達はその圧力と戦って来た...Sandraさんもそう言った古い因習が受け入れられない人間の一人。来日15年になるそうですが、すっかり日本に魅了され、母国に帰りたくないとまで言われています。
🎌📍🎌📍🎌
今回は 英語の知識に限らず、 様々なTopicに触れ、とても参考になる有意義な時間過ごせました。Sandra さん カナダの美しい景色や珍しい観光名所たくさん、ご案内下さり有り難うございました。

🇨🇦山﨑周子さん「カナダ生活 ア・ラ・カルト」(Canadaを百聞させてくれた友人の話)から。

冬の寒さはただ事でなく(―25℃)、家の中は暖房が効いているので半袖だが、外へ出ればそのまゝその上にしっかりしたコートを着て、セーターを着ることは無かった。車は車検制度が無いので運転中に故障して動かなくなる車がよく有り、それを待ち構えて修理屋が群がることもよくあった。

ナイアガラの滝へ行くと世界中の人種が集まっている!と思うくらい世界各国から観光客が訪れていた。ケベック州のモントリオールはフレンチカナディアンと呼ばれるフランス語圏で小柄な人が多く、またオンタリオ州のトロントは英語圏で大柄な人が多いのが目につく。
多民族国家でインド、韓国、中国はもとより、最近は隣国アメリカからの移民が多い。
多宗教国でもあり、同じ宗教の人が10名集まれば学校成立で、助成金も出るそうな!学校に行かない。ホームスクーリングの家庭も珍しくない。

<お産> 出産した翌日退院(へその緒がついたまゝ)消毒は家族がするが1週間は訪問看護が付く。
<気候> 湿度が低いせいかアレルギーを持っている人は過ごしやすい。太陽光(紫外線)は日本よりきつく、子供もサングラスが必需品。白夜の季節は夜10時頃まで明るく、夕方5時に退社してゴルフを楽しめる。
<子供> 1人では外出しない、学校も必ず送り迎えするか又はスクールバス利用。小さい子を1人にしたまゝ出かけない。泣き声がしたら近所の人がPOLICEに通報し、親は拘置所に入れられることに!
<子育て>
午後5時になると「finish!」と仕事を終えて退社。残業も無い。日本のように飲み会もしないので男性(ご主人)の帰宅も早く子育てを一緒にする。買い物も週一度たっぷりと購入。
いつもご主人が一緒なので、子育てで疲れたりイライラしたりストレスが溜まる事は無かった。

次は2月10日(水)に開催されたEU協会英語CLUBの報告。
ゲストはヨアヒム・グリンドルさんでした。

まずは「food waste」について。Food waste ‥食品ロスのことです。毎日大量の商品や、食品が捨てられているのです。世界の三分の一の食料は廃棄されているのだそうです。ふたつ目はJoachimさんのご出身のドイツのミュンヘンの州、バイエルンの食べ物についてです。

🇩🇪下村淑子さんの《Joacimと語ろう食品ロスとバイエルン料理》から…

ヨアヒムさんはがご持参くださったドイツの料理本が美味しそう。ババリア州ご出身で、3度の食事のうちでランチが一番重いのだとか、日曜の朝は教会に行き、帰ってから『ダンプリング』を食べるのが習慣なのだとか。

料理の本の写真のお皿にはローストポークの付け合わせに2個のダンプリングが。ピンポン玉大かと勝手に思っていたら、なんと!テニスボールほどだと。ネットでレシピを調べると、中にひき肉などを詰めて豚まん?みたいにしたり、生地にハーブを混ぜ込んだり、ジャムを入れてスイーツのようにしたものなど、色んなクノーデルがあるようです。家庭によって、時によって工夫されるんでしようね!お休みの日に子どもたちと一緒に作るのも楽しそうですね!

🗒萬田まさ子さんの《食品ロスを少しでも減らすには?》から…

37%、そして612万トン・・・この2つの数字は何だと思いますか?
前者は、日本の食料自給率、後者はまだ食べられるのに、廃棄される食品ロスと言われる量です。

TVで、飲食店の方が、毎日捨てる食材に謝りながら、ゴミ箱に入れていると言っていましたし、飲食店に野菜などを納入している農家の方たちも、作っても買ってもらえないから、廃棄するしかないと言っているのを観ました。本当に、悲しいことですよね。

食品ロスの半分は、家庭から出るのだそうです。買い物に行き、ついつい安いからと買い過ぎて、使いきれなかった、傷ませてしまった、賞味・消費期限が過ぎてしまったなどが原因だとか・・・

私は、出来るだけ買い物に行く回数を減らすようになり、余分な物は買わないようにしてきました。毎日の食卓は毎回完食!ほとんど残り物が出ることはありません。また今年は、米作りをしたり、畑で野菜や果物を作る時間も増えました。

自分で、こうした物つくりをしてみると、お米や野菜、果物を作るのに、いかに手間暇がかかるのかが、わかります。食べ物1つ無駄にすることなく、使い切ることが、大切だし、食品ロスにもつながるのではないかと思うようになりました。

スーパーでも、ついつい賞味期限の長いものに手が行きますが、本当は期限の近づいているものから買うほうがロスが出ませんよね。賞味期限が過ぎていても「食品ロス削減推進法」という法律のもと売ることが可能なんですね。賞味期限というのはその商品がまだ食べることが出来なくなるという期限より前に設定されているから。

みんながこうしたことを意識して行動することが、食品ロスにつながっていくのではないでしょうか?

最近、企業側も生産者側も廃棄する予定の食品を安く提供したり、レストランにおいては、食べきれなかったものを、自己責任で持ち帰る運動を展開し始めているところもありますね。

フランスでは、2016年に一定以上の規模のスーパーなどで賞味期限切れの食料品を廃棄することを原則禁止する「食品廃棄禁止法」という法律が制定されて、慈善団体への寄付や家畜の飼料や肥料などに活用することが義務付けられ、事業者サイドから発生する食品ロスを削減 しているそうです。

スペインでは、生活困窮者の食料援助と食品ロスを無くす目的で、「連帯冷蔵庫」があるそう。これは、家庭や飲食店などが、余った食料を屋外に設置した共同の冷蔵庫に入れ、欲しい人が自由に持って行けるというもの。

オーストラリアでは、「無料スーパー」なるものがあり、食品ロスを減らすのに、役立っているのだとか。

廃棄する食料を少しでも減らそうという一方で、世界の中には、飢餓に苦しんでいる人たちが沢山いるということを忘れてはならないと思います。そういう人たちに、まだ食べられる廃棄予定の食料が配布されたら、良いのになあ・・・

コロナ禍になって、今までのように生活出来なくなり、不自由も感じますけど、こうした問題をより身近に感じ、考えるきっかけをくれたのも、コロナなんだと思うのです。

🎼Blue Dot Sessions : Reflections
https://freemusicarchive.org/music/Blue_Dot_Sessions/reflections
The songs in this album are licensed under:
CC BY-NC
https://creativecommons.org/licenses/by-nc/4.0/
0:00 Bellow's Hull
6:00 Comfort Aire
11:00 Quarry Clouds
17:00 The Derricks
24:31 Trenton Channel

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