きのこ @人事をべんきょう中

“少し気楽に、もっと楽しく”働くために、毎日頑張るすべての人に伝えたいこと/Every…

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“少し気楽に、もっと楽しく”働くために、毎日頑張るすべての人に伝えたいこと/Every(https://every-co.com/)にて人事の世界を探究中/社会保険労務士試験合格者

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  • 人事労務室の会話から

    人事労務室で働く、上司さんと部下くんの会話から、”はたらく”にまつわるルールや仕組みを簡単に発信中。人事で働くひとにも、そうでない人にも、知っておいてほしいこと。『日本の人事をもっと面白くハッピーにクリエイティブに』

最近の記事

今どきのインターンシップを調べていたら、ブラックインターンの思い出が蘇ってきた

インターンシップの参加率は85.7% 調査開始以来、最高値にマイナビの調査によると、25年卒のインターンシップ・仕事体験に応募した学生の割合は91.0%で、参加した割合は85.7%となり、いずれも前年を上回り、参加率は調査を開始した14年卒以来最高値となったのとのことです。 30代後半以降の人には、なかなかピンとこないかもしれませんが(筆者のことです)、昨今の新卒採用では、インターンを取り入れる企業が一般的となっています。 学生の売り手市場が続く中、自社にマッチする学生を

    • 人事労務室の会話から#7 「4月から法改正だけど求人票大丈夫?」

      上司さん「労働条件明示のルールが変わるようだね。」部下くん「雇用契約書のフォーマット変更済みです!」2024年4月1日から、企業が従業員に対して行う労働条件明示のルールが変わります。 そもそも「労働条件明示のルール」ご存知でしたか? 労働基準法第15条第1項には、「使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。」と規定されていて、労働契約を結ぶ際には、下記の内容を書面で交付する必要があります。 内定後の雇用契約時など

      • 人事労務室の会話から#6 「育休に入った森田君、社保の免除申請した?」

        上司さん「営業の森田君が育休に入ったね。まずは2週間だっけ?」部下くん「産後パパ育休、我が社では初ですね。」令和4年4月から段階的に施工された育児休業法の改正。 “男性版産休”ともいわれる「出生時育児休業」(通称:産後パパ育休)が創設され、育児休業が分割で取得できることになりましたが、従業員の方にはどのくらい認知されているのでしょうか。 手続きを担当される方も、まだ戸惑われることが多いのではないでしょうか。 上司さん「手続きは大丈夫そう?」部下くん「社会保険料の免除申請は、

        • 最低賃金と、扶養の壁のアンバランス

          すこーーしずつ涼しくなってきて、 10月、11月の予定なんかが入ってきて、、 あれ、気付いたら今年終わりそう?という季節に近づいてきましたね。 年末が近づくに連れ、パートなどの扶養内で働かれている方は、 あと、どれくらい働いても大丈夫かな??と確認したり、 少しずつブレーキをかけ始める頃かもしれません。 少し前のnote、最低賃金が過去最高という話題でも触れましたが、 この最低賃金、扶養の範囲内で働かれている方にとっては うれしいやら、悩ましいやらの微妙な話だったりします

        今どきのインターンシップを調べていたら、ブラックインターンの思い出が蘇ってきた

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        • 人事労務室の会話から
          7本

        記事

          人事労務室の会話から#5 「ハラスメント研修を企画して」

          上司さん「人事部長から、ハラスメント研修を行うように指示がきたよ。」部下くん「先月パワハラが原因での退職がありましたからね・・・」2019年5月成立、2020年6月に施行された、「改正労働施策総合推進法」いわゆる「パワハラ防止法」ですが、2022年4月からは中小企業も対象になりました。 皆さんの会社では、対策は行われていますか? 企業の義務は、以下の4つです。  ①社内の方針を明確にし、従業員に周知・啓発すること  ②相談体制を整えること  ③被害を受けた労働者に適切かつ迅

          人事労務室の会話から#5 「ハラスメント研修を企画して」

          気が付いたら、最低賃金だった

          最低賃金が発表されました2023年度の都道府県ごとの最低賃金額が出そろい、厚生労働省から発表されました。 物価高を背景に全国平均が初めて1,000円を超え、引き上げ額も過去最高となりました。 物価、ほんとに上がってますよね。 スーパーで買い物して、6,000円くらいかなーと会計を待ってると10,000円超えてたり。ドラッグストアで買い忘れを買いにきただけなのに、ちょっとお菓子とか追加したら、いつの間にか5,000円突破してたり(それは自分のせい) お盆の帰省では、ガソリンが

          気が付いたら、最低賃金だった

          人事労務室の会話から#4 「営業エースの森田くん、育休取るんだってさ」

          上司さん 「さっき、営業部の森田くんから育休の申請書が届いてたね。」部下くん 「我が社も少しずつ男性の育休増えてきましたね。」先日(2023/07/31)、厚生労働省が公表した令和4年度雇用均等基本調査によると、男性の育児休業取得率が17・13%(前年度比3・16ポイント増)となり、過去最高を更新。上昇は10年連続となりました。 上司さん 「部下くんのまわりでも、男性で育休取る友達とか増えてるの?」部下くん 「大企業で働いてる友人は、取りました。会社から薦められたそうですよ

          人事労務室の会話から#4 「営業エースの森田くん、育休取るんだってさ」

          君たちはどう休むか

          夏に入る少し前に、友人とこんな会話がありました。 私「今年は家族で旅行とかいくの~?」 友「今の会社、入社してまだ1年も経ってないから有給もらえないよ~」 有給が発生するタイミング知ってますか?有給休暇は、6か月間継続して勤務し、8割以上出勤した場合に発生します。 この条件に、労働時間の長さは関係ありません。 正社員、パートといった雇用区分による差もありません。 入社したてや会社の雰囲気によっては、自分から有給について確認するのは、なんとなく躊躇ってしまうこともあるかもし

          人事労務室の会話から#3 「新入社員の山田さん、最近元気ないみたい」

          部下くん 「昨日の新入社員研修では、元気のないメンバーがいて気になりました。」上司さん 「入社して4か月。一番落ち込みやすい時期かもね。」 4月に新卒社員を新たな仲間として迎えて、もうすぐ4か月。 入社間もない頃と比べて、元気や活気が少なくなってきたかも・・・と感じる先輩や人事担当者の方もいるかもしれません。 良い意味で、少し落ち着いて、社会人らしくなってきたのかな? そんな可能性ももちろんあるでしょう。 新しい環境に身を置き、少し経った4か月頃。この時期は、実は一番落ち込

          人事労務室の会話から#3 「新入社員の山田さん、最近元気ないみたい」

          ボーナスをどう有効活用しようか、少しウキウキしている夏の始まりのあなたへ

          ボーナス出ました?どうでした??なんて、面識のある人には突然聞いたりできないけれど、一方的に投げかけられるのはnoteのいいところです。 夏のボーナスが出て、にんまりと何に使おうか考えている方も、 思ったより全然少なくて、・・・転職しよかな。状態の方も、 え、ボーナス?なにそれ?たべれるの??状態の方もいらっしゃるでしょう。 額が多ければ当然うれしいし、少なければ悲しい、つらい。 でも、金額そのものが、自分の評価への納得感や会社への信頼につながるか、というとちょっと違う気

          ボーナスをどう有効活用しようか、少しウキウキしている夏の始まりのあなたへ

          人事労務室の会話から#2 「残業手当の割増率ちゃんと変更した?」

          上司さん「残業手当の割増率が変わったけど、給与計算ちゃんとしてるよね?」部下くん「最近は、60時間以上残業してる人はいません」給与計算担当者にとってはもはや古い情報ですが、 2023年4月より、中小企業でも月60時間を超えた時間外労働は 50%の割増賃金率に変更となりました。(今までは25%でした) 働く方にとっては、企業が長時間労働を減らす取り組みに力を入れるきっかけとなり、良い情報かと思います。 例えば・・・ 時給2000円の方が月曜日から金曜日まで(日数を22と仮定

          人事労務室の会話から#2 「残業手当の割増率ちゃんと変更した?」

          もう6月。年末調整してから半年が過ぎたなと思ったあなたへ

          去年の年末調整を思い出す人はいない。6月に入って、梅雨来るのいやだなー、とか。 早く夏休み来ないかなー、とか。 もう今年も半分終わっちゃうよ!!とか思ってる方はいるでしょうが、 年末調整に思いを馳せる人は、なかなかいないと思います。 今日は無理やり、年末調整を思い出してあげてください。 みなさんが毎年会社に提出する年末調整。 正直、何を書いたらいいのか、どこまで書いたらいいのかわからなくて 総務担当の方に投げやりに渡してしまいがちな、年末調整。 それが、のちのちどんなふうに

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          人事労務室の会話から#1 「ある日届いたみどりの封筒」

          上司さん「これ、とどいたからよろしくね!」部下くん「あぁ、ついにまたこの季節がきましたね」 ◇至急開封してください◇ 労働局からこんな封筒が届いたら、我が社何をやらかしたの??とビックリする方もいらっしゃると思いますが、労務担当者のみなさんは、なれっこです。 この時期に届く封筒。「労働保険の年度更新」の書類です。 自動車保険にも生命保険にも更新があるように、会社が加入する労働保険にも更新があって、払いすぎたお金を清算したり、翌年度分を前もってお支払いしたりするのです。 会

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          今月残業代少なくてちょっとピンチかもと思った5月下旬のあなたへ

          5月下旬、いかがお過ごしですか今月ピンチ、なんてタイトルで始めると、消費者金融へのいざない記事?かと誤解を招きそうですが、そんな怪しい人間ではございません。 新年度でバタつく4月を乗り越え、規制のない久しぶりのGWでは羽振り良く楽しんでリフレッシュ、気付くと5月下旬。5月病、とまではいかなくても、なんとなく疲れたり、気分が上向かない日もあるのではないでしょうか。 あれ、なんだか気分と同調するように、お財布の中もさみしい感じ、、 そういえば最近定時上りが続いて、残業してない

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