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独学ハック:あなたは文字派? 聴覚派? 「自分に最適な勉強法」の見つけ方

あなたは文字派? 聴覚派? 「自分に最適な勉強法」の見つけ方

自分に最適な勉強法を自覚してから独学をスタートしないと、他人にお勧めされた勉強法では結局覚えられないなどで、時間を無駄にしてしまうことになりがちです。


人間の情報取得能力は個人差がある

学校時代、得意なことや苦手なことがあったと思います。例えば以下のようなことです。

①教科書を読むのが苦痛、だけれども先生の講義を聴くと頭にすんなり入る。

②教科書を読み込むのが好きで、内容もすんなり頭に入るが、講義を聴き続けるのが苦痛。

③文字ばかりだと混乱するが、図形だとすんなり理解できる。


などです。

この情報処理に関する個人差のことは「認知特性」と言われています

「認知特性」とは、目・耳・鼻などの主に五感を中心とした感覚器から入ってきたさまざまな情報を記憶したり、脳内で理解して表現したりする能力のことです。

要は認知特性とは「どういうやり方だと、自分は物事を記憶・理解・表現しやすいか?」ということ。これには「人それぞれ違う」ということです。また医学博士・本田真美氏による分類法では6つに分類されるそうです。

<視覚優位者>は❶写真(カメラアイ)タイプと❷三次元映像タイプに分類

❶写真(カメラアイ)タイプ

このタイプは、文字面を追うよりも平面画像としてのほうが、認識し理解できるタイプです。写真のように二次元で思考するこのタイプです。

❷三次元映像タイプ

このタイプは、時間の流れがあるエピソードを理解するのが上手なタイプだと言えるでしょう。1のタイプと比較すると、こちらの方は立体的なイメージが出てくるのが特徴。空間や時間軸を使って三次元で考えるこのタイプです。

<言語優位者>は❸言語映像タイプと❹言語抽象タイプに分類

❸言語映像タイプ

このタイプは、言葉をベースに想像力を働かせることで理解するタイプだと言えるでしょう。言葉がメインながら視覚に頼る部分も少し含まれるのが特徴です。文字や文章を映像化してから思考するタイプです。

❹言語抽象タイプ

このタイプは、授業ノートをわかりやすくまとめるのがとても上手なタイプだと言えると思います。文字や文章を図式化してから理解、記憶するタイプです。

<聴覚優位者>は❺聴覚言語タイプと❻聴覚&音タイプに分類

❺聴覚言語タイプ

このタイプの人は、言葉を読むよりも発音されたものを聞いたほうが理解が進むはずです。文字や文章を、耳から入れる音として情報処理するタイプです。

❻聴覚&音タイプ

このタイプは、言葉を適当なメロディーに合わせて自分が発音することで、記憶を強固にできるタイプです。

自分に合う勉強法を探そう

いかがでしたか。思い当たる節があれば、それがあなたに最適な記憶方法や勉強方法だと思います。

自分はどのタイプなのかわからない場合、認知特性を測るとても簡単なテストを本田氏が公開しています。
LINEでお友達になると診断させてもらえます。

私は、❶写真(カメラアイ)タイプと3Dタイプのようです。

そういえば、私の独学方法は、専門書と映像ラーニングの組み合わせでした。また専門書も図解や画像があると勉強がはかどった記憶があります。当たっていますね!

そして、普段思考をまとめるためのツールとして、Evernote(エバーノート)とMind map(マインドマップ)を使用しています。今はEvernoteのメモノート機能思想を受け継いだ製品として、Microsoft「OneNote」や、Google「keep」などがあるので、そちらを活用している方も多いでしょう。

Evernoteにとにかくカテゴリ別にノートを作り、その中に「ふっと浮かんだアイデアや思考」をスマホにあるアプリでどこにいてもメモをします。

情報も気になるものは、とりあえずEvernoteにアップロードします。

また、映像で「これ記憶したい」と思うものをスマホで撮影します。また、スマホで記事を読んで、後で読みたい、勉強したいものをスクショします。要はデータの映像化ですね。

実は、アイデアが浮かぶ場所が一定あって、トイレとか浴室など一人になってリラックスできる場所のようです。特にシャワーを浴びているときは無心になりやすく、解決できなくて悩んでいた事柄について、ふっと解決策や解決策につながるアイデアが浮かぶことが多いです。思いついたらEvernoteに即メモします!その時は覚えておけると思っていても、何時間かすると、「あれっ、なんだっけ??」という失敗を繰り返したので、即メモをするようになりました。

Evernoteに乱雑にしたメモを後で読み返して、大枠の思考をまとめるのに、Mind mapを使用します。これは、脳の神経回路のように、テーマを決めて、それを分類するようにキーワードを並べてつなげるようなアプリです。

上記を併合しながら、脳みその中で思考をミキシングすると、パワーポイントなどのスライド原稿も下書きもせずに一気に書くことも可能になります。

私のやり方も自分に一番フィットする方法として長年試行錯誤した編み出したものです。

みなさんも自分のタイプを認識して、最適な記憶方法や勉強方法を編み出してみてはいかがでしょうか。

独学が加速すること間違いありません!(つづく)

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