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仕事とプライベートを分けられるのか?

CliftonStrengthsを受けた方からの以下の様な質問をいただくことがあります。

「仕事モードと、プライベートモードで結果は変わりますか」

あなたはどう思われますか?


「答えをお伝えすると、結果はほとんど変わりません」

私はこんな風にお伝えしています。

仕事で嫌なことがあると家に帰っても楽しめなかったり、プライベートで嬉しいことがあると翌日ご機嫌で出勤したりすることがあります。会社のドアをくぐった瞬間に気持ちを完全に切り替えられる人を私は見たことがありません。

ただ、仕事で見せたい自分とプライベートで見せたい自分が異なることはあります。その場その場でどんな自分を出したいかを選んでいるのが私たちです。良くも、悪くも。

これはとても難しいことかもしれませんが、仕事でも、プライベートでも、自分を出すことができれば気楽なのになって。私はそうなりたいと思ってます。

先ほどは「出す」と表現しましたが、同時に「隠す」こともしていたりします。
「出す」を意識するのか、「隠す」を意識するのか。

私たち1人ひとりが出すから多様性が生まれる。また、私たちの中に多様な自分が存在しています。それを隠して真の多様性ある社会を実現するには無理だと私は感じています。

仕事モードのわたし、プライベートモードのわたし、どちらもわたしです。マシンのように、綺麗に切り分けることがなんてできません。それが私たち人間なんです。

自己探究の旅はつづく・・・
Insight Journey continues・・・

Vol.0957/2023年5月21日に配信したメルマガを加筆・修正したものです。
本号では他に「選択と個性」「人生初・田植え!」についても書いてます。メルマガにご登録いただければバックナンバーをお読みいただけます。


< 編 集 後 記 >

紫陽花の赤、青、紫のベースになっているのは、ブルーベーリーなどに含まれる色素「アントシアニン」で、通常は赤色をしているこの色素も、土壌から溶け出してきたアルミニウムと反応すると、青色に変化するそうです。 白い紫陽花はもともとアントシアニンを持っていないため土の影響による変化はなく、赤紫や赤の花は老化して根からアルミニウムを吸収できなくなってしまった紫陽花なんだそう。

外的環境に影響を受けるものと受けないもの、受けにくいものがあるのですね。 梅雨空に彩りを添えて咲く姿は、どんな色であっても、それぞれの持ち味を映し出しているようで美しい。

オフィシャルな場面では特に、感情を出しすぎることがないよう気を付けたりする傾向が私たちにはあるのかもしれませんが、心弾むことがあったときや、どうしてもふっきれない悲しい思いを抱えているとき、いまの心の色を誰かに向けて表現してみる・・・。オフィスの隣人に、「ちょっと聞いてもらえますか?」と切り出すのは、唐突なようで勇気がいることかもしれませんが、お隣さんも「私に話してくれるんだ」ってうれしい気持ちになったりするかもしれません。

 紫陽花に 囁く朝の 雨音よ



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