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菅田将暉ANN

はじめまして

この一文から始めさせていただきます。

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菅田将暉のラジオが終わった。菅田将暉のオールナイトニッポンが終わった。自分にとって替えのきかない存在が1つ無くなった。自分の中の1つの世界が消えてなくなった。

正直、なにをきっかけに聴き始めたのか覚えていない。どの時期から聴き始めたのかも覚えていない。大学に入り、建築を学んでいたため製図というものがあった。頭をあまり使わなくていいものの、作業量がとにかく多い。そのため、ラジオというメディアはとにかく適していた。そのようにラジオそのものと出会った。そのうち菅田将暉のラジオとも出会い、いつの間にか生活の一部になっていた。

週刊少年ジャンプで成長し、いまでも定期購読しているアラサー男。ジャンプ読んでいたせいなのかは分からないが、中高生のようなノリがずっとできる人だった。中高生男子が休み時間に内輪で盛り上がっているような、中身なんて殆どないラジオだった。それがこの上なく心地よかったのだ。

日本アカデミー賞に何回もノミネートされ、紅白歌合戦にも出ているような日本のトップスターといって差し支えないだろう。そんな人間が、深夜ラジオが友達みたいな人間達と同じ土俵に立ってふざけていたのだ。そんなの好きにならないわけがない。私は好きな俳優を聞かれたら間髪入れずに菅田将暉と答える。それほどまで好きになっていた。

ラジオは素を出せるメディアらしい。私自身ラジオパーソナリティになったことがないため、当人の立場で語ることは不可能だ。しかし、菅田将暉本人が語っていた。タレント菅田将暉としてラジオに出ているため、完全な素ではない。メディアというものを意識した時点で素というものではないかもしれないが、限りなく素に近い。と語っていた。

素が出るということは、人間性が出るということだ。つまり、ラジオ番組を好きになるということはその人を好きになるということに等しい。

ラジオ番組が無くなっても、芸能界を引退するわけではないため、テレビや映画で見かけることはあるだろう。しかし、いままで毎週2時間素の情報を得ていたものが急に無くなるのだ。インタビュー動画や雑誌の記事など全て追ったところで、毎週2時間分のものは得られないだろう。恋愛のことはよく分からないが、好きな人が急に遠くに行ってしまった感じだ。

菅田将暉は胸熱展開というものが大好きな人だった。

隠れた変人、オールナイトニッポン周りでは変人ぶりを遺憾無く発揮している三四郎 相田周二。YouTuber しゅーじまん としての顔ももっている。しゅーじまんが突然リリースしたStandbyという楽曲を番組内でセッションした。その時に悪ノリだったが、菅田将暉は最新アルバムのシークレットトラックにStandbyをカバーとして入れた。

リスナーに散々、「日本の風」と弄られ続けた「見たこともない景色」。最終回の曲振りはさらっと「日本の風に」と紹介していた。あまりの自然さに気づいていない人の方が多いのではないだろうかとさえ思う。

他にも数々の胸熱展開を繰り広げてきた。全部書いていたら余裕で1万文字を超えてしまうだろう。

最終回でも関係なくいつも通りふざけた放送だった。むしろ、最後だからといつも以上にふざけている気がした。アカデミー賞でもリスナーに言われた無茶振りを実践したりと、リスナーとの不思議な距離感と関係性を大事にしていたパーソナリティだ。最後のまとめのコメントでは、少し声を震わせていた。そんなのズルすぎる。最後までリスナーを小馬鹿にしながら終わってくれよ。

我々リスナーからも言わせてくれ。

ほな!

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手の届く範囲にいるあなたが

幸せでいることを願います

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