毒にも薬にもならない一時の暇つぶしこそが世界を平和にするのだと宣う。

目的のため、何かを得るため。
勿論夢があるのは良いことで、幸せを欲する事を否定はしない。

しない、しないが、しないからこそ、瞬きをするように流れゆく適当などうでもいい、いい加減の誰も傷つけない些細な出来事を大切にしたい。

沢山の人間と少しずつ関わるたび、ひとときの笑顔を思い出すたびにそういう風に思う。本当に思う。

二度と会えなくても、道を違えても、袂を分かつたとしても。
戻らない時の中の、あの日の微笑みは確かに思い出として私の中にあるのだ。
なんの役に立たなくても、確かに笑いあったのだ。


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