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流行りの歌詞に釘を刺したい、発明すんなと。

おはよう。目が覚めてきた。
午後から大学の講義がある、福です。

朝起きて数十分、忙しい蝉の鳴き声を掻き消そうとしてYoutubeをぼーっと流していた。非生産的な時間。
岡本太郎に言わせれば「楽しむつもりでいて、楽しみながら、逆にあなたは傷つけられている」、そんな時間だろう。どこか空虚な時間。


まぁそんなことはいいんさ。最近やたら流れてくるこれ。

踊る暇があったら 発明してぇ
歌う暇があったら 発明してぇ
ライブのブッキング蹴って 発明してぇ
そんな発明王に俺はなる

なんか悔しいけど耳に残る。
けど「なんちゅう歌詞や!!!」とおもった。

水曜日のカンパネラといえば中高生のとき「桃太郎」が流行ったなぁとか思い出す。あの時のボーカルが脱退し、いまの人は2代目らしい。いろいろプレッシャーとかあるだろうにすごいなぁとは思う。けど今日書きたいのはそゆことじゃなく。


なんで「踊る暇」より「発明」なのか、ってこと。

僕にとって「踊る」「歌う」はカルチャーの象徴であり、そんな暇があるということは豊かな時間の流れだと思う。

一方で「発明」とは資本主義に乗っかった理化学の発想である。理屈の通った生産性を求める活動。目的的でつまらなく合理的な活動。

僕はむしろ発明する暇があったら、「踊りたい」し「歌いたい」。

「発明する暇があったら、創造してぇ」って歌おうよ。
もっと自由に創造して、カルチャーを楽しもうよ。
心を豊かにするのはカネやモノじゃなくてカルチャーだと、そう信じたいから。


なんでこんな歌を歌うんだろうね。
歌う楽しさを一番知ってる人なんじゃないのか、歌手って。

こんな歌詞が流行る世界を少し悲しく思う。
とかいいつつ、脳内でこの歌はしばらく止みそうにもないのだけど。

最後に、岡本太郎より一言。
「まっさらな目をもて!そして目的を捨てろ!」


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