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ニューミュージックとは新しいポップスのこと

きょうNHKの「あさイチ」ではシティポップの話題を放送していたのですが、その話のなかで「ニューミュージック」が出てきました。

最近の若い人に尋ねても「知らない」「何それ?」と言われてしまうニューミュージックですし、現在は存在しない概念です。
いまさらこんな話をしてなんか需要があるかというと、無いと思いますが、仕事していて気になってしょうがない(笑)ので、昼休みに整理しているところです。
化石の発掘みたいなものでしょう。

ニューミュージックとは?

概ね70年代後半(?)に登場した概念であるところの「ニューミュージック」ですが、いろんな説があります。
しかし僕はとてもシンプルに捉えていて、ニューミュージックとは文字通り「新しい音楽」のことで、もうちょっと詳しく言うと「新しいポップス」のことなんだと思っています。

どこが新しいポップスかというと

  1. シンガーソングライターが歌っている

  2. それまでの流行歌(歌謡曲)と違う

  3. ビートルズの影響を受けている

というあたりかなあと。
シンガーソングライターが登場するまでは、ポップスは海外のポップスの焼き直しみたいな感じで、しかも海外と同様、作詞家・作曲家・歌手という分担があったのです。
つまり海外でもシンガーソングライターが登場してから状況が変わったのでしょうね。

ニューミュージック以前は同じミュージシャンがフォークを歌っていたという状況もあったので、日本のシンガーソングライターはフォークから始まっているような気がします。
フォークとロックが融合して、そこに若者のメッセージや新しい感性が加わって出来上がった音楽が「ニューミュージック」であろうと思います。

ニューミュージックは音楽ジャンルではない

音楽ジャンルというと、ポップスとかジャズとかクラシックとかいうもので、もうちょっと細かくするとブラックミュージックとかウェストコーストとかいう感じになるのでしょうか。

ニューミュージックは、ジャンル的な考え方をするとJPOPに似ている感じがします。JPOPという言い方が一般的になった頃に、ニューミュージックは消滅したような気もします。

ニューミュージックの音楽ジャンルは、フォークとロックだったと思うのですね。(フォークロックというのもありましたが)

とにかく僕らの音楽は歌謡曲ではない!もしかしたらフォークでもロックでもなくてコレなんだ!

という強い主張を時のメディア関係者が形容して「ニューミュージック」という「流れ」があったのではないでしょうか。
とくにユーミンやオフコースなんかは、そういう感じだったんじゃないかなーと思っているのですが。。
その流れは、サザンが出てきたときに決定づけられたような気がします。
その辺りでコンプリートしたんじゃないかなと。(あくまで持論)

ということで、だいたい整理できたのでこの辺にしておきます。
僕が当時、ニューミュージックだと認識していた有名アーチストは、ユーミンオフコース・さだまさしサザンオールスターズです。

いまでもこの人たちは唯一無二なアーチストですよね。

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