平田有

宇宙から帰還したのち人類は踊ってでたらめに通じあう

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    BL短歌のこと

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    かつて多くの二次創作サイトにあったmurmurという日記コンテンツの再開。

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    イベントで配布したペーパーのアーカイブです。

最近の記事

おひっこし

ここで書いていたmurmurという日記ですが、noteというプラットフォームがいまいちしっくりこなくて、お引越しします。今後はこちらにて。ご興味ある方はよろしくおねがいします。 https://eurekabird-murmur.tumblr.com/

    • マストドン初心者がまとめる関連リンク&懸念点 20200221更新

      マストドンを使い始めたのですが、個人的に調べるなかで気になった点などもでてきたので、お役立ちリンクと懸念点をまとめておきます。随時更新。 (ヘッダー画像はmomoro66さんのかわいいイラストをお借りしました!ありがとうございます) マストドンをはじめるときにまず読むとよいものまずはここから。以下のような基本的な情報を学べます。 1. マストドンはどんなSNSか 2. マストドンをはじめよう 3. 基本的な使い方を覚えよう 4. マストドンの専用アプリを使ってみよう 5.

      • 2020/02/06(Thu)〜2020/02/10(Mon) あたまの具合、寒い、お茶、うつわ、遠くに23歳

        2020/02/06(Thu) 随分あたまの調子がよくなったなあと思う。「死にたい」「消えたい」と思うことが減り、まだもうしばし生きることを念頭に生活するようになった。何が変わったのかわからない、ただ今年の冬があまり寒くなかったことが関係しているのかな、どうなんだろう。緊張で言葉を噛むことも減り、頭のなかで走り回っていたことばがちかちかまぶしくてうるさいという感覚はほぼなくなった。余白が増えてぽっかりとしている。 2020/02/07(Fri) 寒い。  知人が「東京」は「

        • 2020/02/01(Sat)〜2020/02/05(Wed) ジャンルの端、真夜中のラジオ、厚底、ひかるにくまん、ここは魔窟

          2020/02/01(Sat) お昼から共有結晶編集部の新年会。砂漠谷さんがいつものようにごはんを作ってくれた。  一、二ヶ月に一度は集まって昼から夜までおしゃべりしているのに、話は尽きず、あとからあとから話したくなったり、聞きたくなったりする。途中、ちょっと抜けて通販処理をしたり、気になっていた事務処理をしたりというのもいつものことで(そしてそれが何かを途切れさせることなく行われる)ふしぎな場だな、と思う。  BL短歌の話もほんの少しした。個人的な気持ちとしてはBL漫画に

        おひっこし

        • マストドン初心者がまとめる関連リンク&懸念点 20200221更新

        • 2020/02/06(Thu)〜2020/02/10(Mon) あたまの具合、寒い、お茶、うつわ、遠くに23歳

        • 2020/02/01(Sat)〜2020/02/05(Wed) ジャンルの端、真夜中のラジオ、厚底、ひかるにくまん、ここは魔窟

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        記事

          2020/01/27(Mon)〜2020/01/31(Fri) うどんすき、ワンス・アポン・ア・タイム、春の気配、求・成仏

          2020/01/27(Mon) 午前中は仕事、午後から大阪へ。  うどんすきをはじめて食べた。お出汁の味が上品で、関東と関西では味付けがぜんぜん違う。二人前を三人で食べたのにおなかいっぱい。  単焦点のレンズのデジカメを探していて、今回の旅行に合わせてリコーのGR2というコンデジを試しに借りてみたところ、使い勝手も写り方も大変良かったので、即購入を決めた。最初は試さずに購入しようとしていたのだけれど、中古でもけして安くないし(定価に比べれば随分安いのですが)、買って失敗する

          2020/01/27(Mon)〜2020/01/31(Fri) うどんすき、ワンス・アポン・ア・タイム、春の気配、求・成仏

          2020/01/23(Thu) ~2020/01/26(Sun) さよならスニーカー、毎日晴天17、手作りコロッケ、言葉の後追いについて

          2020/01/23(Thu)  雨が降ったりやんだり。  朝、出かけにスニーカーを捨てた。この2年、その生成り色のスニーカーばかりをはいていた。ずっと欲しかったのになかなか買えず(服を買いに行くための服がない、みたいなのと同じ理由だ)お店で緊張しながら買い求めたものだった。  履くだけでうれしかったし、どこに行くにも履いていたのだけれど、さすがにぼろぼろになってしまったので買い換えることにした。自分の中の「定番」ができたのはうれしい(初代を手放すのはすこしさみしい)。

          2020/01/23(Thu) ~2020/01/26(Sun) さよならスニーカー、毎日晴天17、手作りコロッケ、言葉の後追いについて

          2020/01/22(Wed) いるいる、いるよね

           昨日とうってかわって昼過ぎになっても気温が上がらず。ウールのコート一枚じゃなくて、ライトダウンも着てくればよかった。(あるとき電車のなかで、おしゃれだなと思ったひとがチェスターコートなどの首元があいた上着の中にライトダウンを着ていることに気づいて以来、真似している。あったかい。)  家に帰ってから、ちょっと勉強して、録画していた「映像研には手を出すな!」の第三話を見た。評判になっているのを知り、途中から見始めたのでまだ細かい設定を拾えていないのだけれど、キャラクターの描き

          2020/01/22(Wed) いるいる、いるよね

          2020/01/21(Tue) ひとの性別を笑うな

           「murmur」という名の日記を再開する。  15年くらい前にお世話になっていた二次創作サイトの多くに「murmur」という日記があった。好きなキャラクターやカップリングのことはもちろん、なんとなくの今の気分、そういったものが共有される場所で、読むのが好きだった。演出されすぎているわけでもあけっぴろげでもない、絶妙な距離感だったなあと感じる。いまツイッターで触れるテキストはダイレクトすぎて、時折苦しくなるのだけど、自分自身もそういったダイレクトすぎる言葉を発しているのだろ

          2020/01/21(Tue) ひとの性別を笑うな

          LOG Vol.02 - 20180504

          荒れ地の食卓、そしてげんじつを唱えたのちに焼くベーコン えいえんに明日からまわす洗濯機 ひとりぽっちココナツミルクと語り合う ああそんな群れになったら春みたい まるまっているときもある蟲の王 莢のなかねむる子どもを揺り起こす 「ぼく」という許可制らしい一人称 シリアスは入れてないです召し上がれ スプーンに掬われてプリズン いにしえの遺伝子まれに翅をもつ 目印は地球のそとで燃えていた 隣人は流れていずれ川になる 冒険者たちも眠っている底よ 浮き上がる箇所は人差し指だった 揺

          LOG Vol.02 - 20180504

          LOG Vol.01 - 20171123

          だんごむしと夜のきりん皮膚だから剥がしてみたらほらあらわ うつくしいかんばせひとつだけなのね シリアスに打ち明けられてスプーン曲げ スカートを折り曲げていたころからよ 砂時計くびれが折れてしまったの 回転をはぐれてやすむ山手線 死にたいと言えないでいる夜のきりん 背が伸びたわねえよごれた血とパンツ おっぱいは大きくなって黙秘します 脇のしたで水銀の群れは眠るのか 加害者の皮膚を纏えば安堵する 丸まるとしずかなここちだんごむし 振り上げて下ろさないまま旗を振る 耳ちかく火花

          LOG Vol.01 - 20171123

          ワールド・イズ

          はなまるをぴっぴとつけてゆくひとののっぺらとした笑みをみている ゆびさきのかたちを確かめてみますどこかで死んだかもしれぬ兄弟(ねこ) にいさんと呼ばれる夕べ踊り場でターンしつづけているつまさき 菜の花のまばゆい川原を歩むとき湯掻かれる菜のめぐりを思う みなノラと呼ばれて育つこの町の夕暮れをゆくぼくはいちまつ ひい、ふう、みい やくそくをたくさん持っているにーさんのくつはぴかぴか はなまるをぴっぴと捨てたぼくたちもまた幾重かの次元の呼吸 おそ松さんとわたし 軽い

          ワールド・イズ

          鳥の目

          空気は大地にとどまり 風となるには時を要する 繰り返されてきた旅の途中 わたしは待っている 一帯の境界 けものと幾ばくかのひとびとの 山に溶けこむゆるやかな境界 (ここにはいないひとびとと幾ばくかのひとびとの) 渡りの鳥だ ああほんとうだ渡りの鳥だ 青年の眼差しが わたしに語りかけてくる おまえはこれからどこへいくの わたしは答える 南へ 青年は頷き少年は問う 鳥のことばがわかるのですか 青年は笑う いいやそんな気がするだけだ いまはただわかりたい気がするだけだ 一

          ゆめをみている

          ゆめでしたサイの歩幅をはかるひと 入社一日目は匍匐前進で お茶を出す絶えぬ銃声聞きながら 山むこうに聞こえるように言いなさい 虫かごの上司にしっぽ ありません 撃つときは尾びれを使えと先輩が 執務室内溶存酸素量不足 「ここのひと肺呼吸慣れしていくの」 みんなすぐ忘れる去ってゆくゆめを まなうらにTo Be Continuedと字幕

          ゆめをみている

          付け句 #雨がやむまでこのままでいい

          えいえんにはまわれないからぼくたちはあめがやむまでこのままでいい 境界が明々と燃ゆ海にいて雨がやむまでこのままでいい これがたぶん一度きりのキャッチボール雨がやむまでこのままでいい

          付け句 #雨がやむまでこのままでいい

          ノンフィクションドリーム

          夜毎目をつむれば来世青の群れ (おんなに生まれ)すわり心地を聞かれます きみもまた魚でしたか爪を切る 凹凸のないたましいをつまむゆび みどりごの肌を流れる青き川 みなひとりひとりと立って停留所 日に透ける葉脈ぼくも生まれたい ゆびの毛も増えればいずれ鳥の思想 積もるようモクレンの枝に咲くたまご バスはゆく道は呼吸の痕そして

          ノンフィクションドリーム

          風花

          樹の洞のような肉体ぼくの掌はかなしい星を撫でていますか いつか芽がでるのでしょうねあしの指のぼるてんとうむしを見ている みどりごがなきやまぬゆえツナ缶をかたっぱしからあけて あかるい このいのちをなかったものにしてしまう出席簿ですなんてざんこく にいさんがのたれしんだというしらせ とどいていないだけのおしらせ マタニティドレス永遠にやわらかな手織り機で織るゆめのよう(ゆめ) ゆりかごのあいだにねじれたこどもたちほどいてゆけば一本のいと 鍵盤をことばのかわりにたた