九州の雪01

九州の雪。 2018.1.16

僕は山の人である。ある時期からそう自覚するようになった。南の海でリラックスする我が身を夢想したこともあるが、実際にそんな場所に身を置いてみると、得も言われぬ違和感が湧き上がり、戸惑った覚えがある。気付いたらもう20年近く、山のそばに暮らしている。

山やその周辺に住むと、九州と言えども夏は涼しく冬は寒い気候が手に入る。夏に限って言えば、盆地である日田は、必ずしもその例にあらずだが、概ねそういうことになる。つまり、標高を上げれば南国のイメージの強い九州にありながら、冷涼な環境を手に入れることができるのだ。言ってみればいいとこ取り。12年住んだ東峰村、現在の日田がそんな感じ。
また、日田は夏こそ高い気温が全国ニュースになるが、日中に急上昇する高気温が灼熱のイメージを拡散するものの、朝晩は涼しい。真冬に至っては、氷点下の朝が普通で、雪も度々舞うし、山間になれば積もることもまったく珍しくない。九重まで脚を伸ばせば、そこはもう雪国。もはや九州ではない。九州に居て、これらを堪能することがとても愉快に思える。

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・ささやかな雪だが、うれしくて早く散歩に出る。参拝客もいない。

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・木々まで積もってくれたら、興奮は極致。チャンスは2月だろうか。

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・仕事先に山越えで行ってみたらこの通り。日田では、冬はスタッドレス。