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狩猟と農耕。 2021.4.9

縄文と弥生とするのは、あまりに乱暴だろうから、基本的なライフスタイルで分けてみた。でも、伝えたいのは人のタイプ、性格の違い、生き様の差といったあたり。近ごろ、いろんな方々と仕事をしていて、こうした根本的な違和感に包まれることが度々ある。

クリエイティブ系と事務系の差にも似ている。つまり、狩猟タイプは結果が出れば良く、過程をどんなに着実に積み上げても、逃げ回る獲物が手に入るかどうかはわからない。刻々と変わる状況を見ながら、都度最善の打ち手を決めていく。アドリブと決断の連続。一方農耕は、種蒔きの時季があり、芽が出て、苗が育ち、実が生り、収穫までの一連の決まり事。
手順を踏まなければ前には進めない。故にスケジュールも立てやすい。原則はあっても定型がない狩猟のアプローチは、農耕からすればギャンブルにしか見えないのではないか。狩猟ではプロセスを丁寧に辿っても結果は約束されない。クリエイティブはこちらに近い。アイデアが出るか出ないか。アイデアハントは決して手続きではないのだ。わかるかなぁ。