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サウナと登山

日々のあれこれを北の国から綴るメモ

環境の変化があり時間にも心にも余裕がなく、心身ともに疲弊した日々を過ごしていたわたしに、友人から山登りをすすめられたのは何年も前の話。

もちろん、山登りをする時間も余裕もない事情を知っている友人に、なぜ山登りをすすめてくるのかたずねたところ...

山登りは登っている最中、最初は景色を楽しんだり、会話を楽しんだりしつつ登っていくけれど、そのうちだんだん身体が辛くなり、景色を楽しむ余裕がなくなり、なぜこんな辛い思いをして山に登っているのだろう、この苦しみに意味はあるのか...このままやめて下山しようか...という思考になるという。
仲間と励まし合い、へばりつつも何とか登頂すると苦労して登ってきた山頂からの景色は、言葉では言い表せないほど美しく、達成感と感動に包まれるとのこと。
短時間での苦労、挫折、達成感...その経験をした友人は山登りは人生の凝縮ではないかという。
心身ともに疲弊しているわたしにぴったりではないか?との事だった。当時のわたしは結局、山登りを遂行することが出来ずその土地を離れることになってしまった。

そのエピソードを、サウナに入っている時にふと思い出した。

ん...?

サウナ室はエイッ!と気合をいれての入室。
最初は余裕があり暖かさが心地よい。徐々に肌が熱くなり汗が流れ、心拍数が上昇していく。3分も入っていればサウナ室から出るか出ないかの自問自答。限界に達すると水風呂へ。熱さの苦しみから次は冷たさの苦しみへ。
ぐぬぬ!と我慢ののち冷たい水は一瞬で体を包み込み、熱気の記憶を消してゆく。最初は冷たく感じる水も水中での羽衣をまとい、徐々に心地よいと感じられるようになり、水風呂から出ると外気浴で体を冷やしながら心地よい開放感を味わう。

この短時間での苦労、挫折、達成感...サウナも人生の凝縮では…?なんて思いながら、サウナに入る今日この頃。いつか、山登りも挑戦したい。

サウナは自己流で入っていたけれど、どうせ入るなら正しい知識で入りたい!と、サウナ本を購入。医師の著書なので身体へのエビデンスなども記載され、読みやすくおもしろい。

「サウナ」の文字が箔押し仕様なので光っていてすてき。イラストもゆるく読みやすい。
今治のサウナハットタオル

サウナ時間を快適に過ごすべく、サウナハットを取り入れる。ひとめみて忍者好きなわたしとしてはこちらを購入。

サウナで心身ともにととのえたい。

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