「自分、社会不適合者すぎ…」と悩んでいた私へ

拝啓

なんていう堅っ苦しいのは苦手なので無しにしましょう。

どうも、来年度の私です。
話を始める前に、先に伝えておきますね。
今、私はとても幸せです。

さて。今、あなたは社会人2年目ですね。
自分の仕事できなさに落ち込んでいます。それはもう。

同じミスを何度もしてしまう・頼まれていたことを忘れてしまう・突然の電話に気を取られてもともとやっていた作業を放り出してしまう・時間の読みが甘すぎる・マルチタスクができなすぎる etc…

真面目で心配性なのに、忘れっぽくて考えなしに動いてしまうあなた。
真面目ゆえ、ミスをしたこと自体にも、それによって注意を受けたことにも、とんでもなく落ち込んでしまっていますね。

転職を考えるも、「どうせどこにいっても同じようなことをしてしまう…」となかなか一歩を踏み出せず。

「私って、社会不適合者だったんだ…」

いいえ、違います。

あなたが社会に合っていないんじゃない。
その社会があなたに合っていないだけ。

社会って、たくさんあるんです。

あなたがいた、「地方都市の中小企業の正社員」が集まる社会は、あなたに合っていなかったかもしれない。
もしくは、あなたが勤めていた会社がピンポイントにあなたに合っていなかっただけかもしれない。

大丈夫。あなたに合う社会、ありますから。
今、私はあなたが愛して止まなかった地元を離れ、遠く遠くの田舎にいます。
電車が走っていない・猪、鹿、熊が出る・バスは1日に2本クラスの田舎にいます。
そして、毎日幸せを噛み締めながら生きています。

町の人たちは、みんなあたたかいです。
「無理しすぎず、ぼちぼちね」「ごはん食べれてる?おかず持って帰る?」「これ使って。あげるよ。いーのいーの、どうせ使ってないから」「うちの畑貸そうか?」「子猫持って帰る?」「この前言ってた梅酒、ふみさんの分だけだけど持って帰って!みんなに見えないようにね!」

得体の知れない遠くからきた若者に、みんな優しくしてくれます。
仕事は、主に農業をしています。
自分のペースでゆったりできて、途中で邪魔が入ることもないから気を取られて元の業務を忘れることもなく。失敗しても「大丈夫大丈夫!」と言ってくださる優しい農家さんに囲まれています。

あなたが、一歩勇気を出して進んでくれたから。

ありがとう。
もう、大丈夫だよ。

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