見出し画像

最近読んだ本「ぼく自身のノオト」

ふだん読む本はけっこうシリアスなのとか新書とかが多くて、たまには優しい本が読みて〜〜……と思ったので年末に知ってから欲しかったこれを買って途中まで読んだ。

中学とか高校の頃、スクールカーストに精神を支配されて自分の人間性を受け止めきれず、ひたすら周囲にアジャストしようとジタバタしていた若き日の自分に読ませたい。まあ、あの頃は読んでもなにも感じなかったかもしんないけど。

37歳の私が読むと、そうやって昔の自分を慰めたくなるような気持ちになりつつ、だけどいろいろ上手く行かなかったあの日々を超えて今この本のメッセージを受け止められるようになっている自分にジーンとくる。

こうあるべきっていう規範意識や刷り込み、正論のふりをした押し付けやレッテルに人生をコントロールされがちな人、そしてそんな自分にうっすら気づきながらも、心に従って自己をむき出しにして生きるのが怖い人、そういう人に寄り添ってくれる本じゃないかなあ。

やさしい本だった。

この記事が参加している募集

読書感想文

いただいたサポートは、記事かマンガをつくるために必要な支出として使わせていただきます。いつも読んでいただき、ありがとうございます!