レトロモダンな雰囲気が素敵な、大正～昭和初期の広告ポスター。この魅力を、ミュージアム部的視点で暮らしの中で楽しめるグッズに展開しました！

みなさまこんにちは、ミュージアム部 mitu.です。日本で唯一の広告ミュージアム・アドミュージアム東京とミュージアム部のコラボ企画第２弾。「大正から昭和初期の広告ポスター」から生まれたふたつめの企画「刺しゅうワッペン」をご紹介します。

なぜ「大正から昭和初期の広告ポスター」なのか？
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レトロモダンな雰囲気が素敵な大正～昭和初期

広告ポスターの中でも、特に私が魅力的だと感じた「大正から昭和初期のポスター」。西洋文化の影響を受けて、日本の技術や意識が大きく変わり、広告ポスターにも色濃く写し出されました。その結果、この時代の広告ポスターは、レトロモダンな雰囲気でとっても素敵なのです！

そんな時代、数々の企業が出すポスターの中から、ふたつめの企画のデザインとして私が選んだのが〈飲料ブランド〉のポスターです。

というのも、もともと個人的にレトロ系ポスターとしてイメージが強かったビールのポスター。美人が商品を手にもってにっこりほほえむ……昔のポスターにはそんなイメージがありました。（私がビール好きなことが、大いに影響しています・笑）

しかし、アドミュージアム東京の膨大なコレクションを拝見していると、これまで私がイメージしていなかったタイプの「主人公」を据えた、広告のポスターが出てきたのです。
“この驚きと面白さを知ってほしい！”という思いから、今回はあえてポスター全体ではなく、主人公のみを取り出して「刺しゅうワッペン」にしました。

ポスター主人公に注目！「刺しゅうワッペン」

私が驚きと面白みを感じ、さらに刺しゅうワッペンにするとカワイイ！と厳選した、主人公たちをご覧ください。

〈ゾウ〉

巨大なビール瓶びんを鼻で掲げた巨大な〈ゾウ〉を、足もとの群衆が見上げた様子を描いているのは、かつて存在した日本のビールメーカー帝国麦酒の大正期のポスター「サクラビール」。
ゾウもビール瓶も非現実的なサイズなのですが、その圧倒的な存在感で、目を奪われるデザインです。今回どうしてもいれたかった、アニマル主人公。

〈モダンガール〉

ワンピースにボブヘアーの〈モダンガール〉が、椅子を傾けて座りながら、炭酸飲料が入ったグラスを眺めている様子を描いているのは、星製薬の大正期のポスター「ホシ雲井櫻くもいざくら」。
このポスターは、主人公がこちらを全く見ず、真横からのアングルで描かれているのがとても新鮮でした。ペールグリーンのワンピースにピンクのタイツという色遣いも、たまらなくカワイイです。

〈登山家〉

左手に登山道具のピッケル、右手にビールの入ったグラスを持った〈登山家〉がにっこり微笑むのは、こちらもかつて存在した日本のビールメーカー大日本麦酒（現在のアサヒビールやサッポロビールの前身）の昭和初期のポスター「サッポロ黒ビール」。
山の上で乾杯するために持ち運んだのでしょうか、背中のリュックにはビー
ル瓶が詰まっています。このおじさんは間違いなく「乾杯！」しています。

どの主人公たちも、コップや瓶を掲げているからでしょうか、見ているほどに、何だかハッピーな気持ちになりませんか？
当時のポスター制作者たちが、工夫を凝らしたデザインは、たとえ主人公だけ取り出しても、見る人をひきつける力を持っているように感じました。

お好みの場所にペタッ！

刺しゅうワッペンの裏面は、粘着フィルム仕様。そのままシールとしてペタッと貼ることができます。

また布の場合は、アイロン接着することが可能です。お手持ちのシンプルなキャップやトップスに貼り付けて、あなただけのオリジナルアイテムにしてはいかがでしょうか。

さらに、一緒にお届けするフェルトブローチに貼れば、いろんな場所に付け替えられる刺しゅうブローチに変身！　これならば好きな場所に着けたり外したりできますよ。フェルトブローチのカラーも、刺しゅうワッペンとの相性を考えて選びました！

暮らしの中にもペタっと登場させて、お楽しみください♪

おまけのつぶやき♪

私と同じビール好きの方は、この刺繍ワッペンを使ってビール好きをアピールしませんか？ また、ビール好きさんへのプレゼントにもおすすめです。そして、ぜひ、刺しゅうワッペンを通じて、こんなに素敵な主人公が登場する「広告ポスター」についても話題にしていただきたいです＾＾

アドミュージアム東京のポスターライブラリー

今回、コラボレーションした「アドミュージアム東京」には、江戸時代から現代まで、広告にまつわる約33万点の資料が収蔵されています。その中でもポスターと分類されるものは約3万点！

常設展示内の、日本の広告の発展がわかる資料を紹介したゾーン「ニッポン広告史」では、時代の流れとともに多くのポスターを見ることができます。

ぜひ、各ポスターが制作された時代に注目してご覧ください。その中に含まれた、歴史的エッセンスに目を向けてることで、より深く楽しむことができます。

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