フジタヨウヘイ

だいがくさんねんせい

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マガジン

  • 出版甲子園実行委員会日記

    • 86本

    出版甲子園を運営する実行委員が、日々どんなことを思い活動しているのか、そんなことがわかるマガジンです。毎日更新します!

  • 本という媒体に関して考えているノート

    本という、狭そうで広い世界について思ったことを大雑把に

最近の記事

アメリカ大統領選挙にそこまでの関心がない

のは多くの日本人にとって同様なのではないかと思っているのだけれども、なぜメディアはこうも大量にこのことを報じるんだろうか。 何度も何度も「決定は遅くなる」と言っているのだから、続報があれば伝えるくらいでいいのに、みっちり時間をとって大統領選挙について報じる。今日のニュースは東京と北海道の次にアメリカの州の名前ばかり聞くという気持ち悪いニュースだった。NHKのニュース7。最初35分くらいアメリカのニュースを報じていた。何度も何度も聞かされた2000年のときの長引いたエピソード

    • 「ショーシャンクの空に」を見た、その他

      11/3、文化の日、NHKのBSプレミアムでお昼くらいからこの映画を見ていた。「BSプレミアム」の枠はとても「いい映画」が揃っている雰囲気が漂っているからよくお世話になっている。この番組表を眺めるだけでも面白い。 この映画、とっても面白かった。なんだか、すごく人間味があって、すごくわかりやすいところとわからないところが混在していて、見応えがあったし、1分たりとも退屈しなかった。二時間半の映画は正直なところ少し身構えてしまう(二時間半あれば9時半から昼になる、これは僕にとって

      • 何か決まり切ったことを書くのが嫌いになりました

        とタイトルを打って書き始めている時点で矛盾を抱えているけど、まあ、最近そういうことを思うことが多くなった。 なんというか、今いろいろな場面で見る「言葉」って、全てを決めにかかって生まれているような感覚がある。つまり、その言葉は、ある程度の力を持つことを前提にしていて、共感と反感を持たせて。まあその先はSNSをにぎわせようとしているとか、ただ金を稼ぎたいとか、いろいろと目的は違うだろうけど。でもそんな気がする。 最近の「鬼滅の刃」ブームにあやかる動きは本当に気持ち悪い。とい

        • 「あなた」への悪口、その他もろもろ

          どうも。大学三年生です。 気付いたら、三年生になってから結構経っていた。結構驚き。 もう11月になった。あと二ヶ月で「今年」がおわる。「今年」という区切りが僕には大した意味を持たないことはよくわかっているけど、そういうことを言いたくなる。 そして、あと一ヶ月でサークル人生が終わる。長かった。これを後輩が読んでいたら困るかもしれないけど、まあ長かった。今年一年間はセンパイ風を吹かせてたらもう終わりそうだけど、まあ昨年はしんどかった。解釈を変えればこの三年間のこれに費やした

        アメリカ大統領選挙にそこまでの関心がない

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        記事

          オーケストラを見た。『パラサイト』みたいな経験をした。あと、踊る指揮者がよかった。

          *若干の『パラサイト』ネタバレがあります。 先日、知り合いの招待で、若者が主役のとあるオーケストラの演奏を見に行った。見るのは2回目だった。普段全く縁のない世界に触れられる数少ない機会だと思って行かせてもらっている。 そんな中、僕が毎回(といっても2回だけだけど)困ってしまうのが、チケット受け取りだ。「受付の人に名前を言えばもらえる」と聞いてなんとかなるだろうとその場ではなるのだが、実際に行ってみるとどうもうまくいかない。 1回目に行った時は、ホールの受付ではなく劇場の

          オーケストラを見た。『パラサイト』みたいな経験をした。あと、踊る指揮者がよかった。

          『i-新聞記者ドキュメント』を見た。「左」の映画に見えるけど、これは完全な「リベラル」。

          11月から上映されてきた『i-新聞記者ドキュメント』という映画を見てきた。上映が東京ではもうすぐ終わってしまいそうだったので、ガンバって早起きして、吉祥寺まで足を伸ばした。 先日、大学の授業で望月記者のお話を聞く機会があった。そして、それをきっかけに、僕なりに政治に興味を持つようになった。 「政治に興味を持」って数ヶ月。大学の教授などの影響を知らず知らずのうちに受けて、ツイッターのタイムラインは「左」に傾き、政権批判を見ては頷くような体質になった。そして、家で購読している

          『i-新聞記者ドキュメント』を見た。「左」の映画に見えるけど、これは完全な「リベラル」。

          『パラサイト』を見た。たぶん「半地下」って僕たちが住む「ココ」では?

          先日映画『パラサイト』を見た。映画を観終わってスマートフォンを開くと「アカデミー賞4部門受賞」というニュースがちょうど流れてくるという、いいのか悪いのかわからないタイミングで見たこの映画だったが、まあ、とにかくすごかった。今回は、映画素人の僕が同映画のどこにどうすごいと感じたのかを書いていく。 ※注意※ これからの文はネタバレを含みます。ご注意ください。 今回僕が主張したいのは以下の5点だ。 ①無駄のない3時間 ②気持ちよすぎる伏線回収 ③たぶん「半地下」って僕たちが住む

          『パラサイト』を見た。たぶん「半地下」って僕たちが住む「ココ」では?

          落語を観たときに感じた違和感を話すだけです。

          先日、渋谷PARCOの8階にあります、PARCO劇場の「こけら落とし」として行われた「志の輔らくご」を見に行ってきました。 落語を観るのは、高校の部活で落語をやってた時ぶりくらいで、3,4年ぶりとか、そんな昔のことになっていました。 志の輔師匠の落語は生で初めてでしたし、新PARCO劇場のこけら落としってことで胸も踊りました。ですが、師匠の落語を見ていると、なんか違和感というか、落語を鑑賞するのって難しいことだなあって思いました。 もちろん、志の輔師匠の落語は、もう格別

          落語を観たときに感じた違和感を話すだけです。

          二子玉川 本屋博、素晴らしい空間でした。

          渋谷から田園都市線で10分強、二子玉川という街で、1/30と2/1に「二子玉川 本屋博」というものが開催されていた。 このイベントは、東京を中心に40の本屋が集まって、本を売ったりトークショーをしたりといった「フェス」だという。大学の授業でこの話を聞いて興味を持ったので、僕も2/1に行った。今回はそのレポートというか、感想というかを綴る。 二子玉川駅の改札を出て右に曲がると、すぐに会場があった。駅近で屋根がある立地。バス停や商業施設と駅の中間地点にあり、たくさんの人が通る

          二子玉川 本屋博、素晴らしい空間でした。

          沢木耕太郎『あなたがいる場所』:現実と人間は偶然であり気まぐれである。

          沢木耕太郎の短編小説集『あなたがいる場所』を読んだ。僕は今、沢木の作品を意識的に多く読もうとしていて、この本はその中で偶然出会った一冊だ。 ノンフィクション作家である沢木耕太郎が書いた小説というのは、僕にとって特に目を引くものであった。僕にとって沢木は、文藝誌に、周りが小説ばかりの中ノンフィクションを載せるような根っからのノンフィクション作家だという意識があったからだ(もちろんそれは雑誌編集側の意向よるものだが)。 今回は、そのような沢木耕太郎が描いた小説の世界に対して、

          沢木耕太郎『あなたがいる場所』:現実と人間は偶然であり気まぐれである。

          沢木耕太郎『凍』:クライマーには絶対なりたくないと思わせるほどのノンフィクション

          大学生になって初めてスラムダンクを読んだとき、「もし小学生の頃にスラムダンクを読んでいたら「バスケットマン」になっていたかもしれないな、」と思った。現に、多くのバスケボール選手たちはスラムダンクを(もしくは、黒バスやあひるの空を)読み、夢を大きく膨らませたはずだ。 しかし、この『凍』には、そのような優しさが一切と言っていいほどない。夢や憧れを凍えさせてしまう程の力があるように感じられる。この『凍』という作品に、一方的に「現実」という強烈なダンクシュートを決められてしまう。現

          沢木耕太郎『凍』:クライマーには絶対なりたくないと思わせるほどのノンフィクション

          いろいろなモノに触れる。

          10月は僕にとってはなかなか濃いもんでした。突然ですが。 このひとつきで一番大きかったイベントは、ゼミ選びかなあと。まあ、明後日に結果発表なので、いま呑気なことを書いて、これでもし落ちていたりでもしたら、寂しい話ですが、まあ、それに向き合ったことで少しは自分が見えたかなあということで、綴りましょう。今回は一般受けしないnoteです。備忘録みたいな面が強いでしょう。 ゼミを考えていた時に、僕は、「人よりも勝ってるもんねえなあ」という、ある種自己嫌悪的な状態に陥りました。部屋

          いろいろなモノに触れる。

          世紀末の原宿

          世紀末の原宿

          映画『JOKER』は、主人公が意地でも「笑い者」になるまいと奮闘する話である。

          ※ネタバレを含みます。 ※何も背景情報を知らないにわかの主観です。 天皇陛下のニュースしかやっていない10/22、映画『JOKER』を見た。映画が終わった直後、人生何も考えずに生きていそうなカップルが「面白かった」と話していた。 映画館を出た後、一緒に見に言ってくれた人が僕にこう言った。「面白いってなに。その感想がわからない。」 「面白いってなに。」この言葉は『JOKER』全体で常に観客に問われていた命題ではないだろうか。そして、映画が終わった5秒後に「面白かった」なん

          映画『JOKER』は、主人公が意地でも「笑い者」になるまいと奮闘する話である。

          なつやすみはやっぱ虫とりでしょ!

          ハタチになりました。 “大人”になったからでしょうか、まあその前からではあるんですが、虫を見ると、皮肉を感じるような体質になってしまいました。あるいは、素直に虫を見れなくなってしまいました。簡単に言えば価値観が大きく変わってしまったということですが、その一言で終わらせたくない漠然とした気持ちの中夏を過ごしています。 今回は、僕が普段撮っている虫の写真をお見せしながら、僕が感じた皮肉を綴っていくという、不思議な記事にしたいと思っています。 ✳︎✳︎✳︎ ✳︎✳︎✳︎ ✳︎

          なつやすみはやっぱ虫とりでしょ!

          夏休みだー!(わー!ってならない年頃)

          夏休みが怖いな...なんて思ってます... 僕に夏休みがやってきました〜〜〜〜! けど、なんかそこまで晴れた心持ちではありません。 学校がなくなり、僕はまた二ヶ月の自律生活を強いられることになるのです... 夏休み、ぼーっとしてると無益なまま終えてしまいそうです。 今僕は色々な「やりたいこと」を書き出していますが、このうちどれほどがなかったことにされるか... 全てなかったことになったりしたら...怖いな... まあこの夏休みに、晴れて僕も「ハタチ」になります。

          夏休みだー!(わー!ってならない年頃)