思い出の味がアジ

自宅最寄り駅前にあるスーパーに立ち寄ったときのこと。鮮魚コーナーに行ってみたら生のアジが並んでいたので、珍しいと思って買いました。
東京に住んでいたときは焼津や銚子あたりから入荷のアジの開きを焼いて食べたものですが、札幌ではアジ自体が珍しいし、ましてや生の切り身はこのスーパーで初めて見たかもしれません。札幌では馴染みがない魚だからか売れ残って半額シールが貼られており、値段にもつられました。

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買ったまではいいけれど、問題はどう調理するか。三枚におろされて半身になっているし、生だから素揚げもアリですが、たぶん4年ぶりに口にするから「味を懐かしもう」と思って、ただ加熱するだけにしました。これは料理が苦手だからという理由もありますけど。

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フライパンの上にクッキングシートを敷いてアジを置いて、蓋をして加熱して頃合いを見て上下をひっくり返すことを数回。生焼けを防ぐため弱火で15分程度じっくりと加熱し、皮ではなく身のほうが少し焦げ付いたところで、お皿に移して、終わり。

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「見た目がおいしくなさそうになるのはなぜだろう?」と思いながらも、ちゃんと焼けていることのほうが重要なので、お箸で身をほぐしてちゃんと焼けていることを確認して、あとは骨に注意しながら食べました。
その味は「やっぱりちょっと懐かしい」と思ったから不思議なもの。

“東京の思い出の味がアジになっていたとは・・・”

アジに対して、自分で自分がどんな認識を持っているのか再認識したのでした。
「たまにアジを食べるのも悪くない」とも思ったので、値段によってはこれからも選んでみようと考えています。ただ、そもそものこととして、アジが毎日入荷するとは限らないみたいなので、そんな巡り合わせが次にいつあるのやら。でも、見つけたらアジの味を味わってアジたに備えたいですな、はっはっは。


(お読みいただきありがとうございました。内容に共感していただけたら心付もお願いします)

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