見出し画像

女子W杯 なでしこジャパン Cグループ第2節 コスタリカ戦

なでしこジャパン連勝!!からの~グループステージ突破確定!

歓喜に沸いたコスタリカ戦の備忘録を書いていきます。


スターティングメンバー

両チームのスターティングメンバーは以下の通り。

※sofascoreより

初戦のザンビア戦から4人変更。
石川→三宅
長野→林
遠藤→杉田
宮澤→猶本

ちょっと予想外でしたが、ここは大胆に入れ替えて多くの選手にW杯の舞台を経験してもらう意図もあるはず。

ガラッと左の攻め手が変わりましたね。
スピーダーコンビの遠藤、宮澤とはまた違った攻め方を見せてくれるのか期待大!!


努力からの覚醒とメンタル

ザンビア戦に続き、コスタリカ戦でも基本的にボールを保持している時間が長いのは日本。

途中で気づいたのですが、右サイドの藤野+清水+長谷川ってベレーザという共通点があるんですね。
どうりで連携がずば抜けて良いわけだ。ザベレーザトライアングル

左は杉田と猶本が大外ラインを入れ替わったりしながら攻めてます。

猶本は色んなニュースであるように、苦難を努力で乗り越えてきた彼女。
昨季WEリーグでもMVP級の活躍して満を持してのW杯。
並々ならぬ気概で臨んでいるのが伝わってきます。

なでしこは12分にCKからキャプテン熊谷のヘッド。
猶本のシュートの跳ね返りを、清水と藤野でキャプテン翼のツインシュートを試みますが失敗。
などチャンスを創り続けていきます。

そして先制点は日本が!!!!

25分、

田中からパスを受けた猶本は、そのままPA左内まで運び左足一閃!!

対角に見事に打ち抜き、ネットを揺らします。

少し前に同じようなシュートを弾かれているので、ここでは更にインパクトとシュートコースの微調整を加えたのでしょう。たぶん。
リーグ戦ではトップ下やボランチとしてチャンスを供給する側にいることが多い猶本ですが、昨季は加えて得点力もついてきていました。

そしてこのゴール。
これはもうストライカーとして覚醒しつつありますね。

ポジション的にも時より2列目というより田中との2トップに近いような場所でプレイしていました。
とはいうものの、持ち味の展開力やチャンスメイクも披露していてこの大会で更にスケールアップしそうな気がしまくりです!


その2分後に追加点が!

右サイドで保持した藤野が相手DFを抜きそのままPA内へ侵入。
角度のない位置から強烈なシュートを放ち、GKとポストの僅かな隙間を縫い
見事ネットを揺らします。

このゴールもやばいでしょ!!角度ないところから。
あの位置でニアにシュートを狙うという、このメンタル!!!

これですよこれ!

これが我々には必要だったんだ!

それを19歳の藤野が教えてくれました。

このゴールで藤野は、
日本人選手として初めて10代でワールドカップの舞台で得点した選手に。
それどころか、男女合わせてワールドカップ史上最年少でゴールした日本人選手となり、その名を歴史に刻んだことに。恐るべし。

もうシンデレラガールになってくれぃ。


一極集中であっという間に2得点し、前半は終了。


危なげないのは良いけども

後半はコスタリカも攻勢に出ますが、統率の取れたCB陣とカバー力の高いボランチを含めて、コスタリカに決定機を創らせないなでしこジャパン。

後半14分に、
田中→植木
藤野→宮澤

更に29分には
猶本→清家
林→長野

と交代選手を投入していきます。

清家って2列目もできるのか。まぁ、得点力はありますからね。

植木と宮澤を筆頭に更に追加点を狙いに行きますが、コスタリカGKに阻まれ続け結局後半では得点が生まれませんでした。

後半に追加点が取れていれば文句なしの試合展開だったのですが、、、
そこはまだまだレベルアップの余地があるということで。
我々はもっと強くなれる!!!

その後もスコアは変わらず2-0で試合終了。

これで2試合連続の複数得点とクリーンシート達成し、世界になでしこの強さを見せつけることに成功しています。

これにより見事自力でGL突破達成!!!!

ないすぅぅぅぅうう!!!!!!!!!!!


コスタリカ戦の平均ポジションはこうなっております。

※sofascoreより

非常にコンパクトに纏まっていますね。バランスよくね?
ボランチが近いのも連携が取れている証拠!


ハイライトはこちらから見れます。
Japan v Costa Rica | Group C | FIFA Women's World Cup Australia & New Zealand 2023™ | Highlights | Stream with FIFA+


雑感

GL突破確定したことで、スペインと心置きなく戦えますね。

加えて90分に清水に代えて守屋を入れて、
これでGKを含めず、怪我をしている浜野と怪我明けの高橋以外はW杯の舞台に出場したことになります。

これは勝トーナメントで戦っていくうえでとてつもなく大切なことで、
少しでもW杯の雰囲気を感じることで過度な緊張は抑えられ、普段通りのプレーができるようになる。
そういう意味では監督の采配も良かったと言えそうですね。太さんないす!

2節終了時点で、得失点差の惜しくも2位につけているなでしこ。
グループステージ最終戦のスペインとの大一番に勝てば胸を張って首位通過となります。
ここまできたら因縁の相手であるスペインに勝ってほしいですね。


3節スペイン戦は31日16時から。
NHK総合でも放送されるから、見れない人は録画予約をしておきましょう!

この記事が参加している募集

サッカーを語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?